- ベストアンサー
表地と裏地の寸法
ウール地の表地に キルトの裏地を付けようと思います。 この場合、裏地の寸法は表地に対してどのようにすればよいのでしょう? 布の厚みを考慮しなければならないのでしょうか。 どうぞ教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
・既に何かを作ってみられた型紙。 ・キルトの裏地とは、キルト状に加工された裏地。 上記2点を踏まえた上で、、、 通常の裏地ですと、表地は伸縮性(ストレッチという意味ではありません。繊維、あるいは生地の性質上の事です。)があっても、裏地には無いので、裏地は表地より、大きく出来上がるように「きせ」を入れて縫います。 それに対して、キルトの裏地は、キルト綿が挟んである事と、縦横、あるいは斜めに格子状にミシンが入っているので、「厚みがあり」「硬い」生地になります。 ですから、通常のように裏地を大きく作ると、服として立体になった時に、内側が余ると言う現象が起きます。余ったものは服の内側、つまり、体の方に圧力をかけますので着心地が悪くなります。ソフトな生地なら無視出来るのですが、キルトで硬くなった裏地は中でごわつきます。表地がソフトで、しなやかなものなら、表にも出てしまいます。 既に使用した事のある型紙なら、そのサイズで裏地パターンを作り、更に外回りにくる表生地のパターンはそれより大きくすると良いです。 生地の厚みの見方は、 ・20cm四方くらいの表地と裏地を二枚重ねにして、合わせます。(地の目をそろえてください。) ・片側の縦を一本ミシンンで縫います。ぴたっとアイロンで押さえます。 ・縫った方と逆側の裁ち端をもう一度切りそろえます。 ・縫った方を持ち、キルトの裏地を内側にして、二つ折りにします。ぴたっと折るのではなくて、大きくカールさせるように。 そうすると、切りそろえたはずの裁ち端がずれます。それが裏地と表地の寸法差です。ずれた分、表地を大きくしないとキルト地が中で余ります。 ちなみに、裁ち端と縫った方を持ってカールさせると表が突っ張った感じになりますよ。 袖の裏地パターンは袖底を2.5~3.0程度挙げて作ります。
お礼
大変明確な回答を頂き、感謝いたします。 今までも 洋裁をされる方やお店の方に尋ねては見たのですが、”少し大きめに”という風なアバウトな答えでしたので 理論から教えて頂きとてもよく分かりました。 早速 実践させて頂きます。 どうも有り難う御座いました!