冬山のキャンプをしてきた経験から、参考まで・・・
多分キャンプ場を利用されると思いますが、この時テント設営の場所が選択可能なときはなにも周りにない広い場所はさけた方がいいですよ。
寒さは当然気温ですが、さらに冷たい風と放射冷却が追い打ちをかけます。
・出来るだけ立木の下やそば、または建物のそば、車の横などにテント設営をして下さい。(崖などの落下の恐れのある危険個所はさけて下さい)
・斜面のような所でしたら窪地や段差がある所を選び、いずれも直接風の通り道にあたらない様に場所を選んでください。
・当然これらの陰で風下になるようにテント設営場所を選びます。これだけでもかなり快適になります。
・放射冷却の対策には市販の工事用シートとロープを利用して、テントのタープの上にさらに仮設タープ(簡易の屋根)を作ります。
・このタープ(簡易の屋根)があると無いとではまるで寒さが違います。
・一般に販売されている工事用シートは、グリーン(農業用?)とブルーとシルバーがありますが、アルミコーティングされたシルバーの物が耐久性と断熱効果に優れています。
・7人用テントを覆えるサイズなら3000円~4000円位ですので、止めるためのロープとシート1枚は用意しておくといいです。
・車の側なら車に片側を固定して、テントの上を屋根の様に覆うように設営するといいですよ。
・車も利用するときは、車とテント両方を覆います。(大きめの物が必要ですね)
・それと空のペットボトルを人数分用意しておき、寝る前にこれにお湯を入れて湯たんぽにする手があります。(熱いときはバスタオルなどで巻いて使います)
・キャンプ地では就寝時の暖房器具がありませんので、貴重な熱源になることと思います。
・また氷点下近くになるような屋外では、ガソリン式とカセットガスボンベ式のバーナーは使用不可となりますので十分に注意して下さい。
・ガスボンベにはウィンター用がありますが、ホワイトガソリンにはこれがありません。寒いと1時間燃焼させても炎が赤いままで、全く使い物になりませんから。
・どうしてもガソリンバーナーしかないときは、アルミ箔を巻いたブロックや板などでバーナーを囲むようにして、バーナー(タンク部分)が冷えるのを防止します。(あまり狭く囲み過ぎには注意が必要です)
・囲む物がないときは50cm位に丸く穴を地面に掘り、バーナーのゴトクが出るか出ないか位の深さにしてバーナーを真ん中に置きます。(この穴の内周にはアルミ箔を敷き詰めるとなおいいです)
冬のキャンプは想像以上に厳しく、風と放射冷却をいかに避けるかが快適性を、いかにして暖をとるかが安眠を左右します。
知恵と工夫で、寒くても楽しいキャンプを楽しんで下さい。
お礼
barakipapaさん、ありがとうございます!