良い人物写真とは、自然で良い雰囲気で撮れている写真のことを言います。
あなたの人物に対する接し方、あなた自身がかもしだす雰囲気などが相手に影響をおよぼします。
相手があることですから、相手によっては、あなたに対する感じ方もさまざまです。ここらへんが一筋縄ではいかないところです。
構図で注意することは、水平線になるもの(例、壁や柵や海の水平線など)が人物の首にこないようにします。俗にいう首切り写真。
頭の上に木をはやすのも避けましょう。
まずは半身ぐらいの大きさで人物写真を撮ってみましょう。
バックをぼかして人物のみを強調するときは、85mm~135mmぐらいか、あるいはそれ相当の焦点距離をもつ中望遠レンズを使う(あるいはズーミングする)のがよいでしょう。
絞り優先オートかマニュアル操作で、絞りも開き気味にします。(絞りの値を小さくする。反対にシャッター速度は上がります)
これでバックがボケやすくなります。ピントは相手の目にしっかり合わせましょう。
バックの雰囲気も考慮して、バックをあまりぼかしたくないときは、28mm~50mmぐらいか、あるいはそれ相当の焦点距離をもつ広角レンズや標準レンズを使用するとよいでしょう。(もちろんズーミングも可)
広角レンズはあまり上下の角度をつけると、顔がゆがんだりするので注意しましよう。
絞り値はF5.6~F11ぐらいを基準にしてください。
光線の向きは順光だけでは芸がありません。モデルも眩しがったり、顔に変な影がついたりします。
逆光や半逆光にもチャレンジしてみましょう。特に女性の場合は、髪の毛あたりが光ってよい感じになります。
プラス露出補正やあるいはストロボワークの、少々難しい問題もありますが、ここら辺は本などで勉強してください。
いちばん無難なのは曇天ですが、この場合はホワイトバランスをよく調整しておきましょう。コントラストも、多少上げたほうがよいかもしれません。