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弾き語りでのハモリ
自分は楽譜はほとんど読めないんですが、読めないなりに頑張って読んでみました。 あるメロディに対して高い音でハモる場合。ハモリの音程は、元の音からカポを高いほうに3フレットずらして歌う音のように思います。 実際歌ってみてハモれてるような気がするんですが、これは正しいのですか?
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ハモリについては、スケールに関する知識をいくらか身につけておく必要があると思います。 とりあえず、ご質問にある件についてですが、3フレット上の音程をかぶせることに関しては、必ずしもそれだけでハモリが成立するという訳ではないといえるでしょう。 スケールについてですが、基本的にはドレミファソラシの7音で1オクターブになるとして、それぞれの音程は ド<2f差>レ<2f差>ミ<1f差>ファ<2f差>ソ<2f差>ラ<2f差>シ<1f差>ド というような音程差で並んでいます。つまり、「全全半全全全半」という音程差の関係があります。これは、メジャースケールといいます。 対して、メジャースケールの音程を第6音から並べたラシドレミファソラについては、これをマイナースケールといい、その音程差については当然 ラ<2f差>シ<1f差>ド<2f差>レ<2f差>ミ<1f差>ファ<2f差>ソ<2f差>ラ という関係になります。これも整理すれば、「全半全全半全全」という音程差の関係ができます。 とりあえず、これは基本的な知識として覚えておくと良いでしょう。メジャースケールやマイナースケールは1オクターブが7つの音程で構成され、それぞれが上記のような間隔で並ぶことになります。フレット上で追えば、1オクターブは12f(1fは半音差で、半音12個分=1オクターブ)になり、上記のスケールではスキップされる音程がそれぞれ5つあるということになります。 主旋律に対して上でハモる場合、その選択肢の一つとして、3度のハモリがあります。これは、主旋律の音程に対して、スケール上で2つ上の音程を被せていきます。スケール上で考えるなら、ドに対しては4f上のミ、レに対しては3f上のファ(ミとファの間は半音(1f)差です)、ミに対しては3f上のソ、ファに対しては4f上のラ、ソに対しては4f上のシ、ラに対しては3f上のド(シとドの間は半音差です)、シに対しては3f上のレの音を、それぞれ当てることになります。つまり、単純に音程をすべて平行移動させるのではなく、スケールにしたがって2つ隣の音階を追っていくということになります。 単純に3f差の音を被せていくだけだと、上に書いた相関で3f差になる音程では安定した響きに聴こえますが、上に書いた相関で4f差になる音程が来るべきところに3fの音をあてると、旋律として少々不自然な響きを生むでしょう。特に、メジャーキーの曲でコード伴奏に合わせて歌った場合は、要所要所でハモリの音程がずれて聴こえると思います。 しっかりしたハモリを被せるのであれば、少なくともスケール上の音程を把握して、それを基準に主旋律に重ねる音程を選択する必要があるでしょう。 参考まで。
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- tom0120
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◆メロディに対して高い音でハモる場合。ハモリの音程は、元の音からカポを高いほうに3フレットずらして歌う音のように思います。 ・これは、音楽的にいうと、ほぼ、正解なのですが、一部、違います。 ・「3フレット上」とは「3半音上」ということですよね。(ギターに詳しくない・・・(^^; ・「3半音上」ではなく、「★3度上」ということです。 以下【C調(ハ長調)】で説明します。 ・「ド」の「3度上」は、「ミ」のことです。(4半音上) ・「レ」の「3度上」は、「ファ」のことです。(3半音上) これを見ると。(4半音上)と(3半音上)が、すでに存在します。 なので、この両方を同時に意味するものは、「★3度上」ということです。 このように、「3半音上(フレット)」ではなく、「★3度上」でないと、不具合を生じますね。 ◆また、「★3度上」でも、変な場合があります。 ・特に、「各・フレーズ」の「最初」や「最後」の部分は、「コードトーン(コードの構成音)」のどれかと一致させたほうが、いい場合が多いです。 2番さんもいってますが、「コード構成音」に注意し、「一致」させたほうがいいのは、この、「各・フレーズ」の「最初」や「最後」の部分がそうです。 ◆よって、まとめると、 (1) 「3半音上(フレット)」ではなく、「★3度上」をハモル。ただし、 (2) 「各・フレーズ」の「最初」や「最後」の部分は、「コードトーン(コードの構成音)」のどれかと一致させたほうがいい。 ・これは、最終的には、「耳」で感じとって、自分でいいな。(^^)/ と感じた音を選択することになりますね。 なので、「メロディー」によって、違いますので、これ以上は、機械的には、説明できませんね。 ◆参考までに、「ハモリ」の方法は、いろいろありますので、また、よければ取り入れてください。 いままで、説明したのは (1)「3度上」重ねです。 (2)「3度下」重ね。 (3)「6度下」重ね。 これは、オクターブ上の「3度上」でもある。 (4)その他、「対旋律」で考える方法。 これは、「副・旋律(メロディー)」を考えたりするオプリガードなどです。 さらに、「対位法」により、いろんな「ハモリ」ができますが、 楽譜で説明できないので、割愛します。 ・「合奏(合唱)法」。「編曲法」。「アレンジ法」などの参考書が音楽専門店にありますので、よければどうぞ。(^^ゞ
お礼
丁寧な説明ありがとうございました!
- trgovec
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主旋律に対して3度(3フレットか4フレット)上でハモることについては1番さんが詳しく書かれていますが、ギターで弾き語りをする場合は当然ギターはコードを弾きます。すると、3フレットでも4フレットでもおかしい場合が出てきます。 メロディーが「ソ」の音でコードがGかG7なら、4フレット上ですが、 メロディーが「ソ」でもコードがCのときは、3フレット上でも4フレット上でも×です(テンションを含んだコードや特別な効果を狙うとき以外)。 このときは「5フレット上」でハモります。これはどういうことかというと、Cのコードは「ドミソ」でできています。そしてソの5フレット上は「ド」なのです。3フレット上は「シ♭」4フレット上は「シ」でコードの音ではありません。 このように3フレット上か4フレット上ではない場合が出てきます。他にはコードがFでメロディーが「ド」の場合などがあります。 これに対処するにはコードの構成音を知ることが手っ取り早いのですが、昔のフォークシンガーには譜面も読めず理論的なことは知らないのに即興で上手にハモる人がけっこういました。それは、コードが鳴っているとそこから使える音を拾い出すことができたからです。普段からコードを鳴らしてそこにメロディーをつけるようなことをしているとできるようになり、外れた音を出す方がかえって難しくなります。 だから、まずコードから音が拾えるように練習するのもいいでしょう。それができるようになったら「あえてはずす」ことに挑戦してみるのもいいでしょう。実はこの「はずし方」は難しく、理論化しにくい上、ジャンルや曲の感じで微妙に「はずす基準」が変わります。自然な感じで上手く外せるようになったらかなりなものです。
お礼
とてもわかり易いです。ありがとうございました。
お礼
専門職ですか?というくらいわかり易いです。ありがとうございます!