うまく弾けるようになるかどうかは、結局は続けて練習できるかどうかが鍵になるでしょう。練習を根気強く続けていけるようであれば、次第に腕は向上するものですし、練習しなければ上達することもありません。そのあたりは、ギターを弾きこなせるようになりたいという欲求と情熱の問題になると思います。やる気があれば、時間はかかるにしても、身につけることは可能でしょう。
なお、まともに一曲を弾き通せるようになるだけでも、それなりに多くの時間を要するものです。その上では、地道な取り組みと努力は欠かせないでしょう。通常、一日二日で成果が出るようなものではありません。そうしたところを考えると、結果を拙速に求めたりせず、長期的な展望を持って、根気強くじっくりと取り組むのが良いでしょう。
器用さに関しては、そう気にしたものではないと思います。ギターを弾く動作は日常的な動作とは少しかけ離れた動作を要求する部分があり、それは練習を重ねて徐々に馴染ませていくことで身につけていくものになります。もし不器用であることにそんなにコンプレックスがあるのであれば、人一倍練習回数を多く重ねることでそのコンプレックスをはねつけるのが良いでしょう。練習に向かう姿勢さえ間違わなければ、努力した分だけ結果は出るはずです。
なお、腕を磨くための練習は、うまくいかないことへの挑戦が主になります。できることをできるようにやるだけでは、新しいことは身につきません。新しくできることを増やすには、やったことがないことに失敗を恐れずに挑戦し、失敗した時にはその失敗の原因を追求し、その対策を考慮して課題を設定し、うまくないところを解消するように意識して練習する必要があるでしょう。ですので、向上を意識する上では、練習には常にうまくいかないことが伴うものと捉えておくのが良いでしょう。
向上のための練習はできないことを敢えて試すことの連続になります。そのため、集中が切れていたり、疲れていたりすると気分的に追い詰まってくることもあると思います。そうした事態に直面した時に、諦めずに続けていくことができるかどうかが、結局は挫折するかどうかの分かれ道になるでしょう。
もし、実際にギターをはじめて、一日の練習で行き詰ったりした場合には、気分転換とリフレッシュのために、休憩を入れたり、できることをできるようになぞって遊ぶ時間に切り替えたり、あるいはその日はギターをしまって練習を切り上げるなどして、気分をリセットするのが良いと思います。だらだらと締まりなくギターを抱え続けたりせず、メリハリをつけて取り組むのが良いでしょう。
教室に通うかどうかについてですが、その必要性については個人差があると思います。独学で困らない人もいますし、教室に通うことが飛躍的な上達のきっかけになる人もいます。その方針に迷うようであれば、今の時点でどちらと決め付けてみることもないでしょう。独学ではじめたからといって、その後教室に通ってはいけないということもありませんので、はじめは独学で取り組んでみるのも良いかと思います。逆に、今の時点から教室などを見学してみて雰囲気を掴み、どうするかを考えてみるのも手でしょう。最近では大人の音楽教室などというような30代以上の年齢層をターゲットにした教室なども多くなってきていますので、案外敷居は低いかも知れません。
趣味でやるのであれば、そうキツキツに追い詰めた考え方をすることもないと思います。自分が楽しめるようにギターと付き合うようにするのが良いでしょう。興味があるのであれば、年齢なども関係なく、ごく個人的な楽しみとしてはじめてみるのが良いと思いますよ。
参考まで。
お礼
わずか半日で優しい回答または厳しい回答大変ありがとうございます。 この場を御借りして皆様にお礼申し上げます。ギターがそんな甘い楽器でないことは、やらなくてもわかります。もしやるなら中途半端な気持ちではなく絶対うまくなってみせる!という情熱が必要ですね。ありがとうございました。