#1です。
他にも回答がたくさんつくと思ったものですから、つい簡潔に書いてしまいました。
今度はしっかり書いてみようかと思います。
コムデギャルソンが、高い評価を得ている理由のひとつには、
パリコレクションなどでの高い評価が、大きな要因となっています。
川久保玲の作りだした洋服は、それまでのモードの世界観を壊す、画期的なもので、非常に斬新で、革命的だったのです。
それと同時に、不思議なカリスマ性が彼女にはそなわっています。
新たにデザイナーをむかえ、「コムデギャルソン」という名を冠しながらも、それぞれのデザイナーのセンスを生かした服を発表し、着実に世界を広げていっています。これは経営としてもすごく巧みな方法と言えるでしょう。
さて、実際にお店へ行ってみましょう。
お店で服を見ると、その縫製のよさ、それから生地の質の良さに驚かれると思います。
コムデギャルソンには、独特の質感と、服にまとわりつくような空気があって、それがきわめて個性的なんです。
見慣れてくると、街で歩いている人を見るだけで「あ、これは」というかんじで、すぐにコムデギャルソンとわかります。そのくらい、強烈な個性をもった服なのです。
ですから、好きな人はとことん好きだし、好きでない人は全然好きじゃありません。なぜあんな高いのだろう、と思うことでしょう。
同時に、「ちょっと見ただけでわかる」とか、かなり高いことから、着ている人はちょっとした優越感があるみたいです。
こうしたステータスは、ブランド品のもつ特徴ですね。
コムデギャルソンの服は、非常にアーティスティックで、「作品」という側面をもつような部分があります。
そうしたアート作品めいた側面をもちながらも、ブランドとして上手にやっていっているというバランス感覚も、コムデギャルソンにおける特色かと思います。
なお、コムデギャルソンについては、鷲田清一という哲学者が、「モードの迷宮」をはじめとするモードについての本で多く触れています。
ご一読されると、より詳しくその魅力が分析されていますので、
良いかと思います。