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ゲゲゲの鬼太郎の一反木綿って…
鬼太郎の仲間で、頼れる妖怪「一反木綿」が毎度登場しますが、 私は子供の頃からずっと、「いったんもんめ」だと思っていました。 しかし、先日、アナウンサーが「いったんもめん」と言っているのを聞いて、 びっくりすると同時に、とても違和感を感じました。 ただ、漢字からすると「もめん」と読むのが正しいのだろうとは思います。 そこで、ゲゲゲの鬼太郎では、 「いったんもんめ」 or 「いったんもめん」 どちらが正解ですか? また、私のように 「いったんもんめ」 と呼んでいる方はいますか?
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自称“妖怪研究家”です。 一反木綿はもともと日本民俗学の創始者、柳田國男の著書『妖怪談義』に鹿児島県大隅地方の伝承で、“一反ほどの長さの木綿のようなものが、ひらひらと飛んできて人を絞め殺す”という化物「イッタンモメン」を紹介します。これが文献資料としての一反木綿の初見です。 しかし、昨今の民俗学・妖怪伝承の研究の成果で、大隅地方の方言では“イッタンモンメン”と発音する方がより正しいとされ、柳田翁が伝承を採集したときに、方言を共通語に変えて表記したために、イッタンモメンという名称で記録されるようになったといいます。 鬼太郎の仲間としての一反木綿は、この『妖怪談義』にあるイッタンモメンをモデルとして、水木しげる御大が現在あるような姿、能力、特徴を与えて生まれたキャラクターです。砂かけ婆・子泣き爺・塗壁もいずれも『妖怪談義』に収められる、「スナカケババア」(京都府)・「コナキジジイ」(徳島県)・「ヌリカベ」(宮崎県)をモデルとしています。 彼らはあくまで一地方で語り継がれた、姿無き怪異でしたが、水木御大が(その地方の伝承を元に)『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターとして採用したため、現在あるような姿が与えられ、全国的に知名度の高い妖怪へと変化・変容を遂げたものです。随って“昔からあのような姿で語り継がれていた”わけではありません。 ですから当地の伝承により正確であろうとすれば、イッタンモメンではなく“イッタンモンメン”と言うべきでしょうが、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクター一反木綿としては、「いったんもめん」が正解ですね。
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- ryuujiok2205
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「いったんもめん」です。 「木綿」の読みを調べてごらんなさい。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 方言か地域性かで「木綿」の発音が違うのかも?と思ったりしてましたが、 やはり、そのまま「もめん」なのですね。 皆さんのお陰で、スッキリしました。
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お礼
ご回答、ありがとうございます。 なるほど、元々、日本に伝わる妖怪としては 「いったん もんめん」 が正しく、 ゲゲゲの鬼太郎では 「いったん もめん」 が正しいのですね! なんか少し見えて来た気がします。 「もめん」の「も」の後に「ん」が入ると、言葉のリズムが取りやすいし、 「も」の後には「ん」が付く言葉が多いから、 私は勝手に「ん」を入れて憶え込んでしまった…のではないかと。 確かに、私が育った地方の方言では、(特に)おじいちゃん・おばあちゃんが、 「ん」を入れることが多かったので、彼らの口調の影響もある気がします。 だから、「もめん」という言葉はなんだかサラリとしていて都会的。 「もんめん」の方が、地方の昔の妖怪らしい響きで、とってもしっくり来ます。 あくまでも私の好みですけど。