まず大事なことを知っておいて下さい。
団体が主催する交換留学とは、生徒を交換するのではなく、文化を交換(交流)する事なのですが、人的交換と思われている場合が多いですね。
本当は文化交流(Cultural exchange)を目的として滞在し、公立高校に通うのが、交換留学です。
前置きはここまでとして
ほとんどの団体の募集基準の最低は、留学してやっていける可能性を判断するため、英語力は英検3級以上ですが、実際には準2級だと思って下さい。
SLEPなら40点以上は欲しいですね。
正規留学とは異なり、学力(ペーパーテストの成績や英語力)よりも知的好奇心や留学に対する態度が評価が評価の対象です。
面接も、異文化体験に 「興味」 と 「意欲」 を持ち、現地に 「適応できる資質」 があるか、そのための 「努力ができる」 かに重点が置かれます。
また、保護者と一緒に面接を受けることになっている所も多いですよ。
もちろん中学校3年間~応募期間までの成績も評価の対象ですが、成績だけで不合格になることはあまりありません(よほどのことがない限り)。
ほとんどの交流団体から参考問題集も事前配布されるので試験対策として下さい。
これから先は 注意事項です。
交換留学はいろいろある留学の中で1番費用が安いプログラムです。
私費の正規留学に比べて年間30~150万円程度の差が出ますが、交換留学で留学する先のほとんどが、都市ではなく少々不便な農村地帯です。
国を希望することはできますが、受け入れ国の団体が、地域や学校、ホストファミリィーの指定をします。 このため、あなたの希望通りの学校や、相性の合うホストファミリーでない場合があります。
基本的に私費留学とは異なり、学校やホストファミリーの変更はできません。
あくまでも 「国際交流」 が交換留学の目的なので留学先の学校が日本の中学校レベルの場合もあるし、英語がペラペラになることもありません。
留学先での成績を高校の単位に認定してもらえるかどうかは、学校(高校)の判断なので、交換留学の選考試験に合格したら、進学先の高校と相談する必要もあります。
また、しっかり頑張らないと、合格が決定してから日本を出発するまでの間に、中学校の校長から推薦、高校進学先の学校長の推薦を取り消されたときや、進学先学校長から留学が承諾されなかったときは合格取消になることがあります。
懸命に頑張って挑戦すれば、交換留学の選考試験に合格できなくても、一回りも二回りも大きくなりますよ。 もちろん合格すれば もっともっと大きく飛躍できると思います。