一発で答えが出る質問ではないですね。
と言うことで,床屋です。
まず,髪の毛の医学的研究はつい最近始まったばかりだと言うことをご理解してください。
つまり,実は髪の毛について,学術的にはほとんど何もわかっていない状態なんだと言うことです。
つまり,私がこれから書くことは学術的にわかったと思われる数少ない情報を元にしていると言うことです。
全体的な髪の毛の成長は20歳までです。その後は衰退の一途をたどることになると言われています。
そのことから考えますと,20歳まで,栄養の行き届いた食生活をしていることで白髪になるのを遅らせることが出来るとも言えます。
しかし,(ここからが難しい部分)例え充実した食生活をしている方でも,遺伝子がそのようになっている場合は,個人的にみた場合遅らせることが出来るのであって,一般的に見れば人よりも早く白髪が生え出す場合もあります。
また,20歳以降の食生活などによっても白髪が生えやすかったり生えにくかったりするようになります。
ですから,説としては半分正しく,半分間違いと言うことになるのではないでしょうか。
「早くから苦労した人ほど白髪になる」と言うのも,半分正しく,半分間違っていると考えられます。
白髪が生える原因のひとつに「ストレス」もあります。
「早くから苦労する」と言うことは,「若いうちからストレスをためている」と言うことにもなりますので,正しいとも言えますが,しかし,苦労をしなくてもストレスがたまってしまうのが今の世の中ですから,違うとも言えます。
また,早くから苦労している方でも,そのストレスを解消するのがうまい方もいますので,その人の場合は当てはまらないことになってしまいます。
「私の高校生時代に一人だけ結構白髪まじりの人がいました」とのことですが,その方は,遺伝的な病気の可能性もあります。
小学生くらいから白髪が生え出しているようでしたら,たぶん,そうなのかもしれません。
しかし,ある意味,私はその方がうらやましいと感じます。
と言いますのも,高校生くらいから白髪が生え出す方のほとんどが将来真っ白に髪になるからです。
ごま塩状態ではなく,全体がほとんど真っ白になれるのはそのような方たちだけなんですよ。
これはこれでスッゴク綺麗です。
もっとも,手入れを怠ってしまうとすぐに黄色くなってしまいがちなので,それはそれで大変なんですけどね。