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ロードオブザリングについて
映画ロードオブザリングの後半部分なんですが。 最後の大勢のオークと戦士たちが戦うシーンがありますよね。 その時、ボロミアが笛(?)を吹いています。 その笛の理由って何なのでしょうか? 最初は仲間を集めるために、吹いたのだと思っていました。 でも何度も見ていると、フロドにした行為の報い(って言うんですかね…)のため、自分の誇り(命)にかけて、皆を守ろうとしたのかなぁ …と思うようにもなりました。 あまり意味はないのでしょうか。。 皆さんのご意見をお聞かせください。
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最近指輪指輪とうるさくて、もう指輪の「ゆ」だとか「ロー」とか口にした瞬間友達にも「また長話?!」と警戒されるようになってしまった者です。指輪の話は3分限定!とか言われてしまいました(TT)。ちょっと悲しいです(^^;)。私の長語りにおつきあい頂けますか? ボロミアの吹いたゴンドールの角笛は意味のあるものです。今人に貸してしまって参照できないので、詳細は違うと思いますが、本の中では「ゴンドールの角笛は危機の際、また勇気ある突撃の際に吹き鳴らされる」と説明されていたように思います。 私は、ボロミアを象徴するものはこの角笛と盾だと思っています。 盾は、映画中ボロミアとアラゴルンの見分けがつかなかった私が目印にしていたので映画版では特にそういうイメージになってしまうんですけど、ボロミアは守る人、なんです、私にとって。 彼がエルロンドの館を訪れたのも、王座が空の時代に、勢力を増してきたモルドールの現実的な脅威に晒されている祖国の危機を伝えるためです。そのために荒野をたった一人で何ヶ月もかかって乗り越えてくる勇気のある人です。彼が指輪の会議に出た時から死ぬときまで、しゃべることは自らの誇りのことばかりです。確固たる騎士道精神、武士道精神が彼の中に息づいていて、それに従うことが彼にとって自分の生き様であるとしていたようです。(雪山で吹雪に埋もれたときに「我が祖国では・・・」というところとか、すごく印象的でした)それもすべてゴンドールのためという気がするんです。 そのゴンドールの角笛は有名なもののようです。ゴンドールから遠く隔たった闇の森からあまり出たことのないはずのエルフが、それを気がついた(映画)ぐらいですから。 ボロミアは実は、裂け谷出立の際に高々と角笛を吹き鳴らして、裂け谷に響き渡る角笛の音に髪の毛を逆立てたエルロンドに「そんな風に騒々しく自分の居場所を知らせるのはどうかと思う」とやんわりたしなめられるのですが、ボロミアの返事は「たとえこの旅が隠密のものであっても、我らはこそこそと振舞わなくてはならない盗人ではない」というようなものでした。(ちょっとずれた返事ですよね。体育会系というか) うまくいえませんが・・・この「悪いことをしているわけじゃないんだから、誇り高くあれる」というのがボロミア、だと思います。常に正しい道を選び取りたい、その単純さが彼の私心のなさの顕れだと思っています。 そういう彼にとって、フロドから指輪を奪おうとしたことは今までの自分自身への最大の裏切りで、もっとも彼をうちのめす行為でもあったはずです。 あの時角笛を吹き鳴らしたのは、メリーとピピンを逃すためにウルク=ハイたちをひきつけることと仲間に居場所を知らせる、両方の意味があったのでしょうが、やはりtrenさんが仰るとおり、自分の誇りを取り戻すためもあったんだと思います。 そのときにはまだ死が先にあると思ってはいなかったんでしょうが、守ろうとするあまり道を大きく踏み外した祖国に顔向けできない自分のままではいたくなかったのかもしれません。彼がそこまで考えていたのかどうかはわかりませんが、祖国と強く結びついた角笛に大きな意味を置いたのではと思います。 ちなみに、trenさんが小説のほうはまだ読んでないのでは・・と思ったので控えましたが、二部にそのゴンドールの角笛が大きな意味をもつシーンがあります。 それを考えると、やっぱり「ゴンドールの角笛」でなく単に「角笛だ!」とした映画公開時の字幕を噴飯ものと言い切りたくなります。 映画版の字幕のほうは、ボロミアを単なる小心なこずるい悪役に仕立て上げているようで好きになれません。 もっとも、二部が公開されて兄・ボロミアと対照的な弟ファラミアが登場したら、あの字幕でもボロミアのイメージは変わってくれるんでしょうか・・・。(弟は、「たとえ、我が白い都ミナス・ティリスが敵の手に蹂躙されるのを防ぐ唯一の手段が指輪を使うことにしかなくなったとしても、絶対に指輪に頼ったりはしない」と言い切った、ボロミアと非常に好対照な人物です。二部から三部で大活躍・・・のはずです) 長くなってすみません。私は、ボロミアがそれほど深く物事を考えて角笛を吹き鳴らしたとは思っていませんが、彼の誇りがかかっていたということに賛成です。
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- KINGBIRD
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#2の者です。 他の方からつっこみを受ける前に訂正させて下さい。 ボロミアが避け谷を訪れたのは、ゴンドールの危機を知らせるため、と書きましたがこれは私の解釈です。直接的な理由は、彼の仲の良い弟ファラミアが「折れたる剣を求めよ」という予言のような夢を見つづけており、ボロミア自身もその夢を見たのでその理由を求めに・・・というものです。 ただボロミア自身は、ゴンドールは気の遠くなるほど長い間モルドールとの前線を引き受けてきたんだから(裂け谷や他の国は守られているのでは)、という気持ちがあったみたいですし、(わが国があったからこそ・・という趣旨のことを言っています)そのゴンドールを救う手立てになるのではと考えて折れたる剣探索に出ているので、「ゴンドールの危機を救うため」(一時の危機ではないのですごい安易な言い方ですが)と私は解釈しました。 また、シルマリルか本編でか忘れてしまったのですが、ゴンドールの角笛は確か執政官の一族の長子が代々受け継ぐ伝統のあるアイテムで、危急の際に吹き鳴らせばその味方の耳に入らずに消え去ることはない、とかいうアイテムでもあったと思います。吹けば必ず援軍の来る国、というのがゴンドールだとかで。 実際、ボロミアの危機を父デネソールと弟ファラミアは感じていたようです。援軍としてはせ参じるにはあまりにも遠すぎたのですが。
- toysmith
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あの笛はゴンドールの戦士の誇りを象徴しています。 ホビットの危機をアラゴルン達に知らせるという意味があるのはもちろんですが… ・勝ち目の無い戦いに挑む自らを力づける ・ゴンドールの誇りを傷うけんとする行為(自分の行為)を償うための戦いを宣言する など複雑な意味がこめられていると思われます。