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ジミーヘンドリックスの Voodoo Childのスケール

ジミーヘンドリックス のVoodoo Child(Slight Return)で演奏されているギターソロのスケールは何のスケールを使用しているのですか? 私もアドリブでチャレンジして弾いてみたいのですが。 どなたかご存知の方、教えて頂けませんか?

質問者が選んだベストアンサー

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noname#199778
noname#199778
回答No.3

再び失礼します。返信読みました。 Ebブルースペンタトニックスケールをギターで演奏する場合ですが、ギターのチューニングをハーフダウンにすると、レギュラーチューニングの場合であればEブルースペンタトニックスケールになる指遣いで、実音はEbブルースペンタトニックスケールになります。 おそらく返信の内容で表現したいことについては、その意図の通りになるといえます。ただし、表現上は、指遣いとしてのキーと実音のキーとは明確に分けて捉えておくのが良いでしょう。 レギュラーチューニングを基準として、ナット位置が0フレットとなることを前提とした指遣い・演奏感覚を元に言い表されるキーは、楽器演奏上の便宜的なキーでしかない場合があります。チューニングを変えたり、あるいはカポタストを利用したりして、基準となる開放弦の音程が移動しているケースでは、こうした楽器演奏上の感覚的なキーをPlay Keyなどと表現することもありますが、実際に出ている音は開放弦の音程がレギュラーチューニングから移動している分だけ移調されていることになります。実音のキーについては、Play Keyと対比してOriginal Keyなどと表現されることもあります。 この質問のケースでは、チューニングはハーフダウン、PlayはEm、オリジナルキーはEbmというような表現になりますね。 キーや使用しているスケールの割り出しについてですが、まずはその曲の演奏を断片的にでもコピーしてみることが大切だと思います。 キーについては、曲の展開の落ち着くところを捉えて、どの音程で展開が完結していようとしているのかを聞き取ることで、その曲の中心となる音程を把握するのが良いでしょう。また、その音程を軸として使われている音程、特に中心となる音程に対する3度の音程が短3度(3f上)か長3度(4f上)かを見渡すことで、キーのメジャー・マイナーを判別することができると思います。コードが取れるのであれば、軸となる音程をルートとするコードがメジャーかマイナーかで判断するのも手です。 また、スケールについても弾かれているフレーズの音を取り、使われている音程を整理することで、どのスケール上の音を軸としているのかを把握すると良いでしょう。まずは、フレーズのコピーありきだと思います。スケールを取る際には、弾かれているフレーズをギターで追ってみて、その時に押さえたポジションを指板上でマークし、各スケールを指板上に展開した各スケールの構成音の配置図とつき合わせて、合致するスケールを割り出すのがわかりやすいかと思います。 また、ギターの演奏を聞き取ってみて、特に最低音が6弦開放よりも低いような場合には、チューニングがレギュラーチューニングではない可能性を検討するべきでしょう。こうした場合、大抵はダウンチューニング(半音下げ、全音下げなど)の場合が多く、ついでドロップDなど6弦だけを下げる変則チューニングの可能性が高いと思います。スライドギターなどが多用されるブルーズ系の曲ではオープンコードが利用されることもままあります。また、最近のへヴィロック系の流行ではダウンチューニングも多用されていたりします。アーティストによっては変則チューニングを好み多用する人もいますので、どうしてもギター上でフレーズやコードが再現しきれない場合には、そうした可能性についても考慮してみるのが良いでしょう。なお、半音下げなど緩める方向でチューニングを変えている場合、レギュラーチューニングと比べると音の張りが薄れ、アタックがやや不明瞭な図太い感じの音になるなどの音質的な変化が出ることも多くあります。そうした音質的な違いが手がかりになることもあるかもしれません。 いずれにしても音源の演奏をよく聞き取り、それを元にコピーしてみることがまず起点になると思います。手始めには、まず耳コピからはじめるのが良いでしょう。 なお、アドリブをとる場合、その下地としてはスケールを知っていることだけではなく、常套句と呼ばれるような定番フレーズや、いろいろなギタリストの演奏をコピーした経験なども重要になります。むしろ、そうした常套句やコピーしたフレーズの引き出しの豊富さの方が、アドリブをする上では基礎になるといえるかも知れません。アドリブで演奏するフレーズについては、すべてのアイディアが新しいものである必要はありません。定番の常套フレーズや既存の曲で使われているアイディアなどををうまく取り入れて、新たなフレーズとして再構築することも、アドリブのセンスとして試されるところになるでしょう。そういった意味では、アドリブをする上ではまずは良い演奏をコピーすることで、そのフレージングのセンスを直に感じることが大切ともいえます。 特に、ある特定の曲について、その曲でアドリブを取りたいという場合には、逆にその曲を演奏している先人の演奏をできるだけ仔細に聞き取り、可能ならコピーしようとすることが良い経験になると思います。同じ曲をいろいろな人が演奏していたり、あるいは同じ人の演奏でもライブごとに演奏内容を変えているというような場合には、そのバリエーションをたくさん聞いてみるとより良いでしょう。ご質問の場合でも、アドリブを取りたいのであれば、ジミの演奏をよく聞き込み、できればそのフレーズをコピーしてみて、そこからフレーズを構築するセンスを感じ取ることから始めるのが良いと思いますよ。 長々と乱文を失礼しました。

neo-haine
質問者

お礼

本当に毎回ご丁寧な説明ありがとうございます! なんとお礼を言ってよいのか言葉もでません。 直接お会いして受講したいです^^ Play Keyやオリジナルキーのご説明までして頂きありがとうございます。 そのような表現方法も知らなかったので少し知識が増えました! 本当にわからないことが分からない状態なのでありがたいです。 一応この曲の耳コピはしてある程度のギターソロの指盤の位置は把握できていました。 他の人がカバーした動画等も観て大体の指盤の位置も12f付近をせめてアドリブしています。 そこからどのスケールかを割り出す知識がダメです。 ある程度の指盤の所をいじってアドリブすれば違和感がなくアドリブできたのですがそれだけではバリエーションも限られてしまうしスケールをわかっていないで弾くのも勉強にもならないので甘えて質問を投稿しました。もう一度自分でスケールを割り出せるように意識してフレーズの指盤の位置を確認してみます。 本当に本当に貴重なお時間を割いて頂き、そして御回答して頂きありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#199778
noname#199778
回答No.2

ざっと聴いた感じでは、キーはEbで、Ebブルースペンタトニックスケールを軸にしたフレージングが主になっていると思います。ブルースペンタトニックスケール一発で対応できるでしょう。 ギターはハーフダウンチューニングで、ソロフレーズについては12f付近を起点とするポジショニングが主になっているかと思います。 なお、アドリブをとる上では、元の演奏で使われているスケールだけにこだわりすぎることはないでしょう。合うと解釈できる音であれば、そうした音を積極的に取り入れたフレージングを考えるのも、アドリブの楽しみだと思います。発想を自由に持ってチャレンジしていくのが良いと思いますよ。 参考まで。

neo-haine
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! EbブルースペンタトニックスケールですがハーフダウンチューニングをすればEブルースペンタトニックスケールということですか? lead1976さんのようにキーはEbで、Ebブルースペンタトニックスケールと推測できればよいのですが・・・ 12f付近を起点とするポジショニングというのは感じていたのですがこれが何のスケールかとかが判断が難しいです。 合うと解釈できる音というのも意識して考えてみたいと思います。 ※以前もお世話になったかと思います。 今回も本当にありがとうございました。

noname#64696
noname#64696
回答No.1

ちょっと不親切な回答に見えてしまうかもしれませんが、実際はそんなつもりは無いんですよ。。。 まずそうした知識からの音楽というものから離れないと、ジミなんかは特に感じて演奏するのが難しいと思います。 知ってのとおり基本はブルースですから、個々人の試行錯誤から生まれたテクニック、音楽ですよね? neo-haineさんもアドリブでチャレンジ・・・とありますので音楽の個性というものに重きを置いておられると思い、回答しています。 あの演奏を楽譜にするのは不可能と思いますが実際はあるんでしょうし、マニアの方が結構細かくフィードバックまで再現する方法を試みているのだと思います。 まあここではそんなものは置いておいて、ブルースマンは一人一人レコードやライブを聴き、模索をしながら自分なりの運指、そしてスケールを作っていきます。 それに対して後付けでペンタだのダイアだのの変形だと分析するのはあまり意味の無い事だと思うんですよね。。。 neo-haineさんはプレイヤーであるんだし・・・。 自分のプレイの持つスケールで演奏すれば良いのだと思うんです。 実際演奏していればそれまでとは違った運指をしたりする事も沢山ありますし、それが音楽をやる上でのエネルギーですよね。 模索して自分のスタイルを作り、発展させていくというのが。。。 とりあえずブルートーンの響きを持つブルースの典型的なスケールであり、フィードバックするぐらいのノイズを持たせた音作りで耳コピしてみてはいかがでしょう。。。 ジミのスケールは?と聞かれても、正確には「ジミ・スケール」としか答えられないと思いますよ。 うーん・・・まあキーがEでメジャーでもマイナーでも無い、楽譜に表せられない微妙なブルーノートを使ったブルースのオブリを中心に、それを大幅にはみ出していくぐらいのダイナミックさがジミの奏法だと言えるかもしれませんね。。。 参考までに。。。

neo-haine
質問者

お礼

とても奥の深い御回答感謝いたします。 スケールに関してまだ勉強しはじめたばかりなもので。 動画サイト等でプロを含めアドリブで演奏しているのを観て自己満足でもよいので自分も演奏してみたかったのです。 少しその様な音楽に対しての見方を意識して観てみます。 ありがとうございました。