じゃあ、邦画で。
大作じゃなくて、かつ、アクションとかホラーとか
あるいは単なるお笑いじゃなくて
多少地味でも人間的なヤツを、先入観なしに見れば
本当に感動できるモノを、最近のモノから順に。
あまりネタバラシにならないように努力します。
●ハッシュ!
30代の女と、2人の男が主人公の、今年の映画。
といっても、男2人はゲイなんだけどね。
一人はゲイであることをカミングアウトしてます。
もう一人は隠しています。
そこには「普通であること」「ちゃんとしてること」って何?
といった葛藤が、まずあります。
そして、女性の方は人生をほとんど投げています。
つまり「普通じゃない」「ちゃんとしてない」です。
おまけに「人生を投げている=自分を見失っている」んです。
この3人が出会い、女性からのある提案をきっかけに
人生を自分らしく再構築しようともがきはじめます。
もがいていくうちに映画は徐々に、この3人の周りの人たちを
描いていくようになります。
そこに「自分らしさ」って何?といったテーマが出てきます。
映画は後半、それぞれの立場が激しくぶつかりあいます。
重いテーマですが、映画のトーン&マナーはウィットに包まれています。
出演は高橋和也、田辺誠一、片岡礼子、秋野暢子ほか。
いや~、演技が抜群に上手いんです。
●クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
知る人ぞ知る、映画クレしんシリーズの中でも
最高傑作の誉れ高い、去年公開した9作目です。
知らない人は驚くんですよ、クレしん?って。
下品だ、とか、脱力だ、とか、子供に見せたくない、とか。
映画は正反対なんですよ。
ディズニーや宮崎駿を見るくらいなら、コッチを見るべき。
今時、真っ当な家族愛を堂々と訴える超正統派娯楽作品です。
映画館で見たとき
前半はお父さんがクスクス笑っていて
中盤は子供たちが大笑いしていて
後半は親子が一緒になって大泣きしていたのが
印象的でした。
もちろん私も最後は号泣してしまいました。
●ジュブナイル
一昨年の映画。このスタッフの最新作として
今「リターナー」が公開されています。
上の2作より少しレベルが落ちますが
ドラえもんの「あの話」をベースにした
タイトルどおり「ジュブナイル映画」=少年、少女の
気持ちに帰れる映画です。
ラストは知ってる人には分かってしまいますが
分かってても泣けます。く~っ!
うわ~、アクションとかホラーとかお笑いとかを除いたら
3本しか思いつかなかった。
お礼
いらっしゃいませ。 「ハッシュ」は初めて聞きました。レンタル屋で探してみますね。 「クレヨンしんちゃん」・・・・絶句。私も下品な感じがして見ないようにしていた一人だったので・・・。そんなにいいんですか・・・。親子が号泣かあ。あんまり意外なので、とても興味があります。 「ジュブナイル」・・ドラえもんのあの話、と言われてもピンとはこないんですが。青春映画は好きなので、そそられます。よさそうですね。 ありがとうございました♪ さて、そろそろ締め切ります。 皆さんにポイントを差し上げたいのですが、甲乙つけがたく迷っています。 で、一番そそられた「日本の黒い霧」を推薦してくださった方と、ここでの推薦がなかったら絶対手にとりもしなかっただろう「クレヨンしんちゃん」を推薦してくださった方に差し上げたいと思います。 ご了承くださいませ。
補足
すいません。御礼の中での内容の間違いを訂正します。 「日本の黒い霧」ではなくて「日本の黒い夏」でした。 申し訳ありませんでした。