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ゲド戦記の絵について。

遅ればせながら、最近やっと「ゲド戦記」を観ました(汗 今回は息子の宮崎吾郎さんが監督をして、絵コンテなども 描いている様ですが、絵が宮崎駿さんにそっくりなのは 何故なのでしょうか? ジブリ作品&息子だから、という事でワザと似せて描いた のでしょうか? それともずっと父親の側で絵を見てきたから自然と 似た様な画風?が身に付いてしまった。ということでしょうか? 何方かご存知の方いらっしゃいましたら 教えて下さい。 宜しくお願い致します。 PS:個人的には、やっぱりお父さんに作って頂きたかったです・・・

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  • kigurumi
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回答No.1

私も「あれ? そっくり」と思いました。 ジブリが手がけたということで、絵に関して誰が担当したのかと調べてみました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%89%E6%88%A6%E8%A8%98_(%E6%98%A0%E7%94%BB) これではよくわからないですが、製作 スタジオジブリとある。 では、、と http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%AA 作画の部分は宮崎吾郎氏じゃないですね。 ただし、 先のリンクでは 『駿はアニメーターとしての素養がない素人である吾朗が監督に就く事に「あいつに監督ができるわけがないだろう。絵だって描けるはずがないし、もっと言えば、何も分かっていないやつなんだ」とまで言って反対した。 このことはゲド戦記CD発売記念記者会(2006年6月5日タワーレコード渋谷)においても鈴木が語っている。 ここで鈴木は吾朗にイメージ画を描かせ、吾朗は「竜とアレンが向き合う絵」を描きあげた。これを見た駿は唸り黙ってしまったという。』 ということで、スタジオジブリの作品は、同じ人が描いたのではないかと思えるほど、どの作品も似ているので、作画スタッフがジブリ風というのを心得ているからそうなるのではないかと思いますし、吾郎氏もジブリ美術館の責任者でもあり、ジブリの作風ができあがっており、それで似たような というかジブリ風な作画になったのではないかと思います。 しかし、原作のゲド戦記の物語の解釈を間違えて捕らえ、その間違えた解釈にそって作ってしまった今回の映画は、とても手痛いミス。 『2005年6月に鈴木と吾朗は原作者との打ち合わせのため渡米する予定だったが、駿は監督がスタジオを離れると言う事に一喝し、駿と鈴木が渡米する事となった。この場で駿はスクリプトについては責任を持つということでル=グィンの了承を得た。なおこの際に上記『竜とアレンが向き合う絵』をル=グィンに見せたが、駿は「これは間違っていますよね」と吾朗の解釈について批判した。』 原作者はアニメを見ながら「違う。。。違う、全然わかってない。これは私のゲド戦記ではない。全く別の話になってしまっている」と失望したのではないかと思います。 ジブリのゲド戦記を見て、原作もそうだと思って欲しくなかったでしょう。 ル・グエインは宮崎駿氏が監督をするということで、映画化することを了承したんのだと言っていました。 しかし、後で駿氏ではなくなったと聞き、不安があったそうです。 そして蓋を開けてみると、、、。 吾郎氏はル・グエインに映画の感想を聞いたところ、そつない回答をしたそうですが、オフ・レコでは「これは全く別の作品だ」と言ったそうです。 作風はジブリですが、間違えた解釈の作品では、もはや別物。 絵の一つ一つの表現も、原作を理解できていないと、違った描き方になってしまい、それで、ジブリのゲド戦記は、ル・グエインのゲド戦記とは、全く別の独立した作品だとなってしまったわけです。 ですが、ジブリの独立した作品としてでしたら、絵もジブリで、ジブリ側が解釈した、つまり吾郎監督が解釈した作品がジブリのゲド戦記になるのだと思います。 売れっ子の漫画家って、全部を手がけないですよね。 ささっと構図を描いて、それを何人ものお弟子さんたち、アシスタントの人が描いていく でも、その作品は その漫画家が全部描いたように私たちは思う。 そのアシスタントは指示されたその漫画家独特のまんがを描ける。 ただし、ストーリーや構成までは手がけない。 あくまで漫画家がベースの部分は考え、それをお弟子さんたちが絵にしていく。 アシスタントの人は本人が描いたとしか思えない、その漫画家独特の作品が描けるレベルなんですね。 その人が別の漫画家のフォローにつくと、前の漫画家の作風が出てしまって、あれ? なんか別の漫画家の絵に似ているな ってことになる。 というからくりを知っていると、何故どれもジブリの作品は一人の人が描いたようになるのか、ってなんとなくわかるんじゃないかと思います。

nanako-
質問者

お礼

大変詳しいご解説を有り難う御座います。 やはり吾朗氏独自の画風ではなく、 ジブリ風、あるいは駿風としてジブリ全体で 造り上げた「絵」なのですね。 実際すごく不思議でした。 漫画家でもなく、アニメーターの経験があるわけでも 無い吾朗氏が何故こんな絵を描けるのか? 蛙の子は蛙で、天賦の才があるのか!とちょっと思った 事もありましたが、真実は違う様ですね・・・ それにしても、良く宮崎駿さんや鈴木さん等が そういった作画方法をOKしましたね。 素人考えだと、プロならば己の「絵」で描け! と言いそうな気がしますが・・・。 是非はともかく、理由が分かって良かったです。 有り難う御座いました。

その他の回答 (3)

  • nemosan
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回答No.4

鈴木プロデューサーがキャラクター作りに悪戦苦闘していた監督に、 「キャラクターは、お父さんのキャラクターでいこうか?」と言って 描かせたそうです。 http://www.ghibli.jp/20special/000457.html

nanako-
質問者

お礼

鈴木さんがこういった発言をするとは意外でした。 きっと鈴木さんは吾朗氏に何か別の物を期待して いたんですかね。 ご回答どうも有り難う御座いました。

  • Devil-Ear
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回答No.3

一言でいえば監督が絵を描いているからじゃ無いからでしょう。 アニメは分業ですからね。 永井豪原作のアニメも、藤子不二雄原作のアニメもそれっぽくなるように作画監督がデザインします。 (他のアニメも同じですね。コナンだって青山先生がアニメを作っているわけではありませんしね。) ジブリにも宮崎駿風に描ける作画監督がいるのでしょう。

nanako-
質問者

お礼

優秀な作画監督さんがいれば、絵を似せて作成する事は そんなに難しい事では無いんですね。 でも、細かい演出?は監督の技量というか才能が 現れますよね。 以前「もののけ姫」の制作風景を数時間にまとめた ビデオを見たんですが、駿さんは剣を一振りするシーンの 一コマに至るまで徹底的に追求して制作している 様子が撮影されていましたが、ゲド戦記ではそういった プロの仕事が少なかったのかな?と想像してしまいます。 ご回答どうも有り難う御座いました。

  • yossu
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回答No.2

回答ではないのですが或る番組にて 父、宮崎駿がゲドの試写を観た時の発言や感想。 開始1時間後、試写室を出て行った時の発言  「気持ちで映画を作っちゃいけない」  「3時間ぐらい座ったような気がする」 終了後の記者の「感想はどうか」にたいして  「僕は自分の子供を見ていたよ。大人になってない。」 その後の発言  「初めてにしては良くやったっていうのは演出にとって侮辱だからね」  「この1本で世の中を変えようって思ってやんなきゃいけないんだから、、変わりゃしないんだけど…。」  「変わらないけどそう思ってやるのがね、映画を作るって事だから…。」

nanako-
質問者

お礼

私もこの番組少し観ました。 駿さん厳しい意見を言いつつ、大分困惑している ご様子でしたね(苦笑 ご回答どうも有り難う御座いました。