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スウィングガールズ、シコふんじゃった 等で使われるプロットについて

お世話になります。 「スウィングガールズ」と「シコふんじゃった」を鑑賞し、面白いなあと思いました。 さて、この二作品はプロット(物語の組み立て、あらすじ)に共通点が非常に多くあります。 「怠惰な日常を送る主人公がふとしたきっかけで『それ』(物語の主題となるもの)に出会う。 最初はまったくやる気が無いものの、引くに引けない事情でどうしても取り組まざるを得なくなり、しぶしぶ表面上は『それ』の活動をはじめる。 次第に『それ』の魅力に目覚め、いつしか能動的に取り組むようになる。 途中、山あり谷ありの難関を乗り越え、いつしか『それ』に取り組むように命じた者の予想をはるかに超える目標を自ら求め作り出し、周囲の人間を巻き込んでついに目標達成する。」 そこで質問です。 1 この手のプロットを一言であらわす業界用語・専門用語というのはあるでしょうか?(●●型プロットなど) 2 この手のプロットの手本となった小説、戯曲、映画の古典作品は何でしょうか? 3 この手のプロットで私が未鑑賞のものを教えてください。 ちなみに鑑賞済みは 「スウィングガールズ」「ウォーターボーイズ」「秘密の花園(矢口監督作品) 「シコふんじゃった」 「ロボコン」 漫画「タッチ」(広い意味で当てはまると思いますが) などです。

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  • isoiso0423
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回答No.1

>1 この手のプロットを一言であらわす業界用語・専門用語というのはあるでしょうか?(●●型プロットなど) こういった”若者が目的に出会い、壁を乗り越えつつ目的に向かって邁進していく”という構成は映画や物語の王道的なものなので、とくに名称など無いんじゃないかと思います。 ハリウッドだとストーリーアナリストなどの専門家は”バディピクチャー”とか”カミングオブエイジ”とかいったぐあいにカテゴリーわけしているようですけど。 2 この手のプロットの手本となった小説、戯曲、映画の古典作品は何でしょうか? 小説戯曲の古典はよくわかりませんが、映画だと1976年製作のアメリカ映画「がんばれベアーズ」あたりからこういった類の作品が増えてきたと思います。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=5059 3 この手のプロットで私が未鑑賞のものを教えてください。 「がんばっていきまっしょい」ボートと出会う少女たち http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=90314 「シムソンズ」カーリングで頑張る少女たち http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324049 「ドラッグストア・ガール」ラクロスに熱を上げる中年親父たちと美人コーチ http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=318881 「木村家の人々」とにかくお金を貯めることに熱中する家族 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=150453 ほかにも「Shall We ダンス?」や「逆境ナイン」といった作品も加えてもいいのかもと思います。

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質問者

お礼

ありがとうございました。 「Shall We ダンス?」はハリウッド版をTVで鑑賞しましたが ダンスに取り組むきっかけが「人に命じられて渋々始める」のではなく 「主人公自ら興味を持って始めた」ので、ちょっと違うかな?と思って 鑑賞済みタイトルから外しました。 木村家の人々も見たことがありますが、これも最初から息子1人を除いた主人公家族全員が守銭奴として始まっているのでちょっと違うかな? という感じです。  がんばっていきまっしょい、シムソンズ、ドラッグストアガール、鑑賞させていただきます。  映画ではないので観賞済みタイトルに入れませんでしたが、小説版、TVドラマ版の「スクール・ウォーズ」もこの手のプロットに当てはまるかな、と思います。

その他の回答 (2)

  • wata12
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回答No.3

こんにちは。 それは「ヒーローズ・ジャーニー(英雄神話)」です。 これは、おそらくジョセフ・キャンベルの造語です。 キャンベルは神学者ですが、 世界中の神話や民話の中に共通するある構造を見出し、 それらをヒーローズ・ジャーニーと名付けています。 こうしたプロットの手本を探すとなると、 ギリシア神話まで遡れるでしょうね。 桃太郎だとか浦島太郎だとか、その類も派生型ですね。 ヒーローズ・ジャーニーは、 ある意味、物語の原型ですから、 どこにでも見ることができますが、 ハリウッドでは、 70年代にルーカスらがキャンベルに影響を受け、 「スター・ウォーズ」を製作したりしています。 宮崎駿作品の多くもそれに当たります。 手塚治虫「どろろ」なども本来そうなのですが、 今回の映画版では見事に失敗しています。 最近の失敗例としては「ゲド戦記」もあげられます。 もしご興味があれば、 ジョセフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』のご一読を おすすめします。

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質問者

お礼

返信遅くなりすみません。 ご回答ありがとうございます。 ヒーローズ・ジャーニー、というのですか。 ちょっとネットでその言葉を調べてみましたが、文字通りヒーロー、英雄の物語、という意味ですね。 別の回答にも書きましたが、私が食指をそそられるのは、 主人公は「ストーリーの冒頭では怠惰な性格である。」 主人公は自らの意思でなく、「誰かの命令によって渋々主題となるものに取り組む」 主人公が取り組む動機には一部「邪な考えやスケベ根性が見え隠れする」 ということです。 こういう始まり方のストーリーに感情移入できるのは、おそらく主人公を最初から「完全無欠の英雄」として描いてしまうと、観客の反発を買うため、逆に「ちょっとダメ人間」としてストーリーを始めたほうが受けがいいためだろうか? と思ったりします。 ありがとうございました。

  • ultraCS
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回答No.2

あまり自信ないけど 無理に分類するなら、現代型のビルドゥングスロマン(日本語では教養小説と訳され、英語だとeducation storyですが、どちらかといえば成長譚というべきでしょう)ではないかと考えます。そういや最近、オーソドックスなビルドゥングスロマンって無いなあ。 原型は、ゲーテやヘッセあたりまで遡ります。また、広義にはガンダムあたりも含まれるでしょう。

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質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ゲーテやヘッセですが。このような大御所のセンセーはお名前や著作名こそは存じ上げておりますが、中身までは読んだことがないですね。今度図書館で探してみます。  私が「面白いな」と感じるのは、主人公があることに取り組まざるを得なくなった時に、多少の「スケベ心」があるストーリーです。 スウィングガールズならば吹奏楽と引き換えに「食中毒原因の口止め」「補習授業のサボり」 シコふんじゃったならば相撲大会の出場と引き換えに「相撲部長教授の担当授業の単位」と言った具合のものです。

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