ニューヨークから失礼します。まず、2Bと3Bについてですが、これはサイズの表記ではなく、スーツの上着のフロントのボタンの個数について示していると思われます。
日本のJIS規格については、旧通産省時代に設定されたものですが、
サイズ構成上の欠陥が多く(代表的な欠陥は、A体からAB体に移行する
際に生じるパンツのウエストサイズの変更が大きすぎる点)、そのため
欧州などで使われている胸囲をセンチメートル単位で表わして、それを
半身にしたもの(つまり100cmの胸囲の人であれば、サイズ50と
なります。)をベースとしたサイズを取り入れている企業が多くなってきました。Y,A,ABなどはJIS規格におけるおおまかな体型の分類です。
Y例えば、Y-5というサイズは、胸囲90cm、ズボンのウエスト76cm、胸囲とウエストの差は14cmありますね。次にA-5は、胸囲92cmで、ズボンのウエストは80cmとなります。今度は胸囲とウエストの差は12cmとなります。さらにAB-5を見てみると、胸囲96cm
に対して10cmの差となります。つまり簡単に言えば、YからA,
AからABと、同じ身長であっても、胸囲もズボンのウエストも大きくなっていく、つまりより体格がよい人向けになっていくということになります。この胸囲とズボンのウエストのサイズ差は、日本語では、差寸、
英語ではDROPと言い、服の上下バランスを決定する大切なポイントとなるのです。
まずご自分の身長や胸囲、ズボンのウエストのサイズを把握することはとても大切なことですが、あまり数字を気にせず、お店の人のアドバイスによく耳を傾けつつ、試着をたくさんしてみることが大切です。
お礼
Bってボタンだったんですね。Y、A、ABも納得です。ありがとうございます。