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クラシックの専門家はみんな英才教育?
僕が今まで見てきたクラシック関係の演奏家、作曲家などはみな小さい頃にピアノ、バイオリンなどを始め、十代後半でヨーロッパに留学というパターンが多く、逆にポップスのミュージシャンは中学のときにバンドを組んで・・・というパターンが多いです。 クラシックで食っていってる人で中学からピアノを始めたなんて聞いたことないです。なぜでしょうか? どうしてポップスは途中からでもプロになれるんですか?どうしてクラシックは小さいときから始めないといけないんでしょうか?
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たぶん、ここの回答でどなたかが書いてらしたことだったと思いますが、 いわく、「クラシック音楽は伝統芸能である。」 お能やなんかと同じですね。私もそう思います。 伝統芸能ということは、様式を学ぶのに膨大な時間がかかるということで 小さいころから始めて心と体の柔らかいうちにいろいろなことを叩き込まないとならない。もちろん例外もあるとは思いますが…。 ポップスならば自分のセンスと才能しだいできっとスターにもなれると思いますが、クラシックでは、まず、そうは行きません。 音大の先生が、クラシック音楽は「口承伝承」で伝わってきたものだ、とおっしゃっていました。 つまり人間から人間へ、先生から生徒に、先達のやって来たことを、こと細かく教えつたえるプロセスが不可欠だということ、そしてプラス本人のセンスと才能ということで、そこがポップスとクラシックの違いだと思います。
お礼
クラシックというだけあってやはり保守的、閉鎖的なんですね。様式を重んじる、か・・・。非常に参考になりました。ありがとうございました。