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「機動戦士ガンダム」なぜサイド3の独立を認めなかったのですか?
地球連邦政府は、なぜサイド3の独立を認めなかったのですか? 認めれば、戦争をせずに済んだと思うのですが。
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利権問題です。 サイド3に限らず宇宙の資源(人的資源・工業力的資源・月や小惑星などの地下資源など)があります。 それまでは「権利者だも~ん。搾取して当然だよね!」と言ってた地球連邦側。 だけど、スペースノイドが独立したら、彼らも権利を主張し始める。 搾取どころか彼らからきちんと購入しなきゃならない立場に。 さらに言えば、地球側も一定度の資源は宇宙に依存していたわけで。 それをスペースノイドに牛耳られたら自分の首も絞まる事もあります。 そりゃ大損だ!というので反対してたわけです…ってのが非常に大雑把な理屈ですね。 歴史上の植民地独立と全く同じだったり。
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- alidon
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独立を認めるという事は完全な自治権を与える事です。 支配地ではなくなる事です。 そうなると、これまでのように地球連邦政府が好き勝手に政策を決定できなくなります(これが宇宙移民者達の最大の不満でもありますが)。 各コロニーで採掘した資源も、税金も、何も取れなくなります。 だから拒否した、これは連邦政府として見れば当然です。 更に、連邦政府は戦争の危険を心配しませんでした。 ミノフスキー粒子の発見により、現在連邦政府が保有している圧倒的な戦力が無力になる事、モビルスーツの開発によって戦争になった場合に圧倒的に連邦が不利になる事を知らなかったのですから、もしもサイド3が強行に武力行為に及んでも、あっという間に鎮圧できると踏んでいたのです。 更に、宇宙移民者の不満が高まっている事も判っていましたから、これを圧倒的な戦力差で叩き潰し、他のコロニーに対しての見せしめとすることすら想定していたでしょう。 だから、独立を認めなかったのです。 地球連邦政府が各コロニーから得られる資源を当てにする必要が無く、また、サイド3が連邦に対してあれだけ拮抗した戦力を開発している事を知っていたら、もしかすると独立を認めざる負えなかったかもしれませんが。 そして、サイド3をジオン公国と改め、独立戦争を仕掛けたザビ家は、平和的に交渉で独立をするのではなく、最終的には地球圏の支配を狙っていましたから、自らが連邦と対等に渡り合える戦力を持った事は極秘にし、あくまでも開戦によってその力を示し、連邦政府を弱らせる目的があったのです。 相手を舐めきって自らの勢力の一部に留めようとする連邦と、其れを利用して権力、武力の誇示をしようとしたサイド3ですから、あの戦争は不可避でした。 ジオンの善戦によって思わぬ疲弊を蒙った連邦は、もはや力ずくでこれを抑えきる力が無かったために形の上だけでサイド3に独立自治権を与えました。其れを以って終戦に持込めたのです。 しかし政治的な敗戦と言う形で理想を挫かれた多くのジオン将兵はこの終戦協定を認めず、各地に潜伏して残った戦力でゲリラとして反抗し続けました。 そしてこの戦争で疲弊しきった連邦政府は、荒廃した地球圏の再開発に注ぐ資金も底を付き、地球圏各地に残ったジオンの残党を根絶するだけの力は持ち得なかった為、ジオン残党による大掛かりなテロに抗し切れませんでした。 結果、テロリストによるコロニー落としを防げずに更に多くの被害を蒙るにあたり、ジオン残党を徹底的に排除すべしという機運が高まったためにティターンズという特殊部隊を組織して、彼らに大きな権限を与えたのです。 テロリスト対策の特殊部隊。 これがティターンズの存在意義です。 が、結局これは元から宇宙移民者を下等な存在として地球至上主義を掲げた一部の軍人に利用される形で新たな戦乱の火種となります。 ティターンズが、ジオン残党狩りを名目に、極端な宇宙移民の迫害に及ぶにあたって反地球連邦組織、エウーゴが生まれました。 なんて、真面目に解説してしまった(笑)
お礼
ご返信ありがとうございます。 よく解かりましたよ。
- Devil-Ear
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うーん、バルト三国とは背景が違うと思うのですが・・・ ただ、あのコロニーをジオンが”自費”で建造しており、ジオンの家系のものだけ(まあ、知人も含みましょう)で生活を営んでいるのなら私も有りだと思います。
お礼
そうですね、地球連邦政府がコロニーを建設したのに、さっさと独立されては、地球連邦はいい顔をしませんよね。
- Devil-Ear
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私はガンダムファンですが、解説本などは読まないので想像でお答えさせていただきます。 まず、スペースコロニーはどこに属しているのか? たとえば、アメリカ的に考えれば「州」日本的に考えれば「県」だと思います。 つまり、自治体は地球「もしくはどこかの国」に属しているはずです。 日本的に考えれば、某東国○知事が「○○県を独立させます。」とか、某石○知事が「東○都を独立させます。」といっているのと同じなんですよね。 そりゃ、無理でしょう?
補足
そう考えると無理なのですが、 古い話ですが、昔バルト3国がソ連から独立しようとしましたが、ソ連はそれを許しませんでした(結局は独立しましたが)。 そう考えると、ありでしょ。
地球連邦政府が存在していると云う事は、 それ以前の世界は混沌とした独立した国家が存在していたと考えるのが自然ですね。 で、その頃はアメリカが世界(地球)の警察として軍を世界の海に展開していたかも知れませんね。 しかも、絶えず紛争が伴っていたと思います。 中国は国境付近は民族の蜂起で分裂しない様に圧力を掛けているかも知れない世界。 ロシアはヨーロッパの諸国と常に覇権争いしていたかも世界かも知れませんね。 イスラエルは絶えず紛争が付き纏って居た世界かも知れませんね。 他のアフリカの国も政府軍と革命軍の対立がね。 その様な世界だったのを乗り越えて地球連邦政府が樹立して、 スペースコロニーのサイドの建築をして、 民間人を宇宙のスペースコロニーのサイトに移民させた訳でしょう?。 そして、何代か経た地球連邦政府が地球から宇宙に移民した人々を支配するには、 時間が経って、スペースコロニーの人々は自治権の目覚めをするには時間があり過ぎた。 そして、地球に残った地球連邦政府はスペースノイドの人達の生活の事は忘れ始めた訳でしょう。 そこに、突然ジオン軍が独立戦争を仕掛けて・・・。 独立戦争に至る前に、サイト3の人々の声を疎んでジオン・ズム・ダイクンの暗殺に 地球連邦政府の官僚が手を貸すかサイド3の混乱する様に仕向けたかも知れない。 そして、が権力を握るとか、コロニー落しまで敢行するに至ったかも知れない。 まっ、簡単に言えば、 地球連邦政府の政治家と、地球連邦政府の官僚と、スペースノイドとの心の温度差が、 独立戦争にまで至ったのでしょうね。
- Scull
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まず第一の経緯として、それまで地球連邦のうちの「比較的下層民」が優先的に宇宙移民されてきた歴史があります。上層ほど地球に残り、利権を貪っていたという構図です。 ですから宇宙市民が自治権を獲得して独立した場合、地球連邦としては経済基盤を喪失し、貪る利権をも失う訳です。これが1サイドの問題だけですめばいいのですが、サイド3の独立が他のサイドの独立の呼び水になっては地球連邦が立ち行かなくなります。そのためにムンゾの独立を何としても認める訳にいかなかった。 結果としては戦争になり、膨大なサイドの喪失や、人口の激減などを経て地球連邦の基盤は脆弱化し、宇宙戦国時代へと移ってしまう訳ですが。 こういう地球連邦側の「事情」、それにたかが国力にして1/30のムンゾごときが牙を剥いたとしてどれほどの脅威になろうかという「甘い見通し」があった事も否めません。連邦側の見込みとして、戦争という規模ではなく、ちょっとした「武装蜂起」程度の事だろう言う事だったのでしょうね。
- orihalcon
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サイド3の独立を認めたら、果ては全てのサイドの独立を認めることになるでしょう。観光サイドのサイド5、通行料を取れるサイド6は独立する必要はないでしょうが、サイド1、サイド2は続けて独立したがることは目に見えています。サイド3を叩いて見せしめにしておかないと、他のサイドが連合を組んだら、結局、戦争になります。 ティターンズの設立とサイド3の独立は別の話です。
補足
すべてのサイドの独立を認めてもいいのではないか、と思うのですが。
物語が進まないでしょう。 戦争にならなきゃガンダムだって存在しないんだから。 「機動戦士ガンダム」って話そのものが存在できなくなります。
お礼
ご返信ありがとうございます。 地球至上主義、 これに反発したスペースノイドを抑えるために組織されたのが、ティターンズだったのですかね。 私はよく知らないのですが。