私はFF12大好きです。なので掲示板などで観た悪い意見などを参考にしたあくまで想像で回答しますね。
?FFらしくない
多分、これが一番の原因なのではないでしょうか?FF12って「FF」って名前が評価の邪魔になってしまったのではないかと思います。
実はFF12って海外では評価高いんですよ。では何故日本での評価が低いのか?ファイナルファンタジーは日本で作られたものなので、もちろん日本人の方がよく親しみを持っていると思うし思い入れも深いと思います。
FF12は一年ぶり(?)のFF最新作なので日本にいるたくさんのファンたちはかなりの期待をしていたのでしょう。それの大半が歴代ファンだった可能性は高いですね。だから昔ながらのFF(人情あふれる物語、じっくり考える戦闘)を想像して期待した人がたくさんいたのではないでしょうか。
しかし今回はバトルシステムはもちろん、物語は明らかにいつもと違うしメインキャラ全員が無敵になれる(無印版のみ)というMMORPGをイメージしたようなゲームになっています。これが今までのFFとの決定的な違いではないでしょうか。
そして何故海外と日本での評価に差が出ているかというと、海外はFFへの思い入れが深くないので単純に「新しいFF」を受け入れられたのだと思います。歴代ファンが今までと同じようなFFを想像して期待していたので、今までより全く違うFFに裏切られた感があったんじゃないかと。
不評の多いシナリオ面についても変化があると思います。
今までのFFの物語は見た人なら小学生でもわかりやすくユーザーに伝わりやすいようになっていましたが、今回はキャラクターの表情や喋り方など言葉以外でそのキャラクターの心境などを伝えようとしています。なのでかなりの観察力が無いと理解できないでしょう。また、せっかくの主人公が周りに置いてきぼりなのでユーザーが物語に入り込む(感情移入する)キッカケがありません。というかどのキャラクターに感情移入すればいいのかわからずに物語が進んでしまうのでよくわからないままクリアしてしまう人が多いんじゃないでしょうか。
アルティマニアオメガを読めばわかりますが、インタビューでも「FF12はユーザー一人ひとりの考察でFF12の世界をつくっていってほしい。」という発言があるように、FF12の物語はユーザーに所有権をゆだねています。なので考察が好きな人でないと完全に物語を理解できないんじゃないでしょうか?つまり、本来説明すべき所を今までのFFは比較的わかりやすく伝えていましたが、今回は所有権をユーザーにゆだねるためにあえてわかりにくく表現したんですね。
だから本当は奥の深いストーリーが「浅い」だとか「薄っぺらい」という評価が出されるのです。(私はオメガを読みながら進めていきましたが、オメガ無しだったら相当理解できなかっただろうと思います)
最初に「FFという名が評価の邪魔になった」と書いてありますが、必ず不評の中に「FFだから期待したのに」「FFらしくない」という意見が混ざってました。「FF」という名が偉大すぎたのでしょうね。もしこれが「FF」シリーズじゃなかったら紛れも無く「良作」もしくは「傑作」に近い評価となったんじゃないでしょうか?
今までと全く違う「FF」に動揺してしまった方々が多かったのではないですか?
以上です。