> 1.DVD-Rは劣化して再生できなくなるというのは本当ですか?
> 2.DVD-Rにエラーなく記録できても、将来消えることがあるのですか?
DVD-Rは光によって破壊される色素を利用して書き込んでいます。ですから、理論的には読み出しに使うレーザーの光とか、室内光のような弱い光でも徐々に破壊が進みます。ですから、劣化するといわれます。
> 3.キレイに記録できたとか言われることがありますが、どういうことですか?
全くエラーがない状態で書き込むことはできません。なぜなら、ディスクの反りや製造上の不具合、ドライブの不具合、ディスクの表面に付いた指紋やほこり・キズなど、エラーの原因はいろいろあるからです。しかし、エラー訂正機能が備わっているので、ある程度のエラーであれば、問題なくもとのデータが復元できるようになっています。つまり、エラーが少ない状態で記録されることを言う場合があります。
また、DVD-Rは光によって破壊される色素を使っていますが、破壊されてできる穴の形がきれいにできているという意味の場合もあると思います。
> 4.低速で書き込むのと、高速で書き込むのと、エラーが出なければ、どちらで書き込んでも、品質は同じですか?
同じではないと思いますが、実質的に気にしなくても良いと思います。
ただ、気をつけないといけないのは、高速書き込み対応のメディア(ディスク)は、高速で書き込めるように色素の感度が高くなっています。つまり、色素が破壊されやすいということです。
それで、書き込みに使うドライブが対応していないメディアは、レーザーの出力をうまく制御できないので使ってはいけません。例えば、4倍速までのDVD-Rの書き込みに対応しているドライブでは8倍速や16倍速のメディアは使えないのです(ファームウエアが対応している場合を除く)。「1-8倍速対応」と表示されているメディアの場合、「8倍速以上に対応しているドライブを使った場合に1~8倍速で書き込める」という意味であって、「4倍速書き込み対応ドライブでも使えるという意味ではない」ので注意してください。