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昭和30年代ごろの映画に高峰秀子という女優が多く出演しているのはなぜですか
昭和30年代ごろの映画の出演者をみると、高峰秀子という女優が出演している映画が多いのですが、それはなぜですか。 また、高峰秀子という女優が出ている映画と、出ていない映画はどういう違いがあって、高峰秀子という女優が出ていたり、出ていなかったりするのですか。
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ANo.2の方が回答されているように、当時、高峰秀子が特定の映画会社の専属ではなく、「フリー」だったということがキーワードになります。 各社の専属の監督、俳優を互いに引き抜くことを禁止するため、大手の映画会社5社の間で「五社協定」が1953年に調印されました。この協定は、各社専属の監督、俳優を他社に貸し出すことも原則的に禁止するものでした。 そのため、一線級の俳優(女優)でも、出演できる映画は限定されていました。いくら人気や演技力があったとしても、他社が製作した映画には出演できなかったわけです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%A4%BE%E5%8D%94%E5%AE%9A 戦前から大スターだった高峰秀子は、戦後、「五社協定」ができる以前にフリーになっていたので、この協定に拘束されることもなく、各映画会社に専属していた名監督による数々の名作映画に出演することが可能だったのです。 昭和30年代は彼女の黄金期でありますが、この時期にほとんどの主演級女優が「五社協定」の壁に阻まれていたことに比べて、その活躍が際立っているわけです。
その他の回答 (2)
この時代以前は専属の時代で、俳優は所属した映画会社しか出られない決まりでした。 従って、高峰秀子さんも当初は松竹そして東宝に所属しますけど、後にフリーになります。 一方撮る側の監督などはチームが多く、木下恵介組とか小津安二郎組とかいわれ、概ねスタッフも固定されるので、出演者も気心が知れた方を呼ぶことが多くなりますね。 やくざ映画が多い東映には出ない女優で知られています。
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- BlueCitrus
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人気があったからじゃないんですか? CMに「何故長澤まさみが沢山出ているの?」というのと同じじゃないかと思うのですが…。
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