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なぜ水の値段が1番高いのか・・・
海外(特に欧米辺り)では 他の清涼飲料水やジュース、お酒などよりも水の方が値段が高いと聞きます。 それらの(水以外の)飲み物も、素は水から作られているはずなのに、 なぜ水の方が値段が高いのでしょう? 一般に、質の高い水はミネラルウォーターとして売られて、 質の低い水は清涼飲料水やお酒に使われるということなのでしょうか? (どこかおかしいですね・・・汗) 前からずっと気になっていました。 どなたか教えて下さい。
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ドイツではスーパーなどで普通に買えば、水の方がビールやワインより安いですが、ツーリストが駅やレストラン等で水を求めるとビールやワインに比べ割高に感じるでしょうね。 また、自家用車が無い、またアパートなどに住んでいると飲料水の購入は重たくたいへん面倒なことです。ドイツで水がペットボトルになったのはここ10年くらいのことです。以前は0.75Lの瓶で1ケース12本入りでした。また、ドイツでも配達はありますが、利用するのは老人家庭くらいだと思います。ドイツのアパートには普通水はタンクに貯めたものではないので飲料水としても問題ないのですが、水を買って飲む人は多いです。 ドイツではビールには酒税はありません。ワインには勿論酒税はあります。 ビールに関しては、ビール会社がレストランや酒場にビールを卸す時に、看板や店で使うグラスやコースターを無料で用意するようです。それに対し、水のためのグラスなどは店が用意しなければなりません。 また、レストランなどでは食事よりも飲み物を多く売った方が収益が上がるようで、特にビールやワインの産地では「ここでは、ビールより水のが高いよ!」なんていって酒を勧めるのが慣習です。 ミュンヘンのホーフブロイハウスの飲み物の料金表 http://www.hofbraeuhaus.de/de/01/speisekarte_festsaal.php ビールはHofbraeu Original 1L 6.90ユーロ、で水はTafelwasser 0.4L 1.80ユーロ ミュンヘンでは昔、ペストが流行ったときに修道院でビールを醸造して、水のかわりにビールを市民に飲ませました。また、栄養価も高いので子供にも飲ませた歴史があるので、ビールはパン(流動食、主食)のイメージもあります。ですから、ミュンヘンのビールには修道院の名前が付いたものが多く、ビールやワインなどは16歳から飲むことが許されています。 今日ドイツのビールの有名なところは水の質もたいへん良く、ミュンヘンやその以南の水はアルプスからの湧き水です。 また、ドイツワインの産地はカルク大地(太古の昔海だった所)のところが多く、飲料水もたいへん硬質で洗濯時はカルクの中和剤を入れないと洗剤だけでは泡立たず汚れも落ちません。 飲料水としても、おそらく日本から来たばかりの人では水中りなどおこすこともあると思います。 ドイツでは自然にミネラルウォーターに炭酸が入っているものが多いのですが、最近では日本でも馴染みのフランス産の炭酸の入って入ないものが人気です。 また、市販のミネラルウォーターの中には2週間以上続けてのんではいけない等の注意書きのあるハイル・クエレ(薬のような効果がある)もあります。 入院や老人ホームなどでは毎日ミネラルウォーターの大瓶やペパーミントティー等が配られます。
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- jayoosan
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中国ではエビアンやボルビックなどの欧米ブランドの13~5元(200円くらい)のミニボトル水から、ローカルブランドの2元以下(30円以下)とさまざまです。 ジュースやドリンクは水道水を加工したソーダや果汁還元(水分は輸送に重くコストになるので、濃縮されたものをあとで水でもどしたもの)でつくられますが、単なる水を本当に水源から運ぶと、めちゃ重いのでコストもかかりそうです。
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中国でも水の値段はやはりピンきりなのですね~。 それでは加工飲料の水は水道水をろ過したものを使うのですね?! 確かにコスト面でも効率的ではあります。 ありがとうございます。
- kantansi
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お酒の値段はピンキリゆえ置いておくとして、清涼飲料水やミネラルウォータの場合、中身そのもののコストは売値の1割もありません。 価格の大半は、容器代、物流経費、宣伝広告費等です。 特に、有名なミネラルウォーターの場合、それにブランド代が加算されるので高くなります。 無名のミネラルウォーターはそんなに高く有りません。
お礼
マージン率が高いのですねえ・・・。 確かにお酒も水も値段はピンきりですねえ・・・。 ありがとうございます。
- phj
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>一般に、質の高い水はミネラルウォーターとして売られて、 質の低い水は清涼飲料水やお酒に使われるということなのでしょうか? 簡単に言えば、そういうことです。「ミネラルウォーター」は名前の通りミネラル分がないとそういう名前をつけられませんし無添加ですので、生産地というか取水地は限られてきます。 ですので「ミネラルウォーター」は高くなります。 それ以外の精製水を清涼飲料水などに使うわけですが、これは工業的に作りますので比較的値段が安くなります。 ただ、ジュースというのは本来、水分などを入れないで果汁のみを絞ったものをいいます。酒もワインなどは水分を添加することはありません。 ですので、水と対比するのは難しいですね。 日本は、地質が軟水であり、雑菌などが少ないので、安価に水を安全なものにすることができます。 しかしヨーロッパでは、硬水で飲用に適していませんし、アラブ諸国などは海水を沸騰させて真水を作るなどということもしています。 安全な水が安いのは、日本だけなのです。
お礼
日本の水の安さは日本の地質故なのですねえ、納得です! ありがとうございます。
お礼
ヨーロッパのお水は日本に比べて充実しているようですね。 なかなかこのようなドイツでの実体験に基づく水についての貴重なお話を聴く機会も無いので、 おもしろく読ませていただき、ためになりました。 ありがとうございます。