この種の質問に多く答えている中年既婚男性です。
この方は一体何様なのでしょう?
もはや、男だから、という理由だけで、その人を立てるなんてナンセンス且つ時代錯誤の一言に尽きると思います。先輩や、年長だから、経験が豊富だから、師匠だから、仕事ができるからなどという理由で「立てる」(尊重する)というのならわかります。その相手が他の要因で「立てる」に値する人間であれば、男性であろうと女性であろうと立てればよいのです。
又、仮に職位や経験が下位の人間であっても、意見を言うこと自体について怒るなどというのは言語道断です。
女は素直で、おとなしくて、何でも従順に男の言うことを聞いてくれるのがよい、という考え方は、「ジェンダー・バイアス」(男女の役割を固定的に考える偏見)に基づく考え方で、男性たちが、男性優位社会の正当性を主張するために作り上げてきた妄想であり、速やかに棄却されるべきであります。
とはいっても残念ながら、依然として、男性優位社会は、当分の間地球上からはなくならないでしょう。現に戦時中などの非常時には、秩序を守るために、男性優位社会が、有効に機能していたのも又事実だと思います。このようなものの考え方、言い方をする男性に対しては、一定の尊重と理解を示しつつ、その発言を名指しで批判する話し方(相手を主語にする'You Message')ではなく、「私はこう思う」という自分を主語にする話し方(’I Message')で話し、相手を刺激しないことも必要だと思います。
相手がこのような理不尽な理由で怒る場合、悪いのは100%相手であり、相手の問題であります。あなたは気に病む必要も謝る必要もありません。相手にしないのが一番です。