そのミュージシャンが愛用しているギターと同じようなデザイン(カラーリング)、パーツ選択とすることで付加価値を付けているギターです。ただしその品質にはすごく幅があります。
よくあるのはギターメーカーが売れっ子ミュージシャンとエンドース契約を結び、そのミュージシャンには最高のマテリアル&手工で丁寧に作ったギターを提供し、外観はそっくりだが中身は大量生産向けにコスト削減したものを**モデルとして発売する例です。フェルナンデスやアイバニーズがよくやります。もちろん本物と殆ど違わない高級スペック品をラインナップすることもあります。
一方、元々は量産モデルだったギターを一流ミュージシャンが長いこと使い続け、本人の好みでパーツを交換したり、傷や汚れが付いたものを忠実に再現し**モデルとしているものもあります。フェンダーやギブソンといった名門メーカーに多いです。
既に亡くなったミュージシャンの愛用ギターの外観を忠実に再現し、明確に「**モデル」とはせず伏せ字(そのミュージシャンのイニシャル)で商品名を付けて販売しているものも昔はよくありました。
あと特殊なのはクイーンのブライアン・メイモデルですね。これには「究極のレプリカ」を志向した超高級品と、如何に忠実かつ安価で大量に提供するかを目指したものに二極化している感じがします。
○○モデルと言われるものは以上の4パターンかなと思います。機能的に優れており他のプロにも愛用されているものもありますが(フェンダーのジェフ・ベック・シグネチャー等)、多くは眺めてニヤニヤする為のギターかも(笑)。
お礼
すごく詳しく書いていただき本当にありがとうございました。『SUM41デリック風』か『デリックモデル』のどちらを買うか迷ってたんで。買ったらayupapaさんのおっしゃるようにニヤニヤするかもしれません(笑)