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絞りと被写界深度
「絞りを絞ると被写界深度が深くなり、開けると浅くなる」といいますが、なぜ「絞り」と「ピントの深さ」が関係するのか、しくみが理解できません。簡単に解説して頂けないでしょうか。よろしくおねがいします。
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絞りを絞ると光の入ってくる面積が小さくなり、開けると広くなります。 例えば、点光源(なるべく小さな豆電球など)を撮影する場合を考えます。 豆電球の光は、レンズの端近くにも届きますし、中央にも届きます。 つまり、絞りの開いている部分すべてを光が通過することになります。 その光は、レンズで屈折されて、1点に集中します。 その1点が、焦点面(CCDやフィルムなど)にぴったり合っていればピントが合っており、 前後にずれていれば、ピントがずれています。 カメラのレンズは全体的に見ると、1つの凸レンズといえます。 点光源の光は、レンズから焦点面まで円すい状に収束します。 (虫眼鏡で太陽の光を集めるのを想像してください) 絞りを絞ると、この円すいが細く、鋭くなります。 そうすると、多少ピントがずれても、焦点面に細いままで、丸い像を結びます。 これが被写界深度が深い状態です。(多少ピントがずれていても、ずれているように見えない。) 絞りを開けた場合は、円すいの頂点の角度が大きくなりますので、 少しピントがずれただけで、大きな丸い像を結んでしまいます(これがボケです) これが被写界深度が浅い状態です。(少しでもピントがずれると、ボケてしまう。) わかりやすい実験方法があります。 晴れた日に、虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を焦がしたことはありませんか? 紙と虫眼鏡の距離を調節すると、紙に写る点が一番小さくなる距離があると思います。 紙の上に映っている点が太陽の像です。これが、ピントが合っている状態です。 すこしでも距離を変えると、丸い像が大きくなると思います。これがボケです。 次に、絞りを絞った状態を再現します。 中央に丸い穴を開けた厚紙を用意して、虫眼鏡に貼り付けます。この厚紙が絞りの代わりです。 穴がレンズの中央になるようにしてください。 この状態で同じように太陽の光を、紙の上に集めてみると、状況が違うのに気づくと思います。 レンズと紙の距離を多少変化させても、紙の上の光の丸の大きさがそんなに変わらないのです。 また、人間の目の被写界深度を深くする方法もあります。 近眼の人は、メガネなしだと遠くのものが見えませんが、 2ミリくらいの小さな穴を開けた厚紙をのぞいて見ると、はっきり見えます。
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- j_nishiz
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一応、Wikiのサイトを紹介しておきますが、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E5%86%99%E7%95%8C%E6%B7%B1%E5%BA%A6 文字だけで説明するのは無理がありますね。 「ピント」の深さ、というより、「ピントが外れていても分からない範囲」が深くなっているのです。 そんなもんです、で勘弁して貰えないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 「ピントが合っているように見える範囲」が被写界深度なのですね。 ウイキの解説読みましたが、自分の頭には難しいのです・・・。