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ジェンダー
ジェンダーの勉強をしていて疑問に思ったことがあります。 言葉で「めくら」などは魚の学名変更がされました。 でも「女々しい」や「女の腐ったような奴」などはそのまま使われていますよね。 こっちは別にいいんでしょうか? それとか未だに女性の方が給料が低かったりするらしいですけど、男性も育児休暇をっていうくらいなら女性も男性並みの給料にすればいいのにと思うんです。 家族手当とか扶養手当とか女性につけるとか(もうついてるならごめんなさい) 部長とかも女性が増えてきたとはいえ未だに男性の方が多いとも聞きますし、どれが差別でどれが差別じゃないのか分からなくなりました。 1.わかりやすい例でこれは女性差別にあたりというものを教えていただけないでしょうか? 2.それと、例えば女性の顔に傷がつくと賠償金が高くつくとか、こういうのはどうなるんでしょうか? 前置きが長くなりましたが、1と2に答えていただけると嬉しいです。
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私も、ジェンダーを勉強していたことがあります。 >「女々しい」や「女の腐ったような奴」 めくらの学名が変更されても、身体障害者に対する差別はなくなりません。言葉狩りをする暇があるのなら、より踏みこんだ議論をすべきです。 >女性も男性並みの給料にすればいい おっしゃるとおりだと思います。ただ、いわゆる「お茶くみ」をしている女性が男性並みに給料をもらってしまうと、男性からの反発があるでしょう。ちょうどそれは、遊んで高給をもらっている男性に対する女性からの反発と同じです。したがって男女の別を問わず、その人の能力に応じた仕事を、かつそれに見合った給料を支給すべきだと思われます。 >1.わかりやすい例でこれは女性差別 今のジェンダー論では、必要以上に「女性が女性が!!!」と叫ばないようになってきています。ところで、柳沢大臣の失言問題では、さかんに「主婦や子ども=女性蔑視」だと報道されました。しかし考えてみると、主婦に満足している女性もいますし、子どもを産むことに何ら疑問を抱かない母もいます。つまり、ひとくちに「女性」といっても様々な人がいるわけで、決して十把一絡げにはできないのです。男性もこれと同じで、男らしい男性もいれば、そうではない男性もいます。 そのうえで差別では何かと問われると、こうした個性を持った人々に「らしさ」を押しつけることだと私は答えます。つまり、「これは女性差別なのです!」と価値観を押しつけることも、場合によっては逆差別になりかねません。ひいては先の失言のように泥仕合になり、ますますジェンダーに対する偏見が広まってしまいます。 そこにすかさず、反ジェンダー系の人々がつけ込みます。もっとも、今のジェンダーは過渡期にあって、非常に分かりにくいものです。たとえばデートでの「おごり」など、考え直してみると矛盾点も多々あります。「女性の顔に傷がつくと賠償金が高くつく」という話も、女性差別なのか男性差別なのか、よく分かりません。そうした点を批判するなら構わないのですが、彼らは感情論を述べるのに終始して、結局は「昔はよかった」で終わってしまいます。 けれども今さら戻れるはずもないでしょうし、時代は過渡期ながらも「性別的ならしさ」よりも「個性」を尊重しつつあります。こうした過渡期にあっては、「どれが差別でどれが差別じゃないのか分からなく」なるのは仕方のないことです。またそうした不安に呼応して、「ジェンダーは男女差を一切なくする危険思想だ」といった学説が支持されたり、昔ながらの「美しい国」とやらを主張する政治家も現れます。 この点に反論して最後といたしますが、個性を尊重したからといって男女差までもがなくなるとは考えられません。皆が一緒になってしまったら、それこそ気持ちの悪い社会です。つまり、ジェンダーはあくまでも個を尊重する思想であって、男女差を強要するものでもなければ男女差を否定するものでもないと思うのです。このことを忘れて、金儲けのために歪んだジェンダー論をばらまく著名人が多すぎます。
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差別用語とジェンダーは、別の質問として立てたほうがいいと思います。 私も「めくらうお」については、発言したいことがありますが、別の機会に。 いいこと、言いますね。 そうなると、理想的ですね。 私たちの代では、無理かもしれませんので、お若いあなたに託したいと思います。 1 まず、圧倒的に年が若くない女性の正社員の募集がないと思います。 旦那に養ってもらえ、それで、足りない分働けくらいの求人しかありません。 両親が働いて子どもを保育園に預けているとします。子どもの具合の悪い時は、ほぼ100%、女親に連絡がきます。 敵という言葉はいいすぎですから、割り引いて考えてください。 女の敵は、男でなく、女なのかも。とも考えます。 女は、男に甘いようにDNAが、出来ている気がします。 現に私も甘いですし、ジェンダーも下火だと思っています。 女性が支持していないからです。 2 同じ傷が女性と男性の顔に出来たら、女性の賠償金に上乗せがあるということですか?あると思います。 女性が受けた同程度の傷が顔と、顔以外のところでは、顔のほうが高い賠償金を請求される可能性が高いということですか?高いと思います。 顔に傷を受けた女性が高い賠償金を求めることに納得がいかないのですか? バリバリの男尊女卑の時代でも「女の顔に傷をつけて」は、特別扱いだったと思いますよ。
お礼
私の世代でも無理かもしれません。 人それぞれ自分が選択したいものを選んだとしても、それは今の風潮の中で育ったから選んだだけだ!ジェンダーの問題だ!と講演(講義)をする方がいらっしゃいますし、大学の授業で学びましたが、そう意識づけないと単位が貰えませんから難しいと思います。 私は女性の顔とかより、最近は男性でも美男子というんでしょうか? ジャニーズの方とか韓流の方とか顔が綺麗な男性もいますし、女性だけ高いっていうのは不思議だなぁと思っていたので質問させていただきました。 保育園の話は非常に参考になりました。 やっぱりそういうことが多いんですね。 ありがとうございました。
補足
「女々しい」とか「女性の腐ったような奴」はジェンダーの問題ではなくて差別問題にあたるのですか!? 確かに「めくらうお」は差別用語です。 差別問題の中に、何の差別かということでジェンダー問題は入るでしょうか? それともジェンダー問題の中で差別問題が入ってくるでしょうか? とりあえずこれはこのアンケートを締め切ったあとで、別のカテゴリで質問してみたいと思います!
質問とは関係ないんですが、「めくら」はジェンダーどうこうとは関係ないのでは…。 盲人のことを「めくら」というのが差別に当たるということで変更になったのだと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85#.E5.91.BC.E7.A7.B0.E3.81.AB.E3.81.A4.E3.81.84.E3.81.A6
お礼
仰るとおりです。 ですから同じように「女々しい」などは差別にあたらないのかなと思って。 でも差別でないのなら堂々と使ってもいいのですね。 ありがとうございました
お礼
>いわゆる「お茶くみ」をしている女性が男性並みに給料をもらってしまうと 仰るとおりですね。 でも「お茶くみ」のような仕事しかさせて貰えないのもまた問題ですよね。 やっぱり個人個人に応じた仕事をと望みたいですが、現実は難しいのでしょうか。 その他の部分も読んでいてうんうんと頷けることばかりです。 やっぱりこの問題はもっともっと深く踏み込んで考えないと簡単に考えてはいけませんね。 回答ありがとうございました
補足
「めくら」「女々しい」などは確かに言葉狩りだと思います。 ただそれでも学名を変えるくらいの言葉狩りがあるなら、国際的な運動にもなっているジェンダーの話の中に入ってこないかなと思ったもので。 確かにより踏み込んだ議論が必要でしょうね。 でも男性をこのように悪く言う言葉がなかなか思いつかないのも不思議です。