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人物の切り取り方
人物撮影でいつも悩むのが、どの部分で切り取るかということです。 全身を入れない場合、腰や膝など関節部分で切ってはいけないと専門誌には書かれています。 上半身で切るのは問題ないと思うのですが、腰から下で切った場合、今度は指先が切れたりします。 これもご法度のように書かれていますが、プロの作品を見ると必ずしもこの法則どおりではないようですので、ますます分からなくなってきています。 ベテランの諸先輩方、人物の切り取り方についてご教授ください。
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自由に、自分が一番感動した瞬間を撮って下さい。 しかし、これはもっとも難しい事かもしれません。 「シャッターをきる瞬間」が作家の自己主張です。構図は勉強したり、経験によってそれなりの物になっていきますが、シャッターをきる瞬間だけはその作家の「個性」だと思います。だから作家は露出が合っていなくても、ピントが合っていなくても、構図が決まっていなくてもシャッターをきるのです。そして写真を見る人は作家の個性、感動の瞬間を見いだすことでまた感動すると考えています。 撮影前に必ず「このようなイメージで…」と頭の中で画面を作っています。これは理性的な面で写真の美を構築する必要な作業だと思いますし、一定水準の画面を作り出すためには欠かす事ができないはずです。 しかし、撮影によってアドレナリンが発生し無意識によって引き出されたシャッターには敵いません。コマチェック時に「こんなの撮ったんだぁ~。俺って天才かも。」と思えるカットが有ります(苦笑)。たいてい1コマ、2コマしか撮っていません。前述の構築した物とはかけ離れているクオリティーの低さです。ですがパワーが有るんです。人を惹き付けてくれるのです。きっとこの瞬間が、素の自分が琴線に触れる物に出会った瞬間だと思います。この瞬間にシャッターを押せるか? が、カメラマンの力量では無いかと思っています。 肝心の構図に関してですが、年間1万カット以上撮っていればいやでも上達します。撮る前にすでに構図出来上がっていることが普通になります。画面をイメージする事、経験すること、勉強することでどんどん上達します。構図は技術なんです。そして、その技術を捨てることも技術です。 構図の重要性を認識しつつも、とらわれず、自分の視点の純度に最大限拘りたいと、私は写真を撮っています。 まとまりの悪い文章で申し訳有りません。 参考になれば幸いです。どうぞ良いカメラライフを。
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- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7991/21371)
人物写真は、フレーミングよりシャッターチャンスが重要です。 特に相手が専門のモデルでない場合、いい表情は一瞬で消えます。 ですので、フレーミングを考えるより、まずはシャッターを切ることです。 フレーミングは、後で画像処理ソフトで(小さくする分には)何とかなり ますので。
お礼
そうなんです。 構図に工夫を凝らしているうちに、せっかくのいい表情が消えてしまって、残念な思いをすることがあります。 まずはシャッターチャンスですね!! 有難うございました。
- seiz
- ベストアンサー率19% (149/747)
ベテランではありませんが、 あまり気にしてると撮れませんよ。 私はスナップとかで人を撮りますが、 動きがあるので、良いと思ったときには撮ってます。 ただ串刺し、首切りは、後から見るとちょっと嫌かな^^;
お礼
おっしゃるとおりですね。 今の私は失敗を恐れるあまり、撮影そのものを楽しめなくなってきています。 もっと気軽に、そして撮影を楽めるよう、肩の力を抜いてやっていこうと思います。 有難うございました。
- hayasi456
- ベストアンサー率40% (2402/5878)
一般的に人に差し上げる写真ならセオリーに従った方が無難でしょう。 ・首の位置に水平線などが来ないように ・頭の上に柱など縦の線が無いように ・頭は切ってもアゴは切ってはいけない ......etc しかし、何か表現したい場合は何でもありでしょ 切り取り方だけでなく。 意図的に、露出、ブレ、ピントを狂わせるプロもいます。
お礼
プロの作品でも、わざとブラしたりピントを外しているものを見かけますが、何か引きつけられるものを感じますし、プロって度胸がすわっているなとも感じます。 あまりガチガチにならず、自由な発想で臨んだら良いのですね。 貴重なアドバイス、有難うございました。
- tomban
- ベストアンサー率26% (2616/9771)
今までやったしまった中で「こりゃいかん!」と思ったことがいくつかあります。 その中で「頭に電柱をさしてしまった!」(バックに電柱があるのに気づかないで撮ってしまった)。 というのが、一番みっともなかったです。 首に柵がささってたりとか。 それ以外の「切り取り方」に関しては、バックとの兼ね合いや、ポーズとの兼ね合いなどが合って、特別「ご法度」みたいなのは無いと思います。 確かに「みっともない写真」になることもありますが。 例えば「膝切り」などにしても「両手を腿にあてて、かがみながらこちらを見ている」などのシチュエーションでは、やや膝上で切りますよね?。 「どういったところに主体を置くか」がまずは先で、それからいろんな部分をファインダー内で調節していけば良いと思います。
お礼
>「頭に電柱をさしてしまった!」 コレ私もよくやるんです。 撮影しているときは気づかないのですが、後から見るとものすごく気になってきますよね。 おっしゃるように「どういったところに主体を置くか」を考えると、スムーズに撮影できそうな気がします。 ご回答いただき有難うございました。
- taikon3
- ベストアンサー率22% (803/3613)
自由です、好きな所で切ってください。(^_^)v ○○で切らなければいけない、と書いてあったら、書いてる人間が素人なんですよ、たとえ専門紙であろうが素人の言う事を信じちゃダメです(^_^; ご自身の写真表現が優先されますから、こうしなければいけない、というルールはありません。腰でも膝でも、極端な話、目で切っても構わないんです、それが主たる写真表現ならば、です。
お礼
taikon3さんのアドバイスで気が楽になりました。 どこで切ったらいいかなど考えているうちに、表情が変わってしまうことがあります。 逆に、シャッターチャンスを優先させれば構図が疎かになったりしますが、あまりセオリーにこだわらず自然体でいきたいと思います。 貴重なアドバイス、有難うございました。
お礼
とても素晴らしいアドバイスをいただき、感動いたしました。 私はいつもセオリーにばかりとらわれていて、自分らしさが出せないでいます。 失敗を恐れるあまり臆病になってしまい、当たり障りのない、面白味に欠ける写真しか撮れなくなってしまったのです。 シャッターを押す瞬間、雑念が入ってきます。はたしてこれでいいのかと・・・。 そしてその一瞬のためらいで、被写体の表情が変わってしまったり、素晴らしい瞬間を撮り損なって後悔するのです。 これからは撮り損なって後悔するより、結果はどうであれ、とにかくいいと思った瞬間シャッターを切る勇気を持ちたいと思います。 本当に有難うございました。