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ロッキーホラーショウについて、いくつか教えてください
The Rocky Horror Showと The Rocky Horror Picture Showとは、どう違いますか? 映画とミュージカル両方を御存じの場合は、どちらのほうが、どういう点で良かったでしょうか。(個人の主観で構いません。) この作品をみるときはヤジをとばすモノを投げつける、果ては、いっしょに歌ったり踊ったりするのがお約束、と聞きましたがホントなのでしょうか?ホントーにやってしまっていいのでしょうか?? 劇中の歌で「タッチ ミー(TOUCH-A-TOUCH-A-TOUCH-A-TOUCH-ME )」というのがありますが、この曲は、もともと、かのスーザン・サランドンが歌っていたのでしょうか? ついでに、この曲の歌詞を御存じでしたら一部だけ教えてください。 以上のうちで、どれか一つでも構いませんので、御存じのかた宜しくお願いします。また、その他の情報も歓迎です!
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The Rocky Horror Show:舞台劇 The Rocky Horror Picture Show:映画(Picture Showは「映画」の昔ふうの呼び方) したがって、前者は舞台ならではの演出があり、後者は映画ならではの演出があります。 例えば、1曲目。舞台版では、アイスクリームの売り子に扮したメイド役が、客席の通路を、私たちの間近を歩きながら歌ってくれます。また、舞台ですから、配役はその都度違いますが、私の知る限り、キンキンした声を張り上げて歌っています。また、開演前にみんなが自分の席を捜しているような騒がしい時でも、一部の出演者が客席の人と言葉を交わしてくれたりします。 一方で、映画の目玉は、この1曲目を、「女性の赤い唇」が歌ってくれる点です。声も、この芝居の生みの親にしてリフラフ訳のリチャード・オブライアンが、すっごくセクシーに歌っています。顔も体もない女性の唇だけが、しかも男性の声で歌うなんて、映像ならではですよね。この唇がですねえ…、あ、ネタバレは、やめておきましょう。 「この作品をみるときはヤジをとばすモノを投げつける、果ては、いっしょに歌ったり踊ったりするのがお約束、と聞きましたがホントなのでしょうか?」、本当です。ただし、ルールはあります。どこでどんな掛け声を上げるのか、どんな小道具を使うのか、だいたい決まっているのです。確か、DVDの付録に説明があったような?? ちなみに、私は初公開時にもこの映画を見ているのですが、当時はその風習が浸透していなくて、私と友人が画面に反応してキャッキャ言っていたら(もちろん他の映画では、いつも静かに見ているのですが)、となりのおじさんに「しー!」と言われました。今ではお笑いグサです(もちろん、その、おじさんのことがね)。 「Touch-A, Touch-A, Touch Me」は、もともと、かのスーザン・サランドンが歌っていたか? もともとっていうか、映画ではサランドンがこれを歌う人の役を演じているので、DVDを借りれば、いつでも彼女の歌う姿を見られますよ。しかし、もともとは舞台劇のほうが最初で、初演で演じていたのは別の女優さんです。 ちなみに、サランドンは、案外とさばけた姐さんで、それをウケていまだに、一見シリアスな役を演じるときでも、その役が「実は昔はロックねえちゃんとして鳴らした」という設定になっていたりします。 歌詞を知りたい場合。作品名(例えばThe Rocky Horror Show)を検索する。するとサウンドトラックがヒットする。それで曲名を探り当て、yahoo ukなど英文検索サイトで「題名+lyrics」を検索するとヒットします。 「Touch-A, Touch-A, Touch Me」は、とってもエッチな歌ですよ。もともとが、オカマとセックスとSF、そして古きよき映画製作で知られるRKOラジオ・ピクチャーズを称えて作られた『The Rocky Horror Show』、ニューヨークはオフ・ブロードウェイで上演されていたものです。
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- ucok
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>「観客参加」という画期的な鑑賞スタイルをも誘発させた、と言えそうですね。ロックミュージックシーンなどにおいても顕著なことですけど英国って国は、時にアメリカよりも、よっぽど新奇なムーブメントを起こしたりするんで興味深いです。 #1欄の者ですが、2つほど、誤解のないように。まず、観客参加型の鑑賞は、これより前から常にありました。まさしくおっしゃるように、人間、芝居を見れば、誰もが歌舞伎鑑賞の心意気を持つのだと思います。しかし、この作品ほど、地球全土に「定型の振り」を広め、世界各地で「上映会」を発足させた作品も珍しいでしょう。ちなみに、パリで映画を観た時には、コスプレ高校生劇団が、ずっと通路で、口ぱくで、スクリーンと同じことをやっていました。 もうひとつ。申しましたように、オブライアンはイギリス人で芝居もイギリス発祥ですが、この作品がブレイクしたのはニューヨークのオフ・ブロードウェイ、すなわち、ブロードウェイには載せてもらえないアンダーグラウンドで良質な舞台劇を上演する地域で、とりわけゲイのあいだでもてはやされました。振りを最初に広めたのがどちらの国か、私は詳しくないのですが、もともとアメリカでは、舞台はもちろんのこと、映画でも、コメディでは大声で笑い、ホラーではギャーギャー叫び、「いいぞっ!」という場面では拍手が起きます。この破天荒な物語に、アメリカで振りがつくのも当然と言えましょう。
補足
再度のアドバイス有難うございます。 >観客参加型の鑑賞は、これより前から常にありました。 そうですね。 >歌舞伎鑑賞の心意気 非日常の世界なのである。ナマの人間が、つど演じる歌舞伎等の舞台と映画とでは、同じ掛け声をかけるにも、いろんな面でレベルの高低が段違いになるのでしょうが、少くとも映画に関して私の経験の範囲では、こうした鑑賞スタイルに、お目にかかったことがありませんでしたので。 あれからNo.2様御紹介のサイトを細かく見ていったのですが、それによれば 「実際、観客参加が最初にどこで始まったのか、断言することは難しい。ハロウィンに観客がロッキーホラーの仮装をすることは映画公開より前にロンドンの舞台公演でも観られた現象であり証拠の写真もある。だが、セリフにつっこみとか小道具を持参するといったスタイルはミッドナイトショーに始まると考えられている。」 本国イギリスにて超低予算、わずか63席という状況での初舞台上演だったそうですが、このときの「評論家、観客の反応は爆発的で、ただちに劇場を移し再演が決定」これを機に「ロサンゼルスの大物音楽プロデューサー、ルー・アドラーの手により、初の海外オリジナル・キャスト公演がロサンゼルスのRoxy Theaterで開幕」「その勢いを駆って1975年にハリウッド進出を果たす。」とあります。 ところがブロードウェイ公演でのショーは「散々な不入り。評論家にも酷評され、わずか3週間半で打ち切られる。」「ちょうど封切られた映画『ロッキーホラーショー』の成績不振というダブル・パンチを食ら」ったということだそうです。 この「短命に終わった75年のブロードウェイ公演を最後に、アメリカでは長年メジャーなロッキーホラー公演はなかった。」ようやく2000年になってブロードウェイ再演が「大好評のうちにロングラン街道を疾走したが、2001年のNY同時多発テロによるエンターテイメント業界の失速に直撃されて中断。再開後も客足が戻らず残念ながら2002年に閉幕」 「一般客に受け入れられる可能性はないと判断した20世紀FOXは当初公開を断念した。その後ルー・アドラーの熱心な働きかけで一部都市での限定公開が実現したが成績は散々。」 ところが「…カリフォルニアの劇場がリピーターでにぎわっていることに注目した。ちょうど、ミッドナイトショーなる新しい上映スタイルが誕生し『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』や『エル・トポ』が熱狂的なファンを集めていた。これがロッキーホラーに幸いした。まさにカルト・ムービーの時代が始まろうとしていたのである。」 「1976年4月1日にニューヨークのウェイバリー・シアター(Waverly Theatre)で始まったミッドナイトショーに、現在の観客参加スタイルの起源がある。」と、まぁこういう流れだそうです。 ロサンゼルスのRoxy Theaterでは成功、ブロードウェイでは不評、同じアメリカ国内でも或いはイギリス国内でも反応が両極端に分かれる。 アメリカ人は(と一括りにするのは、いずこの国であれ問題があるでしょうが)素直な単純さと、そこから来る大らかな、さばけた態度というイメージも確かにあります。私の高校時代のアメリカ育ちのクラスメートは人種差別がいまだ根強く残っているアメリカ人の保守性のことをチラッと言ってたことがありましたが。 英国は逆に、いかにもヨーロッパ的保守的イメージがあって、それだけにビートルズ、ストーンズ、グラムやプログレやパンクといったロックシーンの発生、ファッションシーンでのミニスカートブームの席巻といった現象がアメリカで生まれる以上に意外な印象があるんです。とは言え実際の英国は他民族国家ならではの寛容性と鋭いユーモア精神を持つそうですが。 ある一つのムーブメントが、どのような背景のなかから発生し、どのような経緯のなかで生き残り、定着していくかといった一連の流れというものは、追究していくと、いろんな面での真理らしきものが見えてきそうでオモシロいと思います。 話が必要以上に広がってしまいました。 御回答者様は、この映画を各国で御覧になっていらっしゃるんですね。私は日本国内ですら舞台・映画とも未見ですので羨ましいです。 (字数制限のため補足欄を利用しました)
- dora-mon
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はじめまして。 もう少し補足的な意味で書き込みします。 The Rocky Horror Showは1973年6月19日に初演され、断続的に2002年まで再演されてきました。 もちろん来日もしています。 日本でも、オリジナルキャスト(ローリー、コンタ、オナペッツなど出演)で1997~2000年まで上演されています。 なので、今現在はどちらも見ることはできません。 The Rocky Horror Picture Showは、映画です。 で、これとは別に「観客参加」という、この映画独自の新しい鑑賞スタイルがあり、これに興味を持たれているようですね。 特徴として、映画の上映をしながら次のことが起こります。 1.映画のコスプレした男女が登場し、画面に合わせ唄い踊る(時にはフランクが2~3人いたり(笑)) 2.上映中にスクリーンに向かってツッコミ、揚げ足を叫ぶ(どのタイミングで何と言うのかは決まっています)。 3. 頭に新聞紙を乗せたり、水鉄砲を撃ち合ったりする。 また、映画の始まる前にショータイムや客いじりがあることもあります。 私も学生時代に好きな友達に連れられ参加しましたが、面白かったですよ。 確か、LIP’Sという日本最古参のファン組織が開催していたと思います。 現在、そのような活動をしているのか知りませんが、問い合わせてみてはいかがでしょうか? 参考URL張っておきます。
- 参考URL:
- http://www.rockyhorror.jp/
お礼
初めまして。 御回答いただき有難うございます。 舞台形式の場合はNo.1様の御説明によれば開演前に一部の出演者が客席の人と言葉を交わしてくれたりするそうですが 映画上映の場合は画面の登場人物が、そこにいるかのように掛け声をかけたり関連したパフォーマンスを行ったりと、観客自身が作品のなかへ入り込もうとするかのようですね。 作中登場人物が現実世界のなかへ出張ってくる或いは作品世界のなかへ観客が入り込んでいこうとする。 ロッキーホラーショウは「観客参加」という画期的な鑑賞スタイルをも誘発させた、と言えそうですね。 ロックミュージックシーンなどにおいても顕著なことですけど英国って国は、時にアメリカよりも、よっぽど新奇なムーブメントを起こしたりするんで興味深いです。 心理学的な考察の面でも典型的現象の現れとしてオモシロいじゃなかろうかと思いますが、まねをしたり関係性や同化を望むというのは、それだけ対象に魅力を感じているということに他なりませんよね。この作品にはカリスマ性があるということなんでしょう。 >時にはフランクが2~3人いたり(笑) いやホント笑っちゃいますよね。と言うよりか困っちゃう。Dr.フランクが何人もいたら。でも囲まれてみたいかも~嬲?(笑) 参考URL、覗いてみました。ロッキーホラーの歴史とか分かりやすいです。 >客いじり って、「バージン・サクリファイス」とも言うんですね(笑) 日本人はシャイな人が多いから敬遠されるかと思いきや実は大ウケだったとか。イジられるヨロコビ…(笑) >私も学生時代に好きな友達に連れられ参加しましたが、面白かったですよ。 良い御友人に恵まれて…私なんかヴィスコンティの『家族の肖像』に付き合ってもらったていどで「変わり者」呼ばわりされましたよ。もっとも、他のいろんな面での好みとの乖離があり過ぎるじゃないかえ、と言いたいようでしたが。 とても参考になるカキコでした。これからまた挙げていただいたサイトを覗いてみます!
補足
早速の御投稿、有難うございます。 そうですか舞台劇のほうが最初なのですね。 >開演前にみんなが自分の席を捜しているような騒がしい時でも、一部の出演者が客席の人と言葉を交わしてくれたりします。 それは楽しそうです。役柄の衣装を着用して(役の人物として)でしょうか。どんなことを話しかけてくれるのでしょうね。 >この芝居の生みの親にしてリフラフ訳のリチャード・オブライアン (文字通り!)「大変」な才気の人物と見受けました。 >この唇がですねえ…、あ、ネタバレは、やめておきましょう。 あの唇が、、、ど、どうかしましたか。興味津々でございます(笑) >どこでどんな掛け声を上げるのか、どんな小道具を使うのか、だいたい決まっているのです。確か、DVDの付録に説明があったような?? なんか歌舞伎みたいな。。。いったい、どんな掛け声を?? それとも「もおーヘンタイ!!アンタってば許さないからーーバカぁー!」とかヤジって生理用品を投げつけたりする…のかな?などと想像をたくましゅうしてしまいました(ここまで下品じゃないのでしょう笑)。 機会があれば確かめてみます。 >私は初公開時にもこの映画を見ているのですが これは、いまとなっては貴重な記念碑的イベントではありませんか。この当時に、こうした、いわゆるカルトムービー的作品を選んで御覧になるというのは、なかなかの趣味人でいらっしゃるとお見受けしました。(検索中に見かけた或るサイト主催者さんは、英国でホームステイ先の保守的な婦人に「あんなクレイジーな作品!」って、みるのを非難されたそうですが) >当時はその風習が浸透していなくて、私と友人が画面に反応してキャッキャ言っていたら(もちろん他の映画では、いつも静かに見ているのですが)、となりのおじさんに「しー!」と言われました。今ではお笑いグサです(もちろん、その、おじさんのことがね)。 「ロッキーホラーショウ」ともなると、お行儀良くしてるのが、かえってヤボということなんでしょうね。そのとき周囲の観客は静粛だったのでしょうか。こういう作品みてるときにシリアスな顔されたら逆にコワイかも(笑) 教えていただいたように検索してみましたら歌詞にたどり着けました。 私、英語からっきしですけど、それでも ♪Touch-a touch-a touch-a touch me I wanna be dirty Thrill me, chill me, fulfill me Creature of the night...♪ なるほどウフフフ…って感じです(笑) 実は、むかし、この曲は聴いたことがありまして、好きなナンバーではあったんですが、サランドン姐さんというと「テルマとルイーズ」(この作品も好きなんです)他、わりに硬派なイメージを持ってたもんですから「タッチ ミー」の歌声とは、なんだか結び付かなくて。。。しかし、役柄の広い、いい女優の一人ですね。 「RKOラジオ・ピクチャーズ」って、「市民ケーン」とか有名作品を多数出してるとこなんですね。こちらも幅が広いというか。いい仕事してますね~。 若かりしティム・カリーのビュスチェ姿よ永遠なれ! こういうブッ飛んだ作品、日本からも生まれたらいいのに~。 楽しくも詳しい情報を寄せていただきました。 これは、ますます、みてみなくちゃ! (字数制限のため補足欄を利用しました)