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TVドラマの視聴率と広告収入の関係
先日放送されたTBSのドラマ「華麗なる一族」が、1月スタートのドラマではダントツの視聴率を残したそうで、気になったことがあるので質問します。 TVのCMについての質問です。一般的に視聴率が高い番組・局は広告収入が上がると思います。 その具体的な中身なのですが、 広告主は高い視聴率の番組のところにCMを流したいと思っていますよね。 TV局は高い広告料を払ってくれる企業に広告を出してもらいますよね。 連続ドラマで視聴率が毎回出ますが、 視聴率が上がっていくにつれて広告料(?)も競り上がっていくものなのでしょうか? それとも、スポンサーとしてついてる企業が決まっていて、 最初の契約で話題性とかキャストなどを考慮していくら払う、 というのは決まっているんでしょうか。 いつも見てると、「この番組にはこのCM」ということも多いと思うのですが…。 少し疑問に思ったので質問したところです。よろしくお願いいたします。
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厳密に言うとF1層(20~34歳の女性)の視聴率がスポンサー料金の紐を握っています。 スマスマ何かだと数社提供会社があると思うけど、大体1社2000万くらいが相場じゃないかな? 商品を買ってくれる(財布を握っている)F1層が見たい番組を作るとその枠のスポンサー料金は格段に上昇していきます。 故にF1層に人気のある芸能人を起用するだけでそういったスポンサーに期待を抱かせより多くの資金を得ようとするのです。 いかにサザエさんの視聴率が良くてもF1層の割合が良くないので、スポンサー料が高くならないのです。 F1層をターゲットにしているスポンサーの多くは、化粧品や軽自動車など女性が欲しいと思うような会社になっています。
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- ZeusSeesSuez
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とりあえず、(単発でない)ドラマ枠の番組提供についてお答えします。 まず、タイムにしてもスポットにしても、 広告料はオンエア前に確定していて、 視聴率によって変更されることは、 絶対とは申しませんが、ほとんどありません。 また、「華麗なる一族」が高い視聴率を取ったとして、 4月からの後番組(あとばんぐみ)の広告料が跳ね上がるというわけでもありません。 さらに、話題性があるとかいいキャストが起用されるからといって、 広告料が格段に高く設定されるということも、あまりないでしょう。 というのは、ドラマに限らずレギュラー番組の提供広告主というのは、 番組が終了するごとに1から集めるのではなく、 どの局の何曜何時といった枠ごとにメンバーが決まっていて、 現在の広告主が降りない限り、新しい広告主は入れないというのが原則なのです。 で、人気のある枠には多くの広告主がキャンセル待ちをしています。 一旦降りてしまうと、列の最後尾に並ばなければならなくなるので、 なかなかメンバーが入れ替わることはありません。 たとえば、 現在「華麗なる一族」を放映している日曜劇場(TBS日曜21時)枠ならば 花王,トヨタ,NTTドコモ,アサヒグループが、 現在「東京タワー」を放映している月9ドラマ(フジテレビ月曜21時)枠ならば トヨタ, 旭化成, P&G,エステー化学,メナード, サントリーが ここのところずっと提供しています。 固定客相手で、番組ごとに料金が上がったり下がったりしたのでは、 お互いやりにくいですから、料金交渉は期初にまとめてやることが多いです。 番組提供に関しては、多くの広告主は単に視聴率が高ければよいということではなく、 自社のターゲットやイメージに合った番組かどうかを検討します。 いくら視聴率が取れたとしても、髷物(時代劇)やアニメは提供しない、 という広告主もあります。 一方放送局も、番組提供に関しては、いくら高い広告料を払ってくれても、 1クール(3ヵ月)で降りてしまうような広告主は避けたいところです。 というわけで、ドラマの提供に関しては、単純な算盤勘定ではなく、 局と広告主との継続的なお付き合いの側面も大いにあると言えます。
お礼
おおお!そうだったんですか!詳しい情報ありがとうございます。 固定客なんですね、気づきませんでした。それなら納得できます。 確かに番組に合わせたCMが流れてるんだなと最近思っていたところです。 やはりいろいろあるんですねぇ~聞いてよかったです。 またドラマの提供以外でもいろいろ複雑そうですね。テレビで(特にバラエティ番組)で言っているように視聴率を稼げば稼ぐほどいい、というのは一概には言えないんですね。あれはタレント目線なのか。 ありがとうございました。
補足です。 CMには、タイムCMとスポットCMがあります。 タイムCMというのが先ほど説明したその企業がスポンサーになってくれる番組のCMです。 では、スポットCMというと放送局から100%の視聴率を300万で買うとします。 20%の視聴率を持っている番組なら5本放送したらいいのですが、 視聴率の悪い放送局は、100%分の視聴率を得る為には10%の番組5本と5%の番組を10本使わないといけない訳です。 つまり視聴率がいいと提供ではないCMにも有効利用出来ますし、どんどん色んな会社のCMを流す事が出来るのでその分収益が増えます。 一時前だと日テレがトータルの視聴率王だったけど、F1層の視聴率は断トツでフジテレビだったので広告収益はフジの方が上という事もありました。 上記に書いたようにテレビCMは、タイムとスポットの2種類があり契約の方法が異なる為ちょっと複雑な仕組みになっています。
お礼
2種類あるのは、風の噂で聞きました。スポットについては >100%の視聴率を300万で買う という仕組みなんですね。初めて知りました。視聴率の良い放送局というのは、利益率のいい商品をたくさん持ってる商店のような感じですかね。広告って不思議な商品ですね。ありがとうございました。勉強になりました。
- jasko
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スポンサーとしてついてる企業が決まっています。 スポンサーが出資してはじめて制作が可能になります。 信用売りです。 よって視聴率が上がらなければ、スポンサーが不満を言い出します。 よって制作中止、番組は打ち切られます。 視聴率が上がったからといって広告料が上がってしまっては、スポンサーは泣きますよね。 長寿のバラエティどは半期ごとに契約の更新があってそこで調整されるのではないでしょうか。
お礼
信用売りですか。なるほど。 連続ドラマが始まってからの視聴率というのは、特に広告料には影響しないんですね。あるとすれば、「それだけの視聴率を残した番組を作ったテレビ局」だということで、次回からの評価につながるんですかね。 ありがとうございました。
お礼
ほぇー。目からウロコです。そういうことがあったんですね。 それじゃあ、F1層をターゲットにした番組ばっかりになってもおかしくはないんですね。 テレビっていろいろな思惑がありますね。怖い怖い。 スマップの番組って当初から製薬会社がスポンサーについてますけど、すごいお金が動いてそうですね。 ありがとうございました。