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学校に理不尽な苦情を寄せる親(モンスターペアレンツ)は、なぜ生まれたのでしょうか?
最近新聞でも取り出されているモンスターペアレンツ。 学校側に理不尽な苦情・要求をする親が増えてきているのだのという。 このような親は、どのように生まれたのか? 知っている方がいらっしゃいましたら、教えて下さい!!
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1.先ずは権利の主張でしょうか 巧妙な悪徳商法や嫌がらせなどが増え、泣き寝入りはもう我慢が出来な状態になり、権利ははっきりと主張しなければ損をする社会構造になりました(アメリカ型社会)。そのため、度を超す主張者も出てくるようになりました。子供の権利も主張しなければ犯されると考え、無理なクレームをするのだろうと思われます。 2.家庭教育をする時間がない 不況の時代、貧困層は、共働きをしなければ生活できないという事態にまでなりました。生活をするのがやっとのため、家庭でしつけをする暇が取れません。「衣食足って礼節を知る」です。 3.ゆるみ教育と二極化 富裕層が富裕層を再生産するという事態(東大生の7割が富裕層出身更に埼玉医大や獨協医大はほぼ10割が富裕層)。富裕層の人間はきちんと躾がされた子供が集まる私立や国立学校へ行き、いじめにあうことも公立より少なく(問題を起こせば学校から消される)、周りも勉強するため、それが普通だと思って勉強をする。そうすると自然に高学歴になる。それと比べれば、貧困層は公立しか選択肢がない。都市部のとある地域は、公立学校は私立・国立学校で問題を起こして退学させられた者が行くゴミ捨て場のように思われている。この格差に不満があるために無理なクレームをするのだろう。 4.バブル崩壊→不況 今の親は世代としては大卒後就職難の時代にあたります。激しい競争に晒され努力して優秀な大学を出ても、それが水の泡となってしまう時代です。激しい競争社会→いかにして他人蹴落とすか→子供の教育にも影響します。「運動会で皆揃って1位」もこの反動かもしれません。 5.国の責任 普段から政策叩きがテレビ・雑誌などで頻繁に行われています。当然このようなものを日々聞かされていたら、上記の1~4は政策が悪いと考えるだろうと思います(もちろんまったく悪くないわけではないが)。そのため、マスコミに代わって、国の一機関である学校を叩くのだろうと思われます。 6.教師の質の相対的低下 昔の教師は尊敬されていました。それは多くの一般市民は大学や高校へは行けない時代でしたからです。しかし時代は変わり、保護者の方が教師よりも高学歴ということもよくあるようになりました。保護者としては、自分たちよりも賢い教師に子供を教育してもらいたいという考えから「担当の先生を変えろ」といったクレームをいうのかもしれません。 しかし優秀な教師は、安全で快適なな私立学校に行くため、結果として公立学校には優秀な人材が減ってしまいます。 他にもあるかもしれません。時代背景などを基に考察してみました。