ちょうど1年前にまったく同様の状態でした。で、実際に十数件の楽器屋を回りましたが、幸か不幸か、私にはUSAもジャパンもメキシコも、決定的な違いがわかりませんでした。(個体差はちゃんとあるんですが、普遍的な産地の質の違いという意味です。)
私もお先も長いわけじゃないし、心情的には本物のUSA(シンラッカー)にしようかと思っていたのですが、本質的に判断すると決してそれがベストではありませんでした(ちなみに40過ぎでギター暦は30年ほどです)。
最終的に選んだのはジャパンのTL52-DMCですが、これは使用している木も大変すばらしく、1年経った今でも本当に良い買い物だったと満足しています。(細かい点で不満がないわけではありませんので、少しだけ手を加えていますが)
誤解なきよう補足しますが、決してUSAよりジャパンが良いということではありません。私がたまたま試奏できた固体の中では、それが私にとってベストだった、というだけです。「本物のUSA」にこだわる人もいるでしょうし、結局は個人の好みです。
メリットもデメリットも大してないと思いますが、USAにはより多くの中間費用とブランド料が載っているのは確かですし、付属品やケースも違うので、ギター本体にかかるコストで考えれば値段差ほどの違いはないといえるでしょうか。
とにかく実際にいろいろなものに触れてみることをお勧めします。
そして可能であれば「ブラインドテスト」で先入観を捨てて比べてみることをお勧めします。