別にパチンコ屋に限らず普通の商売でも仕入れ値が極端に上がってきたならそれにあわせて売値もあげていきます。パチンコ屋の場合の売値とはつまりは釘で調整する出玉率のことです。
出玉率だけでみた店側の損益分岐点の割合は同じで、例えば完全等価なら100%がそのラインになる(100円で仕入れたものを100円で売るのと同じ事)。
ただそれ以外の人件費やら機械代やら土地、電気などの経費も考えた場合、例えば90%の出玉率がそのラインになる。ただこの90%はあくまでも4円の計算なので、1円ならそれが70%とかになる。なので店側はそのラインにするだけ。よって1円パチンコはローリスクローリターンではなく、ローリスクノーリターンというわけです。
もちろんこれは理論的な机上の空論話で、実際は儲けが無いからといって全台をシメシメにはできなく、もうちょっと甘くはなっている。赤字にはならなくても、4円のものよりは圧倒的に利益はとれなくなっています。
どちらにせよ人件費やら機械の入れ替え間隔などの収益構造を改める必要はあるし、それ以前に客単価が1/4になるというのは商売としては、ビッグバン並の大転換が必要です。おそらく今後ももし1円パチンコが主流になる(客に支持される)のであれば、その時代のパチンコは今のような"ギャンブル"ではなく、カラオケやゲーセンのような本当の意味の"娯楽"になっているでしょう。
カラオケやゲーセンのような客単価が成立するのは、それにあわせた収益構造になっているからで、パチンコ屋もそのように構造改革をすれば全く問題ありません。ただその結果は今までのようなパチンコ屋は有り得ないと思います。
まぁ今のところ1円パチンコはまだ実験的に1シマ2シマ入っているだけなので、いきなり客単価が1/4になった訳でもありません。今の所は遊ばせておいてもどうせ維持費はかかるのだから、ちょっと試してみようか程度のものです。また景気が戻れば以前のようにギャンブルが復活すると考えているとろが多いでしょう。そこまで本格的な転換を真剣に考えている所は無いのではと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほどゲームセンターのようになったと考えればいいんですね。 納得しました