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DTM MIX クリップについて
protools le でmixをしています。 マスターフェーダーなどにリミッターを使えばクリップは避けられるのですが正直リミッターをかけると迫力がかけてmixバランスが崩れてしまいます。リミッターをかけない状態でバウンスし音の低音高音の多少の歪みや音割れ(自分的に納得できる範囲)でCDプレス(CDプレス業者→海外プレス)した場合何か問題がおこるでしょうか?わかる人いたらよろしくお願いします。
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- kenta58e2
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私は、自力で作成したマスタリングCDを業者に持ち込んだ経験は無いので、素人アドバイスの域を出ませんが…(自分でミックスダウンしたトラックをマスタリング業者に委託したことはありますが…) 失礼ながら、短い質問文では、質問者の方の製作環境、ミックスダウンの技法、レベル等はわからないので、的はずれだったら申し訳ないところですが、通常素人レベルの場合では、マスターフェーダーにはリミッターは(強くは)使わず、まずはノーコンプ/リミッターでミックスバランスを取り、バランスが取れたと判断した段階で、音圧アップと微調整としてマスターにイコライザとマルチバンドコンプを通すというパターンが多いかと思います。(確かに、若干は流儀によって違うとは思いますが) あるいは、特にアマチュアベースでミックスダウンを行う場合には、マスターに補正イコライジングをかけた段階でCD仕様のステレオトラックに落としてしまい、改めてそのステレオトラックのみでプロジェクトを作って、マルチバンドコンプ/リミッターで音圧アップと最終補正を行う方が、効率がよい場合が多いと私は思っています。(これは、制作者のハード環境によるとは思いますが) 作品の「味」または「狙い」の範疇という前提で、「歪み」や「音割れ」がある状態のマスタートラックを作ることは、制作者の表現の範囲だと思うのですが、私の拙い経験の限りでは、バウンス段階のトラックにノーリミッターによる歪みを残すのは、あまりよい結果にはならない気がします。 どちらかといえば、各トラックには必要なリミッターをかけ、なるべく歪み感の少ないクリーンなミックスダウンを作った後に、2トラックミックスに対して(=マスターフェーダーに対してでも良いですが)マルチバンドコンプをかけ、そこであえて特定帯域をオーバードライブ気味にまとめる方が、全体の音場のクリア感を維持しつつ狙った効果が出せると思うのですが、どうでしょう。 また、これは私の私見であり「流儀」の範疇なので、質問者の方にはそぐわないかもしれませんが、ミックスダウン時やバウンス時にトラックレベルでリミッターが必要なミックスダウンというのは、私の流儀では考えられないんです。 もちろん、ドラムやパーカッション系などでは、いわゆる「リミッターの効いた音」とするためのエフェクトとしてリミッターはかけますが、クリップ防止のためにリミッターをかけるということはしません。そのトラックは素直にレベルを下げ、もしそれではレベル幅がありすぎて狙いの音にならない時は、レベルはクリップしない範囲に下げた上でコンプで全体の音圧を持ち上げる方向で、トラックを作ります。そして、全トラックがクリップしないだけのマージンを取った範囲でミックスダウンし、最後の最後にマルチコンプで音圧を上げます。 あと、これはCDプレス業者側のやり方の問題ですが、質問者の方の言うところの「自分に納得できる範囲の音割れ等込み」のマスタートラックに対し、業者側でプレス用のファイナルマスタリングをかけられると、完成品プレス品が狙いの音とかなりずれる…という懸念はありますね。 そこは、プレス業者との意思疎通が万全なら問題ないでしょうが、私のようなアマチュアの場合は、業者側がファイナルマスタリングするのを前提の、「ちょっとレベルを触る余地のある」トラックを作って渡さないと、ガックリ来るプレスが箱詰めで納品される恐れが高いですから、ちょっとびびりますね。 逆に、「ここまでしかやってない。狙いとしてはこう。」というこっちの要望をきちんと聞いてくれる業者だと、むしろファイナル前のトラックをきれいに仕上げてくれる…と、思っています。ちょっと金額はかかりますけどね。