Q/-RWと+RWではどこがことなるのですか?
A/DVD-R/RWの規格はDVDフォーラムというDVD標準化団体によって管理されています。標準規格にはDVD-RAMもあります。
一方DVD+R/RWはDVD+アライアンスという任意団体が策定した規格です。
どちらがという点では、基本的にこの2つで考えるよりはDVDマルチという規格とDVD+規格の2者で考えるのが妥当です。DVDマルチとはDVD書き換え規格の2規格(RAMと-RW)をサポートしたドライブのことで、ReaderドライブとWritterドライブがあります。
さて、詳しく違いを書くとこうなります。
DVD-RWは、互換性を重視した規格で、互換率は5割~6割程度となる。DVDフォーラム標準。
書き込み速度は等速で書き換え速度も等速。書き込みには専用のライティングソフトが必須となる。Mt. Rainier(マウントレイニア)への対応予定はない。
DVD-Videoモード、DVD-VRモード対応。
DVD+RWは、互換性を重視し、DVDビデオ書き込みに互換モードを有する規格。DVDフォーラムには準じない任意規格となる。
現在書き込み速度は、2,4倍速で早ければ今年の暮れには4倍速規格のドライブとメディアも登場する。DVD-RAMの利点である大容量リムーバブルメディアとしての将来性も高く、次世代WindowsのロングホーンではMt. Rainierに対応する。
ソニー、リコー、フィリップス、デルコンピュータ、HPなど超大手企業がサポートする。DVD-Videoモード及びDVD+VRモード対応。
-RWの欠点は、速度の遅さですね。等速書き込みとなることですかね。また、扱い安さも若干マイナスですね。
+RWの欠点は、フォーラムに準じないことですね。最近フォーラム準拠のドライブでは+RWが読めないよう処理された製品があります。特にパイオニアやシャープを除くRAM派の松下・東芝・日立の製品に多いです。
これを考えて、買うことですね。
まあ、私が推奨するのは、NECのVALUESTAR-Tに使われているDVDマルチドライブを待つことですね。これならRAMとRWが使えて+規格以上にお得です。(ただ、ドライブ単価は高いでしょうね。4万か5万か・・・)
このドライブは日立LGデータストレージが生産していますが、単品で市場にはまた出ていません。
この夏から秋には出ると思いますが・・・
ついでにもう一つ書いておきます。
皆さん、次世代規格を推奨されておられますが、来年登場の次世代規格Blu-RayD isc(以下BRD)はAV機器専用でPCでは登場しません。(まあ、将来的に登場するでしょうが、AV用が登場後にPC用を作るなら策定に入るということになりますから、そのままの規格で作るかも不明)
東芝が策定している次世代DVDについても来年登場予定ですが、こちらは、まだ規格を模索中であるという情報がありBRDを標準にする可能性もあるとか、ないとか・・・次世代は当てにならないですね。パソコンでの編集なら日立LGデータストレージの製品を待たれるのが妥当かと思いますよ。それに、Blu-rayや次期DVDはハイビジョン向け規格で、新しい規格にかわりはないですから、再生できるデッキも新たに買わないといけませんからね。
デッキも一緒に買うなら別ですが、パソコンで作るという場合には、次世代はまだ、早いでしょう。DVDを買っても問題ないと思われますよ。
ただし、ハイテク市場は流動的ですから保証はできませんけどね。私の意見もそれにあわせて流動してますけどね・・・以前は、パソコンでもNoでしたけどね。情報が集まると次を待つと時間が掛かる可能性があることと、次世代自体が1規格の予定が2規格に分裂してますからね。正確には次世代の元は6規格ぐらいあり、それが2つになったということでこれでも減ったわけですが・・・