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ブリッジのオクターブ調整とは
エレキギター初心者です。 通信販売で、エレキを買おうとしたところ、 「ブリッジのオクターブ調整」無料ですと 記載がありました。 どうゆう調整をするのでしょうか? どういった使い方をするとき、この調整が 必要なのでしょうか? 自分ではできないものなんでしょうか?
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オクターブ調整というのは、弦を押さえて音を鳴らすときの音程を補正するための調整です。オクターブチューニング、ピッチ調整などと言われることもあります。 ギターは開放弦でチューニングを合わせますが、この時のチューニングはあくまでも開放弦のときの音程のみが確保されているだけです。実際に演奏する場合には弦を押さえた状態で音を出すことになる訳ですが、この時の音程については開放弦の音程がどうあれフレットによって区切られる弦の振幅長に依存することになります。フレットはナット-ブリッジ間の距離を元に振幅長を計算して打ち込まれるものですので、理論上は正確な音程が出るはずですが、実際上は開放弦の際の弦高の分だけ弦を押さえる時に弦が動くことや、ナットやブリッジの際で弦に自由に振動できない部分が出ることなどで、音程に狂いが生じることがあります。オクターブ調整は、その狂いを補正するための調整です。 オクターブ調整については、開放弦あるいは12fでのハーモニクス音と、12fを押さえた実音との音程差をチューナーで測り、その音程差がなくなるようにする方法が一般的です(他に、クロマチックチューナーなどで各フレットの音程を監視し、補正を行うという方法などもあります)。このときに弦を押えた音程を補正するには、サドルの位置を動かします。実音が基準より低ければ、振幅長が長くなりすぎているのでサドルをヘッド側に、逆に実音が基準より高ければ、振幅長が短くなりすぎているのでサドルをボディエンド側へ動かします。 詳しくは、下記URLなどが参考になるでしょう。 http://www.esp.ac.jp/club_esp/maintenance/lecture05.html http://www.espguitars.co.jp/customer/advice/syncro.html (ストラトタイプ) http://www.espguitars.co.jp/customer/advice/tunematic.html (レスポールタイプ) http://www.espguitars.co.jp/customer/advice/rockshiki.html (フロイドローズタイプ) オクターブ調整については、ユーザが自分で行える調整ですし、理想をいえば自分でそれを行えるようにしておくべき調整でもあります。ただ、実際の作業はチューニングを見た上で弦を緩めてサドルの位置を補正し、チューニングをしなおした後で状態を確認するという工程の繰り返しを6本の弦すべてに行うことになるため、少々根気の要る作業でもあります。 オクターブ調整については、音程をできるだけ正確に確保したいときには常に必要な調整といえます。ただし、一般的にいえば、弦のゲージを変えたとき、弦高を変えたとき(ネック反りの補正をしたときや、シンクロナイズドトレモロであればフローティング量を変えたときなども含む)、弦のメーカーを変えたときなどに、再調整するのが良いでしょう。より厳密に考えるなら、弦交換ごとにチェックするのでも良いと思います。とりあえず、一度合わせれば、弦やギターのセッティングに前述したような変更がない限りは、それほど頻繁にやり直す必要はないはずです。 個人的な意見を言えば、オクターブ調整は自分でできるようになっておくのが理想的な調整といえると思います。ただ、もしサービスでやってもらえるのであれば、調整を施してもらっておいて損はないでしょう。 参考まで。
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- dkb
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ブリッジの駒の位置が狂っていると、開放弦の音程と12フレットを押さえた1オクターブ上の音程で狂いが出てくるからです。 俗に言うフレット音痴のギターとなります。 自分でも出来ますが、初心者がギタ-を判らず調整しても弄り壊すだけですからやってもらった方が善いですよ。
お礼
有難うございました。
お礼
詳しいご説明有難うございます。 非常によく分かりました・・・というか 本当に勉強になりました!