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バンド運営に関して…打ち込みをプリプロセスとする場合

当方作曲&ヴォーカル担当で新規にバンドを立ち上げようとして いるものです。 現在作曲はSC88をつかって打ち込みでやっているのですが、 バンドをやっている知人から「モロ打ち込みっぽい演奏だね、 ちゃんと生のプレーヤー集めてやったほうがいいよ」とアドバイスを 受けました。 彼曰く、打ち込みはプリプロセス的な程度に留め、有る程度外枠を つくって、後ほどベース、リードギターなど各プレイヤーに アレンジをしてもらうべき…打ち込み音楽はどう足掻いても 所詮カラオケボックス音源レベルで売れないとのことでした。 そこで質問なのですが、先ず上記のように打ち込みを叩き台にして、 アレンジを各プレイヤーに任せるという方法は本当に上手くいくの でしょうか。私としては各プレイヤーの取りまとめ等にかなり苦労 しそうな気がするのですが…。一番恐れているのが皆が独りよがりな 演奏をして結果的にミックスダウンしたときの音楽が打ち込みより 目茶目茶になってしまうことです。またその修正対応に忙殺され 結果運営に支障をきたすのではないかという恐れもあります。 それともう一つ不安なのが、打ち込みをプリプロセスとするのは 良いとしても、アレンジを任せるにはそれなりのレベルの技術を 持った演奏家に任せないと難しいと思うのですがどうでしょうか。 私としては上記のような不安から、ギタリスト、ベーシストなどを 募集するのに現在ためらってしまっています。 質問をまとめます。 まず打ち込みを叩き台にしてアレンジを各自に任せる方法が 良い選択なのかどうか。これが一つ。 次に実際アレンジを各自に任せるとして、メンバーには高度な 技術力が求められると思うのですが、このような場合募集に際して どのような点に注意し、どのように募集をかけ、どのように審査を 行うのが妥当でしょうか。これが二つ目です。 経験の有無を問わず。どなたかアドバイスを宜しくお願いします。 特にプロ、業界関係者の方からのご回答を期待します。

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  • kenta58e2
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回答No.2

うーん、結局のところ、質問者の方が集めたメンバーの方に対し、音楽的に強いリーダーシップを取れるかどうか…問題はそこだけだと思いますよ。 その意味で、メンバーを集める時は、技術はもちろん大切ですが、質問者の方にとって人間的に人柄が合って、音楽的にお互いに建設的な関係を持てる人間かどうか…そこをきちんと見抜いて招聘(採用か?)することが大切ですね。むしろ、演奏技術よりもそっちの方が大切なくらいだと思います。 なぜなら、アレンジをパートに任せると言っても、原曲を作ったのが質問者の方である以上、曲のイメージに対して『譲れない線』はあるでしょうしあって当然。そのことをメンバーが曲がりなりにも理解してくれれば、少なくともあなたの曲イメージを真っ向から崩すようなアレンジはしませんし、よしんば初版でそうなったとしても、あなたとの話し合いで解決→修正変更が可能です。というか、レコーディング前にそこまでできてないと、プロだアマだに関係なくレコーディング自体が出来ません。 ですから、審査項目の一番は「人間性」ですよ。これはマジで言います。 少なくとも、集めるメンバーを「(自分の思い通りのイメージで演奏するめの)演奏マシーン」的に捉えてはダメです。例え無意識にでもです。 ちゃんと、あなたを作曲者→リーダーとしての共同体として、曲イメージの相互理解が出来ていれば、まかり間違っても心配されている >結果的にミックスダウンしたときの音楽が打ち込みより >目茶目茶になってしまうことです。またその修正対応に忙殺され >結果運営に支障をきたすのではないかという恐れもあります。 ということは、発生のしようがありません。 この点、質問者の方ちょっとレコーディングを誤解されてないかと思ってしまうのですが、もし曲が崩壊するなら、ミックスダウンどころか、その前のパート別レコーディングの時ですらなく、レコーディング前に各パートのアレンジを持ち寄った「音合わせ」の段階で崩壊しています。 もしかして、バンド練習無しにいきなりパート別レコーディングに入るつもりだった…ってことはないですよね。 全体イメージの統一のためには、バンド形態で音合わせして、全パートのアレンジ煮詰める作業をしないことには話になりませんし、当然各パートの初版アレンジ段階では、質問者の方と各パートにイメージのズレがあって当然。そのイメージ修正のためには、当然複数回以上の「全体の音合わせ」を経ないといけませんし、「音合わせ」でバッチリまで持って行かないとレコーディングなんか出来ません。そして、そこまで持って行ければ、あとから膨大な「修正作業」が発生するわけがありません。 そういう「バンド体で煮詰める」方法を取らないなら、こっちが「職人」としてのスタジオミュージシャンを集めて、アレンジは当然すべて完璧にこっちでやって「この通り弾いてくれ」と指示する…というやり方になります。そういう方法なら、普通は「職人」ミュージシャンはお金出して雇う形態にならざるを得ません。ちなみに、アマチュアでもこの方法を取られている方は、意外と結構居ますけどね。 むしろ、これは余計なお世話なんですが… 「モロ打ち込みっぽい演奏だね、ちゃんと生のプレーヤー集めてやったほうがいいよ」 という感想が知人から出ると言うことについて、質問者の方がご自分の曲に対して、いわゆる「ノリ」とか「スイング感」とか「タメ」とか言われる『情緒感』を完全にイメージできているか…ひいては、自分の打ち込みサウンドには何が足りないかを把握できているか…ということが、最も大切なことと思います。 というのは、曲の解釈や『情緒感』についての明確なイメージがないリーダーでは、いくら技術の高い演奏者でも到底ついて行けなくなってしまうからです。リーダーが明確な感覚を持って「ここはこうしたい」と伝えてくれないと、弾く方は何をどうすりゃいいのかさっぱりわかりませんからね。 ちなみに、売り出したらちゃんと売れるかどうか…は別としても、最近の打ち込みソフトは私が言うような『情緒感』(ノリだのスィングだの)についても、かなり作成者の意図を反映したコントロールが出来るようになっているので、作成者が相応に打ち込み技術を持って、きちんと曲イメージを技術的に反映できている作品なら、「モロ打ち込みっぽい」「打ち込みは所詮カラオケレベルだ」などということはありません。 話を戻して、曲イメージを明確に持って、それを他人に明確に伝えられる自信さえあれば、あとは人間性の合うメンバーを集めることが出来るかどうかという、物理的な問題だけといえます(これはこれで、運や縁も必要なので難しいことは難しいですが)。 また、ただ単にプリプロセスを提供するだけで、あとはメンバーに上手くやって貰おうというのは、それもありですが、相当に時間がかかります。少なくともその場合は「バンド」としての人間関係の熟成をまずやらないと、先に進めません。 前者は、作曲者としてのセンスの他に、質問者の方に「リーダー」としての、かなり多大な素養と努力を要求します。 後者は、とにかく相当な長期戦で「バンドの熟成」という時間的資源が要求され、その間、質問者の方がメンバーに対して求心力を維持しないといけません。時には、集団のリーダー役は誰かに預ける必要すらあります。 そういうことが可能な自信があれば、あとはメンバーを集めるだけですね。

Wunderlich
質問者

お礼

(長くなったので補足と分割させていただきました) 具体的な募集のプロセスも大分見えてきました。 価値観の共有については曲を聴いてもらって感想を聞けば、 有る程度分かってくると思いますし。また技術面でも審査を 行っておけば、音合わせの際にもよっぽど酷いことにはならない だろうと思います。 うん、大分考えがまとまってきました。 方針としては私が先ず作曲者として求心力を持ち。楽曲は アレンジを煮詰めるだけ煮詰めてメンバーに提示し、 それについて異議や提案があればその都度音あわせで修正していく。 そのためにもコミュニケーションは重要でより価値観、思想、 人柄が自分たちのバンドにふさわしいと思えるものであることを 確認して人材を登用することが望ましい…そういう感じですかね。 大分方向性が見えてきました。 貴重なご意見をありがとう御座いました。

Wunderlich
質問者

補足

>審査項目の一番は「人間性」ですよ。 そうですね、回答者様の仰るとおりだと思います。 >こっちが「職人」としてのスタジオミュージシャンを集めて、 >アレンジは当然すべて完璧にこっちでやって >「この通り弾いてくれ」と指示する… うーん、それもアリな気がしますね…というか私今まで そんな感じでバンドを捉えていました。お恥ずかしい限りです。 今の私としては両者の中間を取りたいところですね。 私が作曲者としてアレンジをしっかり煮詰めて、演奏者に提示して、 至らないところは直してもらう。それで良いんじゃないかと 思い至りました。それではダメですかね?(笑。 その場合わたしのアレンジ能力次第とのことですが、 幸い作詞家、ヴォーカリスト、その他スタッフからのウケは良いですし 私自身も慎重にアレンジを練っていますので、アレンジの完成度的 には高いんだと思うんです。 ただ一つ問題は… >質問者の方がご自分の曲に対して、いわゆる「ノリ」とか >(中略) >自分の打ち込みサウンドには >何が足りないかを把握できているか… ここですね、私自身実感としてイマイチそのスイング感とかタメ といった情緒感が理解できていないんです。私の音楽を他者の音楽 と比較しても何が違っていて何が私に足りないのかが良くわかって いません。これって作曲者として求心力を維持するには問題ですよね。 シーケンスの際に微妙に音を前後に揺らせてモッタリ感をつくったり グルーブを作る。そういう技術的なことは理解していますし、 それによってもたらされる効果もDTMで検証済みです。 でも、志向しているジャンルというか音楽性がどっちかというと、 上記のような、言い方が悪いかもしれませんがルーズなノリではなく 正確なクオンタイズでソリッドなノリの音楽なんですよね。 例で言うと Depeche Mode とかあんな感じです。 たまにロックっぽいのもありますが思想的には そんな感じなんです。そうですね、これは思想です、思想として 根付いちゃっているものなんです。機械的にクオンタイズされた 演奏の方がスッキリしてて都会的で良いと思うんですよ。 これってダメなんですかね。 考え方を変えなきゃいけないってことなのかもな~。 >曲イメージを明確に持って、それを他人に明確に伝えられる自信 >さえあれば、あとは人間性の合うメンバーを集めることが出来るか >どうかという まさに回答者様の仰るとおりだと思います。用はコミュニケーション で、私が作曲者としての求心力をどこまでもてるか。またメンバーが どれだけ同じ価値観を共有し作曲者の意図に同調してくれるか。 コレだと思うんですよね。 その点で価値観の合う、人間的な相性の合った仲間を集めることの 重要性が深く理解できました。

その他の回答 (2)

回答No.3

No2様の回答と、ほぼ同意見です。 自分もアマチュアですが作曲・アレンジします。 なんで、ご参考までに・・・ 自分の中でかなり曲のイメージが明確に見えてる場合は アレンジ突き詰めて、完成形としてメンバーに渡して 「概ねこの通りにやって欲しい」って渡します。 また、ラフ案(コードとメロだけ)とかを渡して それぞれのイメージでスタジオでアレンジしていったりという方法をしたこともあります。 どっちが楽かっていうと、前者ですね。 後者の場合は、メンバー間でそれなりに言いたいことが言えたりとか、メンバーのおおよその技術や嗜好がわかってないと、難しいです。 セッションしてても、グダグダになることがあるので、どっかで誰かの「鶴の一声」が必要になることもあります。 メンバー集めるときは、自分の希望をしっかり書いてます。 技術ある程度あって、耳コピ・アレンジできる方・・・みたいな。 可能であれば、音源をネットにアップして、聞いてもらってます。 自分から加入するような場合でも、そういった条件を見ながらそういう人に連絡とっていきます。 何にせよ、バンドは人と人とが集まってやるもんなので 自分の考えてる通りになんか絶対に行かないと思っておいたほうがいいです。 「なんでこうならないんだ」って考えるより、「コレはコレでありだな~」っていう風に考えていかないと なかなかうまくいかないと思います。 頭の中でシミュレーションしすぎると現実とのギャップに悩むことになるような気がするので あまり考えすぎずに動き出しちゃった方がいいのかな~と思います。 ご参考までに。

Wunderlich
質問者

お礼

すみません、なんかエラーでお礼の書き込みの投稿に 失敗してしまいました。 なので簡単にまとめだけ。 >自分の中でかなり曲のイメージが明確に見えてる場合は >アレンジ突き詰めて、完成形としてメンバーに渡して >「概ねこの通りにやって欲しい」って渡します。 そうですね、この方法が自分でも一番スムーズだし 自分に合っていると思いました。なので採用させて頂きますね。 二番目の方法もバンドが成熟したらやってみるのも面白いかも しれませんね。 >メンバー集めるときは、自分の希望をしっかり書いてます。 はい、私もそうしたいと思います。 >何にせよ、バンドは人と人とが集まってやるもんなので >自分の考えてる通りになんか絶対に行かないと思っておいたほうがいいです。 そうですね、絶対イレギュラーなことは起こりうると思います。 意見の対立などもあるでしょう。ですが音作りに関しては妥協は したくないですね。 >あまり考えすぎずに動き出しちゃった方がいいのかな~と思います。 とりあえずここ半年はカラオケバンドで会場設定とか運営の経験を 積んで、メンバーを増やすのはそれからにしようと思います。 今の自分がいかに無知で未熟かを思い知らされましたので。 それではご回答ありがとう御座いました。 大変参考になりました。

  • tyty7122
  • ベストアンサー率31% (238/764)
回答No.1

とりあえず、完全アマ志向か完全プロ志向かの両極端に絞って回答したいと思う。貴方がそのどちらでもなければ、適当にバランスを取って考えて頂きたい。 【完全アマ志向の場合】 打ち込みのセンスは徐々に磨けばOKであり、変な人間関係に巻き込まれることなく貴方の考えるスタイルの追求だけを考えればよいかと思う。すぐにステップアップはできないかもしれないが、試行錯誤を続け、ときには自分の過去の作品を聴きかえしたりすると「自分がこうしたいという方向」が明らかになっていくものと思う。大切なのは「貴方自身が楽しんでいるかどうか」ということである。貴方が楽しんでいないのに、聞く側が楽しめるわけはないのだ。 >どのような点に注意し、どのように募集をかけ、どのように審査を 行うのが妥当でしょうか。これが二つ目です。 まずは、音楽だけでなく、趣味や性格が合うかどうかで選んでいけばよいと思う。最初は遊び仲間を探す感覚、合わなければすぐにさよなら、そんな感覚で気楽に探すとよいかと思う。 【完全プロ志向の場合】 甘っちょろいにもほどがある。というか常識がない。各楽器のアレンジさえまともにできない、そしてメンバーをまとめられないなど論外。プロを目指すなどあまりにもおこがましいが、将来に備えるという意味ならば自分よりも各楽器に詳しい人間の意見を深く広く聞いて勉強するべきだ。もちろんそれを鵜呑みにせずに自分のスタイルに取り入れていくことが大切だ。もちろん、アレンジを任せる相手に貴方が期待する能力があるかどうかを判断するのも貴方の責任である。 >まず打ち込みを叩き台にしてアレンジを各自に任せる方法が 良い選択なのかどうか。これが一つ。 人脈がすべて。プロを目なす貴方ならば「こうゆう音ならばだれに話を持っていくべきなのか」を考えなければならない。知り合いが少ない? お話にならない、貴方にはプロを目指す資格など現時点では微塵もない。甘っちょろいにもほどがある。

Wunderlich
質問者

お礼

んーどちらかというと私はアマチュア志向のインディースですかね。 提示頂いた例でいうと中間くらいでしょうか。 曲は現在20曲くらいあります。夏には打ち込み音源&ヴォーカルで CDもプレスする予定です。 メンバーからの評価は良いようですが長年バンドやってる人間が 聞くとやっぱり打ち込み臭さがあってダメ…とのことです。 各楽器のアレンジさえまともにできない…とのことですが、 別にアレンジを任せるのは私にアレンジ能力が無いわけではなくて、 各楽器それぞれのプロに任せた方が音楽がよりよくなるのでは という考えに基づいてのことです。決してアレンジができないから… とかそういう理由で任せるわけではないのでその点は誤解しないで 頂きたいです。 まぁ甘っちょろいのは認めますがプロ志向というよりは アマ志向なんで見逃してやってください(笑。 んーそれにしても当てはまるポジションが中間なんで判断に 迷いますね。アマチュアだからって只の馴れ合いバンドに しちゃうのは納得がいかないし、かといって完全プロ志向の ように覚悟が決まってるわけでもない。微妙な感じです。 とりあえず両者とも仰っていることは至極マトモだとは思うのですが。 難しいですね。現時点ではまぁどちらかというとアマ志向のほうを 参考にしたいと思います。 何はともあれご回答ありがとう御座いました。

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