自分で見分けようとしますと,意外な落とし穴に落ちる子がありますので,理容師か美容師に見てもらうか,または,皮膚科もしくは外科の医師に診てもらうのが良いですね。
パラパラした一見乾燥しているように見えるフケでも,実際は,脂性のフケだったなんてこともありますからねぇ・・・。
とりあえず,理容師か美容師に頭皮の状態を見てもらい,もし万が一,頭皮に異常があれば,皮膚科,または,外科を受診して,治療を始めてください。(そのとき,ついでにフケを調べてもらいましょう)
フケ対策用シャンプー剤を使用しても,シャンプー剤そのものの使い方を間違っていれば,フケは止まりません。
逆に,一部の人には一番危険だといわれている市販の安いしゃゃんぷー剤を正しく使用していれば,フケは止まることもあります。
というのも,最近,特にその傾向が強くなりつつあるようですが,すすぎ不足が原因でフケが出やすくなっている人が多いです。
ですから,
1.
シャンプー剤を使用する直前に,シャワーを使い,1~2分間程度を目安に,頭皮全体をすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長い髪の毛の場合は,その部分の髪の毛をすすぐ時間をこれに追加します。
2.
500円玉1枚程度の量(ポンプ式ボトル入りの場合は,ポンプ1回押しの量)までのシャンプー剤を手に取り,必ず,5~6滴から最大で手にしたシャンプー剤の2倍までの水分を加えてよく馴染ませ,両手で出来るだけ細かい泡になるように泡立たせてから,その泡を頭皮と髪の毛に移してシャンプーします。
なお,アゴのラインよりも長い髪の毛の場合は,1円玉1枚程度の量のシャンプー剤を追加しても構いません。
3.
シャンプーやすすぎの最中は,絶対に,爪が頭皮に触れないようにします。
指先と指の腹の中間部分(指を軽く曲げた状態で,パソコンのキートップに触れる部分)を使ってシャンプーするのがベストなのですが,その部分でも爪が頭皮に触れてしまう場合は,仕方がありませんので,指の腹を使うようにします。
4.
シャンプー剤のすすぎは,シャワーを使い,2~3分間程度を目安に,頭皮全体をすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長い髪の毛の場合は,その部分の髪の毛をすすぐ時間をこれに追加します。
また,すすぎに自信が持てない場合は,仕方がありませんので(つまり,お薦めしているわけではないということです),シャンプー剤の泡が消えるまで流してから,必ず,息継ぎをしながら,(息継ぎの時間を除いて)1~2分間程度を目安に,お風呂に潜って頭皮全体をすすぎます。(お風呂に潜ってすすぐ場合は,どんなに長い髪の毛でも,あえて髪の毛をすすぐ必要はありません)
すすぎについて
すすぐ際,ただ単に,シャワーでお湯をかけただけでは,お湯が(全体としての)髪の表面を流れてしまい,髪の毛同士の間や頭皮にはお湯が流れないため,髪の毛や頭皮に汚れやホコリ,そして,洗浄成分までもが残留してしまうため,とてもすすいだとは言えません。
そこで,シャワーなどのお湯がかかっている部分を,手透きの手の掌を窪ませてお湯を受け止めながら,優しく髪の毛や頭皮をさすったり,受け止めたお湯を頭皮に押しつけたり弱く叩きつけたり,また,場所によっては,シャワーヘッドを頭皮に触れるか触れないかくらいの距離に保ち,頭皮に直接お湯が届くようにするなど,いろいろと工夫をしながらすすぐ必要があります。
以上のことを守ってシャンプーするようにしてみてください。
案外,こんなことでフケが止まってしまうかもしれませんよ。