No.2です。
補足の方を読ませて頂きました。
> コーティングとカビは無関係ですね、今度は殺菌のために少量の銅を入れて内部
> を殺菌して封印してみることにします。
カビについて詳しい訳ではないのですが、銅で防げるのがとても疑問です.....。
銅に殺菌効果があるのは存じているのですが、カビ菌はウィルスの類の菌とは異なるので、どの程度
効果があるのでしょうか。カビを防ぐことを目的に銅を入れている製品を耳にしませんので…
> 除湿剤は色々調べたんですが密閉されていると吸湿と配湿を繰り返すようなので採用しませんでした。
水分を吸収・放出する除湿剤はシリカゲルのことです。
シリカゲルは高湿の時は水分を吸収し、低湿の時は放出する性質を持ちます。
つまり湿度を一定に保つ働きがあり、これを調湿効果と言います。
この調湿効果を利用し、カメラなどの防湿(保存)庫などに利用されています。
高価なものは電動式なのですが、リーズナブルなものはシリカゲルが利用されており、カメラやレンズ
などをカビから守る役割を保ちます。
高湿で繁殖するカビの方が種類が多いのですが、やっかいなことに低湿を好む乾燥カビと呼ばれるもの
も存在します。乾燥カビは直接コーティングを浸食する傾向が強く、レンズへのダメージが大きいです。
従って、保存などには低湿すぎるのも問題があり、シリカゲルの保つ調湿効果がとても役立っています。
また、除湿剤というのは、シリカゲルのような水分を吸収・放出するものばかりではありません。
例えば、酸化カルシウム(生石灰)は、水分の吸収のみを行い、放出することがありません。
放出することがないので、シリカゲルのように何度も繰り返して使用できる訳ではなく、使い捨ての形
になります。非常に乾燥効果が高く、湿度をほぼゼロにまでする効果があります。
よくお煎餅などに入っている乾燥剤のことです。
> 吸湿剤をカプセルに入れて外部から交換できるようにしたときは曇ることはありませんでしたが、時々交換する手間が有るので他の方法を探っていたところです。
ご質問文に密閉とありますが、どの程度の密閉度なのでしょうか。
基本的に空気の入れ替わりがないならば、水分が外部から入ることがありませんので、交換する必要は
ないでしょう。
やはり、除湿剤とカビ防止剤のダブル使用をお薦めしたいです。
カビ防止剤はカビの嫌うガスを放出することにより、カビを防ぐ効果があります。
これもカメラやレンズの保管によく使われており、カメラ店などで入手することが可能です。
銅を封入することもチャレンジとして良いと思いますが、さらに除湿剤・カビ防止剤の併用も検討して
みてくださいね。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 アイデアとして、もう1つカメラの電子回路もCCDもレンズもすべて特殊な液体(電子回路には全く影響しません)に入れてしまおうと思ったのですが レンズと液体の屈折率が違うと思いボツにしました。 液体とレンズを考慮したレンズを設計すれば曇らずカビも生えないカメラが作れると思うのですが、個人ではたくさんダメですね。 とにかく希望を持って色々挑戦してみます。 本当にありがとうございました。