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エアコンの修理方法について
5年目のマンションについていた居間のエアコンが冷えません。小さい部屋のまったく同じ型のエアコンはとても調子がいいので、本当は全部取り替えたいところですが、できれば簡単にできたらと思っています。よくガスが・・・と聞きますので、それを取り替えたらどうかと思っています。修理を頼む前に自分でいじらないと気がすまない性質で、今までにもテレビや洗濯機などを修理しました。エアコンの基本的な事を教えていただけたらと思います。エアコンのガスが、室外機にあるのか、中のエアコンの中にあるのかさえわかりません。よろしくお願いします。
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エアコンのガス(正しくは冷媒といいます)は室外機にも室内機にも両方にはいっています。というより室外機と室内機の間を循環しているのです。室外機にあるコンプレッサー(圧縮機、大きな圧力差を作るための一種のポンプです)で冷媒を圧縮すると、冷媒は高温高圧のガスになります。その高温高圧のガスを室外機にあるコンデンサー(凝縮器、室外機にある細かなフィンのついたものでここで熱を逃がす)という部分に入りファンで扇がれ熱を奪われます。圧力が高圧のままで温度が下がるため冷媒は液化します。この液化した冷媒を室内機に持っていき、室内機のノズル(小さな穴があいている)から室内機のエヴァポレーター(蒸発器、室内にある細かなフィンがついたもので、ここで室内の熱を奪います)一気に吹き出させます。すると液体だった冷媒が一気に気化し(エアヴァポレーターの出口はコンプレッサーの吸い込み側につながっているため、低い圧力になっています)そのとき熱を奪うことで冷えるという仕組みです。冷える原理自体はアルコール手につけたときに冷たくなるのとまったく同じ(気化潜熱といいます)で液体が気体になるときに熱を奪う現象を利用したものですが、アルコールのように大気中に蒸発させるのではなく、蒸発した蒸気を回収し、圧縮することで温度を上げ大気温度よりも高温にして冷却することで繰り返し使うようにしているところが異なります。また、アルコールのように沸点の高い物質では効率よく冷やすことが難しいのでより沸点の低いフロンなどが冷媒として用いられます。一般にガスと呼ばれるのはこの冷媒が常温・常圧ではガス状であるためですが、この冷媒には比較的簡単に液化できる性質の物が使われています。新冷媒と呼ばれるものもやはりフロン(フルオロカーボン、フッ素と炭素と+αで構成されています。古いタイプではこの+αの部分が塩素だったのを水素に置き換えたものが新冷媒です。オゾンの破壊は旧冷媒に比べてかなり抑えられていますが、温暖化については問題が多いのが現状で、これを使用するのも暫定的なことです)です。 さて、ご自身での修理とのことですが、なにぶん高圧ガスを扱うことですので、それなりの工具(ゲージマニホールドやチヤージングシリンダー・ガスもれなどで配管の修正をする場合にはフレアツールやパイプカッターなど)が必要です。これらの工具をそろえると新しいエアコンを買ってもお釣りが来ます。家電製品でありながら機械部分がその構成の主要部分を占める機械ですので他の家電製品とは別なものと思ったほうがよいかもしれません。単に冷媒の補充をするだけでも、家庭用のエアコンに使われている冷媒(R22またはR404)は10キログラムボンベのような容器(チヤージングシリンダーを持っていれば必要量を購入することもできますが・・)でしか入手ができません。一般家庭用のエアコンにそれほど大量の冷媒は必要ありませんのでひどく無駄な話です。
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- siroyama
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初歩的なことですが,フィルターなどの清掃はされましたか? これだけでも冷え方は全然違います。 ガスについては業者に依頼したほうが確実だと思います。
お礼
うわ~そうなんですか・・・下手にいじったら大変でした。エアコンのガスの交換なんてカートリッジをポンと取りかえる程度に考えていました。詳しい回答ありがとうございました。