某家電メーカーのサービスマンです。従来型(縦型)とななめ型(横型)では振動が異なります。従来型は下部にモーターがあり尚かつ、洗濯槽を4つの吊り棒で固定してますのでブレ(振動)は横方向になります。一方、ななめ型はモーターが真後ろになります。車のタイヤと同じで振動吸収はドラム下部のサスペンション機構で行います。つまりブレ(振動)は上下方向になる訳です。従来型は脱水運転前に必ず水量を下げて洗濯物のほぐし工程をする事で洗濯槽周囲へまんべんなく洗濯物を配置する事が出来、安定して脱水が出来ます。でも、少量でかつ重たい洗濯物(厚手のバスマット1枚など)であれば若干の振動が発生するはずです。これでもう理解出来たと思いますがななめ型は必然的に洗濯物はドラム下部へ集まりますので脱水運転の際は低速→中速→高速の三段階でコントロールしているはずです。洗濯物がジーンズ1枚であれば低速、中速段階で異常振動(上下)を感知し停止、注水(ほぐし)その後、脱水工程にリトライになります。防止するにはバランスを良くする為にもう1枚、バスタオルなどを投入した方が効果的です。また、洗濯ネット1個で洗う時は面倒でも2個に分割した方がエラー無く運転出来ます。また、据付場所も要注意です。洗濯機置場の床がたわむなど強度不足の場合、洗濯機自体の振動となり特に多くの洗濯物を洗う(または大物)と同様のエラーとなります。モーターのコントロール(加速度センサーを搭載)で欠点を克服するなど各社頑張っていますが確実に防ぐには前記の通り対処してみて下さい。
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ありがとうございました。