プリンタの修理屋です。
まず、認識について。
「最近のプリンタを買った場合、プリンタケーブルは付いていると思いますが、・・・」ですが、プリンタには基本的にケーブルはつきません。
なぜか複合機は標準で付いていることが多いのですが、単機能のプリンタにはつかないですね。ただ、メーカーが販促品として出したり、販売店が付けたりすることはあるようです。
最近の個人ユーザー向けのパソコンではパラレルのポートを持たないものがほとんどですので、パラレルケーブルを持っていても使うことは考えられないでしょう。
しかしながら、ビジネスユースになると少々事情が変わってきます。
ビジネス向けのPCは今でもパラレルポートとフロッピードライブを装備する機種は少なくありません。
いろんな事情は考えられますが一番問題として考えられるのはアプリケーションの価格と、ネットワークでしょう。
自社向けの専用ソフトを組んでもらう場合は大体100万円~。
パッケージソフトでも20万円~、というのが相場ですので、一度ソフトを導入すると長い期間使わざるを得ないわけです。
開発したソフトハウスがつぶれた場合などは真っ青ですね。
つい最近も、Windows2000のマシンを購入、NT4.0にダウングレードして事なきを得た、なんていう話も聞きます。
また、かなり早い時点から会社(大きな工場)でLANを完備してしまい、新しいプリンタとか、PCを導入しにくいという事情もあるようです。
どこかで新しいものを入れると相性の問題で、全部更新しなければならず、非常に大きな出費になるからです。
さらに、USBでは固体認識がかかるため、同じ形式のプリンタを持ってきてもドライバは入れなおしになりますが、パラレルではそういったことはありません。(少なくともローカルでは)
いろんな事情で古いマシンが求められているという現状もあります。
そういうところではパラレルしか付いていない古いレーザープリンタは現役で働いています。
(現在、販売されているものは、USBとLANですね)
ですから、会社関係ではまだまだ使う可能性はあります。
最後にもう一つ認識の誤りを。
「Win98時代のプリンタケーブルと言えば、端子の種類は普通は1種類ですよね?」・・・USB は Win98 から正式にサポートされています。ですから、プリンタケーブルは2種類存在しております。
「SE」からという人もいますけど、最初の Wn98 からサポートされています。
ただし、マシンの状態は各社ばらばらで、Win95の後期からUSBポートを装備したもの(これはWin 98アップグレードを前提としたもの)。USB の機器が普及してこなかったため、SE辺りまで装備を見送った会社もありました。
お礼
パラレルです。端子が抜けるのを防止するために両端に針金の輪のようなものがあるものです。 ありがとうございました。