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添乗員と日本語スルーガイドについて
中国へ行くツアーに参加する場合、添乗員と日本語スルーガイドの内どちらをお勧めしますか?
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旅行業界に長く働いているものです。 添乗員とスルーガイドはまったく役割が違うので、どちらを勧めるか?というご質問には適当な答えがありません。 添乗員とは原則として日本出発から帰着までお客様に終始同行し、旅行会社がお客様と交わした旅行契約通りのサービスが実行されるかを現地サービス機関(交通、宿泊、レストラン、現地ガイドなど)を対象にチェックすると同時に、お客様の旅行中の安全を確保するためのすべての業務を行うものです。したがってガイド・通訳業ではありません。 とは言え、現実にはガイドのいない地域(最近はそれも少なくなりましたが)をガイドをしながら旅行を実施することがやむを得ない業務となることもあります。 中国におけるスルーガイドは「全線随行員」と呼ばれることが多いのですが、ガイド業務よりむしろ日本人添乗員に近い業務をします。したがって訪問する各地では随行員のほかに、その土地の専門ガイドが更に案内業務のためにバスに同乗することが多いですね。 全線随行員なしのツアーもありますが、これはツアー原価を絞った廉価旅行商品のせいかもしれませんし、あるいは添乗員が中国語に堪能で天井経験も豊かなせいで随行員なしでもOKと判断しているのかもしれません。 添乗員なしで全線随行員(中国到着時から出発時まで)のみのツアーもあるでしょう。しかし前述したように、ガイド・案内が主たる業務ではありませんから、サービスにあまり差があるとは思えません。