拝見しました。基本的な情報は押さえているみたいなので、現地情報と治安コスト、時事問題をお伝えします。
(おもな都市)エルサレム:イスラエルが認める首都。ただしほ国際的には、エルサレムがイスラエルの首都であることは承認されていません。
世界遺産である旧市街は、ユダヤ・キリスト・イスラム教の聖地。
テルアビブ:地中海沿岸にあるイスラエル最大の商業都市。
高級ホテルやマリーナなどリゾート施設が集中。各国の在外公館がここに集中しています。
(安全のコスト)
イスラエルのナショナルフラッグ、エルアル航空に乗る場合、まず乗機地で5~10分ほど尋問を受け、その後荷物を全て空けられて中身を
説明させられた後、持ち物全てをX線検査され…、といった手続きをとらされることになると思います。もちろんテロ対策のためですが、
ここまで徹底しているのはイスラエルの航空会社をおいて他にはないでしょう(9・11のテロの後でアメリカ合衆国入国時の所持品検査も
たしかに厳しくはなったが、これの比ではない)
「日本人は水と安全はタダだと思っている。」という名文句がありますが、イスラエルが安全確保のために費やす時間やコスト
というのは相当のものでしょう、我々にはちょっと想像がつきません。
(空路)
国際線の多くは、テルアビブの近くにあるベングリオン空港に到着します。ここからイスラエル各地へは、バスや国内線の飛行機などを
利用することになる為ベングリオン空港をはじめ、イスラエルの空港は検査が厳しく、また時間もかかるので、飛行機を利用する場合には
最低でも出発の3時間前に空港に到着するようにしたほうがいいです。
(出入国審査)
入国審査では、入国の目的や滞在先等の簡単な質問をされるだけだが、出国審査では一筋縄ではいかない。まず、イスラエル滞在中、
どこに滞在していたのか、どういう人物と接触したのか、なぜその場所に行ったのか、職業は何か等、さまざまな質問を高圧的にぶつけて
来ます。その後、旅行バックを全部あけられて下着や靴下の中までチェックされ、場合によっては別室に呼ばれて下着姿にされ、
帽子の紐までチェックされるのです(キブツで使用した洗剤を記念に持ち帰ろうとしたら爆発物と疑われて検査に時間がかかり、
結局出発時刻の15分前ギリギリに出国審査が終った例もあるとのこと)
。空港のお土産店は2階にあり、出国の審査が終わると買えますが・・・
(総括)
パスポートにイスラエルの押印があると周辺の国交の無い国々には、入国出来ません。これも複雑な歴史と現時事問題の
負の遺産といえます。など総括して考えるとそれらのリスクと」引き換えに得られるものは余り無いように思えます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 親切丁寧なご解説ですね、恐れ入ります。 ひょっとして経験者さんでしょうか? 大変分かり易かったです。どこをどうしても テロの危険性があるいう事ですね 大変参考になりました