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ピンホールバーとタイバーって・・・

男性です。スーツの着こなしについて教えてください。 襟に穴の空いているシャツと、それを通すピンホールバーを頂いたのですが、この場合にタイバーやタイピンはつけてもおかしくないですか? また、カラーピン(左右の襟同士を挟んで止めるもの)もタイバーやタイピンと組み合わせておかしくないでしょうか? 参考に最近の雑誌等を見たのですが、この組み合わせをしている写真を見たことが無いもので、疑問に思いました。 教えてください。宜しくお願いします。

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noname#29140
noname#29140
回答No.1

 ニューヨークから失礼します。当地で企業のエグゼクティブや弁護士など、プロフェッショナルな着こなしが要求される方がたにカスタムメイドの洋服とともに、服飾のコンサルティングをいたしておる者です。  早速お答えしますが、基本的にはスーツによるドレスアップの際は、Vゾーンのメタルのファーニシング(日本でいうアクセサリーのこと)は、ひとつに絞っておくのがセオリーだということです。つまり、カラーの部分に、カラーバーなどのメタルを使った場合、Vゾーンのその他の部分には使わないでおくのがベター、ということです。  理由は、基本的にカラーバー、またはピンについては、もともと芯地がないか、もしくはごく薄い芯地のネクタイは、結び上げた際の”R"、つまり脹らみというか、横から見た際に、ネクタイがベチャッとならず、かつしなやかな、立体的な曲線、アーチを描くように結び上げるのが難しいため、半ば強制的にVゾーンに立体的なアクセントを加えるために現れてきたものなのです。 そのため、ナチュラルなネクタイの結びかげん、曲線といった趣を好む方がたには あまり好まれてはきませんでした。  また昔のスーツは、今と違ってほとんどがヴェスト付きのスリーピースでしたので、ヴェスト自身がタイをホールドする役目をも担っていましたので、タイバー、タイクリップなどはあまり必要性もなかったのです。  逆に、スプレッド系のシャツが多く、ほとんどが2ピーススーツの 現在、タイバーでネクタイにアーチを強調する人たち最近また現れてきております。ネクタイにアーチをつけて結び上げることは、着用者の表情をより生き生きと、活力があるように見せてくれるのでとても大切なことなのです。   流行の回転がやたらと速く、かつ知的な中身のうすい日本の洋服業界で、これだけ長いこと(約10年)スプレッド系のシャツの人気が続いてきたこと自体、私にはちょっとした驚きですが、日本では、そろそろ襟が長く、鋭角的な、ナローなシャツに流れをふってくるタイミングなのかもしれません。いずれにしても、そのような流れになってくると、Vゾーンの深い、シャープな感じの、フロントボタンの位置が下がってくる上着に人気が移行していく可能性も、例えば最近のビームスのインターナショナルギャラリーのスーツなどを見ていると、ありえるかな、という気持ちにさせられます。ま、ニューヨークでは特に関係のないことなのですが。

centereye
質問者

お礼

御丁寧な回答をありがとうございます。どうしてもあるものを片っ端から身に着けたいという気持ちが先走っていました。貴殿のおっしゃるシャツの流行は確かに日本にて感じられる流れであります。とても興味深い解説を交えての御回答、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.2

No.1の方のように専門的では全くありませんが、30歳女の意見です。 女ですが、最近男性のスーツの着こなし方に興味があります。(スーツ姿ってかなり羨ましい!) 31歳の私の彼もそういうアイテムが好きで以前聞いたのですが、Vゾーンのアクセサリーはひとつだけだそうです。 まあ確かにピンホールバーとタイバーを両方つけると、ごちゃごちゃした感がありますよね。女性で言うと、ネックレスにイヤリングもつけて・・・といった感じでしょうか。 私もついやってしまうのですが、お気に入りのものはどうしてもあれもこれも、となってしまいます。でも一番見せたいポイントをひとつに絞ったほうが、そのアイテムが引き立つ気がします。 さりげないピンホールバーって素敵ですよね。

centereye
質問者

お礼

さりげなさも必要ですね。 女性からのご意見も大変参考になります。 ありがとうございました。

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