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ギター演奏法と物理学
私はギターの演奏は出来ません。先日、テレビでギター演奏についての授業がありました。 その中で興味を引いたのが、開放弦でビブラートを付ける方法でした。 1.ある弦を押さえて、弾いた時の音程を決めます。 2.押さえた指を振動させれば、音にも対応したビブラートが付きます。 3.指で押さえていない弦(開放弦)にもビブラートを付けられるでしょうか。 4.開放弦が出す音から1オクターブ上の音を出す弦を選び、対応した点を押さえます。 この弦は弾かないのですが、開放弦の音に共鳴して、振動を起こし、音が出ます。 5.この時、押さえた指を振動させれば、ビブラートが付きます。 6.実際には、元の音にではなく、1オクターブ上の音が震えるのです。 ようやく、前置きが終わりました。このように物理的現象を上手に利用した奏法が他にもあるでしょうか。 自然科学やさんから見て面白いでしょう。
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ギター、バイオリンなどの弦楽器には、ハーモニクスという奏法があります。 (フラジオレットなどと呼ばれることもあります) 弦を抑えずに、倍音となる位置を軽く抑えるだけで、響きのきれいな音になります。 またハーモニクスは、チューニングに利用されることもあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%B9 http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~masako/exp/kichu/urawaza/flageolett.html
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- momoko1987
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Mo.5です >ピアノの調律で使われる手法ですね。 ピアノのことはよくわからないのですが、エレキギターでディストーションというエフェクターを付けて音を歪ませ、先に挙げた奏法を使うと「ぱお~ん」と象の鳴き声のように聞こえます。
お礼
有り難うございます。 演奏法と物理学の関係はなかなか面白い研究対象ですね。 音楽が音という物理現象の芸術である以上当たり前だと云われそうですが。 自然科学の面から現象あるいは手法を解明すると、一つの楽器の演奏法を 何らかの形で、他の楽器に応用出来そうです。 電子楽器の手法を工夫して、古典的楽器に応用出来れば嬉しいのですが。
- momoko1987
- ベストアンサー率38% (54/141)
エレキギターでよく使われていますが、2本の弦を弾く時にチョーキング(ベンディング)を使って、片方の音程を同じところまで上げます。その2つの音を微妙にずらす事で音のうねりを得たりします。 比較的周波数の近い二つの音源を重ねると、その周波数の回数分の音のうねりが毎秒発生するという物理現象を利用している奏法です。 質問の趣旨にあってるかどうかわかりませんが。
お礼
momoko1987さん 有り難うございます。 このような情報をお待ちしておりました。私の希望にピッタリです。 ピアノの調律で使われる手法ですね。 数十年前の高校の授業を思い出せば、三角関数の和を積に直す計算が使えます。学校の授業は役に立ちますね。
- trgovec
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これは奏法とは違いますが、ある一つの音を出したとき実際は複数の倍音が出ています。またいくつかの音を重ねて和音にしたときはそれぞれの音が倍音を含んでいます。 通常耳は単音なら単音、和音ならそれを構成している音の数を聴き取る(ただし倍音の有無は響きに影響を与えます)だけですがある条件が整うと倍音が強調され演奏していないはずの音が耳に入ってくることがあります。 楽器だけでなく人の声でも発生し、聖歌隊の場合は天使の声と呼ばれることがあります。仏教の読経でも起きることがあります。
お礼
trgovecさん 何回も有り難うございます。 倍音のこと、周波数解析のことなどよく分かります。 これをどうやれば、演奏に生かせるかが、質問の対象でもあるのです。 質問のなかの例に出したのもこの関連ですね。 読経の中で一つの高調波が強調されるのは、建物の持つ固有周波数に原因があるのでしょうか。 ピアノの調律でも関連理論が使われているようですね。 奏法のみでなく、演奏会場の設計法、あるいは選び方関連でもご存じのことがあったら教えて下さい。
- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
フィードバック ハウリングに似た現象をうまく使い音を持続させる奏法 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E5%A5%8F%E6%B3%95
お礼
trgovec さん 有り難うございます。 質問を書いていた時には、楽器の機械的な振動を頭に置いておりましたので、電子楽器は想像しておりませんでした。 この分野では、人間の演奏と、電子的な処理(ソフトウェア?)の相互作用が利用出来るでしょうね。 他にもあったら教えて下さい。 視野を開いて下さったことに御礼申し上げます。
- yumitsuki
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開放弦でビブラートのお話、大変興味深く読ませて頂きました。 ご質問の趣旨とは多少外れているかも知れませんが、リコーダー(いわゆる「縦笛」)の裏技(?)を2つほどご紹介させて下さい。 ・リコーダーの指穴を全て塞いで出る一番低い音よりさらに半音低い音を出す方法 指穴を全て塞いだ状態で、さらに、リコーダーの先端の穴を半分くらい塞ぎます。手は使えませんので、膝などで塞ぎます。塞ぐ面積によって音階が変化してしまうので難しいのですが、演奏可能な曲が少しだけ増えます。 ・リコーダーで息を吹かずに音を出す方法 出したい音程の運指に構えた状態で、指穴を塞いでいる指のうち1本だけを開放して、その指で対応する指穴を叩くと、その運指に対応する音が鳴ります。とても小さい音ですので、演奏向きではありませんが、こっそり運指を確認するのに使えます。
お礼
yumitsukiさん 有り難うございます。質問の主旨と完全に一致しております。私が楽器奏法と物理学という題名にすればよかったのです。 私は、数十年前に工学部を卒業いたしましたが、楽器の物理学的解析あるいは設計を研究したかったのです。しかし私の耳が音楽を専門にするには少々お粗末であったために諦めました。 それ以来、こんな話題でお話しをする機会を何時も求めておりました。
お礼
kumataro_ 有り難うございます。 ハーモニクスあるいはフラジオレットという用語を全く知りませんでした。 これに似た奏法の説明がテレビ授業でもあったと思います。私の知識が不足で、キチッと理解出来ませんでした。お答えをいただいて、スッキリいたしました。 弦楽器以外にも、この系統のお話しがあったら教えて下さい。