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芸者ガールについて

先日イギリスのコメディードラマで日本人の男性が「風邪をひいたら芸者ガールにマッサージしてもらうのが一番」と言っていました。周りの男性は「もっと他のことも?」と意味ありげに笑っていました。 また以前アメリカ人の男性と日本の伝統について話していて芸者さんはお客様を楽しませるプロフェッショナルだと言ったら、敬虔なキリスト教徒の彼は「それ以上のことは聞きたくないな。」と笑っていました。 実際のところ芸者さんのお仕事にそういった類のことは含まれるのですか?私は全くそういう認識がなかったので、上記の2つの場面では非常に戸惑ってしまいました。特に海外での扱われ方は納得がいきません。

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  • Rikos
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回答No.2

外人のかたは、『芸者』・『枕芸者』・『遊女』・『女郎』などの違いを把握されていない人が多いと思います。 それらすべてをひっくるめて、『芸者』だと勘違いされているのではないでしょうか? 実は私もよくわかっていないのですが、昔置屋には貧しい家庭の子供が売られてきて、そこで芸を仕込まれて『舞妓』となり、ある一定の年齢になると「水揚げ」され旦那(スポンサーのようなもの)がつき、『芸者』となるそうです。 この「水揚げ」は、身売り的な要素や肉体関係も含まれますので、そこで勘違いされているのかも知れません。 一流の『芸者』は、旦那以外の人とは関係を持たないと聞いたことがあります。 「水揚げ」は、最近では行われていないそうです。 しかし、20年近く前の話しになりますが、知り合いの男性で京都の先斗町をよく利用していた人が、ある舞妓さんを水揚げしてくれないかと置屋の女将に頼まれたことがあると聞きました。 「水揚げ」にはその当時でも約2000万円ぐらいかかり、その女性のその後の衣装代など金銭の世話をしなければならないそうです。 http://www.studio892.com/gion/

kanaliko
質問者

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ありがとうございました。知らないことばかりでした。当然日本人全てが全ての伝統芸能の知識があるわけではありませんが、少しづつ知識を増やしていきたいと思います。

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  • Dejima
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回答No.6

 私の街には江戸の吉原、京都の島原と並び称された旧遊郭街があります。 ここでは今も現役の芸者が芸で稼いでおります。その芸とは言うまでもなく、唄と踊りと三味線であります(しゃべりも大事ですが)。こういう方々が真の意味での芸者であると思います。この方たちは伝統的な祭りの場で踊りを披露するほどであり、その辺の日舞の名取りとは一味違う、プロの風格を感じます。  もちろん、芸者は芸に加えて、美人で色気があるほうがお座敷の声は掛かりやすかったでしょう。しかし、まず芸が出来てこその芸者であることは言うまでもありません。  ちなみに、欧米でのイメージは遊女的芸者と遊女を芸者と誤認していることによるのではないかと考えます。

kanaliko
質問者

お礼

ありがとうございます。実際に肌で感じてらっしゃる方のご意見、参孝になりました。遊女的芸者も存在するとなると境目ははっきりとはしてないのかな。解答してくださった皆さんありがとうございました。この分野に関してはだいぶくわしくなりました。これからも日本の伝統をより理解していきたいと思います。

  • KINGBIRD
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回答No.5

 その誤解はひどいですね。あんまりです。  芸者が特定のパトロンを持つことはあっても、彼女彼らは不特定多数に性的サービスを行う風俗従事者ではありません。  私も詳しくないのに書いてしまいましたが。  私が見た芸者は新宿の方で少し本当の芸者とは違うかもしれません。が、芸者とはあくまでも酒の席で弦歌や踊りなどで宴席を盛り上げてくれるプロフェッショナルのことです。  三味線を弾く人唄う人、少ないとこの二人組みで宴席を回っておりました。  弦歌は聞いているとわかりますが、たいていのものはちょっとお子様にはわからない句がありますし、酒の席となれば性的なお誘いもあることでしょう。でも、その後コースのように性的サービスになだれこむ・・・ということはありません。というか、マッサージをしてくれる芸者って、なんだそりゃ。  芸者にもぴんからきりまでいるでしょうし、着物代など大変な額がかかりますから場合によっては売春をするような芸者もいるかもしれませんが、私の知っている芸者は皆ものすごいプロ意識の塊でした。  なぜ芸者=売春婦、となったのかわかりませんが、(蝶々夫人かな?)今度そのように芸者について語る機会があったら、彼らはプロフェッショナルな伝統芸を披露する人であってProsutituteではないとお伝えください。ていうか、むりやり機会を作ってでも伝えてほしい!  芸者に関する誤解のすさまじさには私も全く納得がいきません。このあいだ映画「キスオブザドラゴン」を見たら、中国人マフィアをもてなすのに着物っぽい格好をした白人の売春婦が出てきました。他の映画でもよく見ますよね。そういう偏見の土台はどこから来るんでしょうか。  kanalikoさんは上野公園まで無理なく出かけられるところにお住まいでしょうか?最近はカラオケのほうが主流で見なくなりましたが、花見の席で素人の方々が三味線を持ってきて自分達で唄って遊んでいるのが見られたそうです。  去年上野の夜桜を見に行ったら中にそういう方たちがいらっしゃいました。その誤解している人々にそれを見せてあげ、あれをプロフェッショナルにしたのが芸者だと言って下さい。  それで誤解が解けるかどうかはわかりませんけれども。

kanaliko
質問者

お礼

ありがとうございました。ドラマの中の男性は「ああ、そう!」というのが口癖で常にスーツを着てカメラを持ち歩いています。明らかに日本語ネイティブでない俳優さんが演じています。設定自体「おいおい」という感じのコメディーで他の国の人もオーバーに描かれています。芸者さんに限らず日本の文化はまず日本人がよく 理解していないことから誤解が生まれ、それが一人歩きを始めてとんでもないことになるのでしょうね。上野は40分くらいです。是非行ってみたいです。今年は桜が早そうなので急がなくては!

noname#1929
noname#1929
回答No.4

こんにちは。 まず、芸者さんと芸者風の売春婦(今の日本でそんなのは風俗産業のコスプレにしかいない)とを、混同しているんでしょうね。欧米にかかわらず、日本の伝統や文化は、間違った解釈をされていること多し、です。 日本が独自の文化を築いてきた為、他国の理解を超えるということもあるけど、開国~大戦後に日本人の性分的に口べた・外国語を話せない、なども災いして、文化的な事を上手く説明出来なかった経緯が、いまだ根付いているのでしょう。 日本人は欧米コンプレックスがあるので、欧米諸国の文化を「お勉強」する事が好きだし、理解する努力もするんですが、こと自分達の事となると伝達能力に欠けます。私論では、「うちらも努力してんのに、おまえらももっと勉強せんかいっ!」と思うのですが…(^_^;)。 海外に行く機会が多いのですが、アメリカ人は決まって「オキナワ・トーキョー・キョウト」と都市の名を言い連ねたり、最近では美味しいお寿司の食べ方を聞いてきます。下手な英語を駆使してなるべく詳しく説明するようにはしてますが、解ってるかどうか(-_-;)?  それと、外国人には日本人にあるウェットな感性は持ち合わせていない事も、理解ができない原因の一つでしょうね。(悪く言えば単純・良く言えば現実的) kanalikoさんはどうも外国人のお友達をお持ちで、英語も話せそうですから、次回は気合い入れて「そら、違うで~!」と反論してみて下さいね。 芸者さんのお仕事は、唄・日本舞踊・三味線などの芸事を披露してお客様に楽しんで頂いているのみです。確かに戦前・戦後直ぐなどは、身請け制度や深い関係の旦那を持っている人も居たでしょうが、今は無いようです。 ただし、ご贔屓の旦那衆はおられるでしょうが、昔のような関係性はないでしょう。  そういう私も、花柳界に精通してるわけではないんで、よくご存じの方からご回答あれば、良いですね。 いずれにせよ、日本人も自国の文化を自信を持って語れないと誤解は永遠に続くって事でしょう。自戒の念も込めまして…。 頑張って下さい(^o^)/~

kanaliko
質問者

お礼

ありがとうございます。稚拙な英語を怪しく操る程度ですが海外の方とお話するのは刺激的です。そのときは「いやー、なんか違うかもしれない。」程度の反論でしたので今回みなさんに教えていただいたことを踏まえて頑張ります(^。^)/ おもしろいお話ありがとうございました。

  • Eivis
  • ベストアンサー率29% (1122/3749)
回答No.3

日本の江戸時代の[浮世絵:ブロマイド]で世界に紹介されたレベルの「芸者」は、化粧法、衣裳、そして着こなしまで全てが 文化であり、彼女らには特定の旦那さんがいるのは当然としても見ず知らずの男性相手にサービスする女性ではありません。 ファッションという方面から見ると世界的に、特にヨーロッパでも時代の先端をリードしたのは「娼婦の世界」からでした。 ファッションリーダーになるような西欧の娼婦にも、厳然たるヒエラルキーが存在するように、日本の芸者にも娼婦とは違う もっと厳しい[芸事]という区別があるので舞子、芸子、芸者さんを自負している方々のプライドは現代でも並々ならぬものです。 kanalikoさんのお知り合いは敬虔なキリスト教徒かもしれませんが、私の経験では敬虔でない方が大多数で戸惑う事はありません。 多分西洋人から見れば彼らの国の娼婦の連想から[歌舞音曲]のみで、お客を楽しませるプロフェッショナルは判り難いでしょう。 それにしても男性でも50歳以下の方は、本物の芸者さんに接する機会もない時代ですから、若い貴女が戸惑うのは当然です。 >特に海外での扱われ方は納得がいきません。・・・貴女が芸者さんを[現代日本文化]として捉えれば、理不尽な扱われ方だと なりますが、芸者さんを知っている世代が70才以上の現代では過去の文化になりつつあるのでしょう。 つまり我々のイメージする芸者の大半は過去がベースですから、特に外国人に対する説明などは混乱するのかも知れません。 かく言う還暦過ぎの私も本物の芸者さんは40年程前に祇園で2、3回拝見したくらいで、どのように遊ぶのかも知らないのです。

kanaliko
質問者

お礼

ありがとうございました。当然私も芸者さんに直接会う機械などありませんが、現代の日本人が失った美しい精神を守っておられるような印象をもっています。欧米の方の理解不足というよりは日本人全体の理解不足ということですね。いつかなくなってしまう文化なのでしょうか?この経済状況も大きな痛手でしょうね。

  • frogg
  • ベストアンサー率28% (7/25)
回答No.1

私見ですが、そういう認識は誤解だと感じます。 以前、会社の関係で京都に行った時、舞妓さんの演舞(?)を観たことがありますが、一種の形式美、静謐で、どこか毅然とした、透明な強い意志を感じ、意外に思ったことがあります。   また、幕末維新のとき、所謂「芸者」が、よく登場しますが、・・・なにか、西洋人の理解している「芸者」とは、違うような気がします。  我々は、芸者、というと、京都の舞妓さんを思い浮かべますが、彼等は、吉原と一緒に認識しているのでは?  また、海外への日本文化の紹介も、だいたいが、観光の側面からのものが多く、その辺の事情もあるかと思います。

kanaliko
質問者

お礼

ありがとうございました。私もテレビでしか見たことがありませんが舞妓さんの踊りは近寄りがたく侵しがたい美しさがありますよね。