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外貨両替について
もうすぐ留学にいく予定なのですが、いま外貨の両替をどこでしようか迷っています。 ちなみに、現金とトラベラーズチェックあわせて10万弱をイギリスポンドに両替しようと思っています。 自分でも、マネーポートやJTB、三菱銀行などなどいろいろ調べてはいるのですが、一番安くすむところ(手数料、為替レートなどすべて込みで考えて)をご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてください!!
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海外に渡航する場合、「両替」については確かに悩みますね。 まず外国為替レートの用語からお話しします。新聞やテレビなどで「今日午前の東京外国為替市場は1ドル=115円70銭から80銭で取り引きされています」などと報じられているレートは「銀行間取引レート」と呼ばれます。一般の顧客はこのレートでは取り引きできず、売買どちらにしてもいくらかのマージンを銀行に払うことになります。 実際ですが、「銀行間取引レート」は常に変動していてこれを窓口での取引基準にすると煩雑なため、銀行は1日1回(銀行によっては数回)「公示仲値(TTM)」と呼ばれるレートを定め、次に変更されるまでそのレートを取引きの基準レートに使います。 TTMは各銀行が独自に決めますから完全な横並びにはなりませんが、外国為替市場の動向をにらみながら決めますから自ずと近い値に落ち着きます。どこか特定の銀行がいつもお得なTTMを出しているということも聞きません。 いずれにしてもこの「銀行間取引レート」や「公示仲値」から、どれだけの目減りがあるかで有利不利を考えればよいわけです。 ●トラベラーズチェック まずトラベラーズチェック(以下TC)から説明します。外貨建てトラベラーズチェック発行の際に使われるレートは「対顧客電信売りレート(TTS)」と呼ばれるものです。(銀行間取引レートや公示仲値ではありません) TTSはTTMに一定の幅を上乗せすることで機械的に計算されますが、上乗せの幅は銀行によって多少異なります。英ポンドではだいたい1ポンドあたり4円です[1]。またこれと別にTC発行手数料1%がかかります。 例えば公示仲値が1ポンド=215.00円のとき、500ポンドのTCを組むと (215.00+4.00)×500×1.01 = 110,595円 を支払うことになります。公示仲値からだいたい2.9%の目減りがある計算になります。 TCで注意しなくてはならないのは、現地で換金する場所によっては手数料がかかることです。換金する銀行や両替商はよく選んでください。TCのブランドと手数料無料で換金できるイギリスの銀行との組合せは以下の通りです。(たまに変更があるので、現地で換金前に確認ください) American Express→ Lloyds Bank, The Royal Bank of Scotland VISA→ Barclay Bank, Bank of Scotland Thomas Cook→ HSBC (香港上海銀行) もしお近くにシティバンク銀行[2]の支店があるならもう少し有利なレートでTCの発行を受けられます。シティバンクの英ポンドのTTSは1ポンドあたりTTM+1円と、他行に比べ1ポンド当たり3円有利な設定になっています。TCの発行手数料は1%です。 公示仲値が1ポンド=215.00円の時に500ポンドのTCを組んだとして (215.00+1.00)×500×1.01 = 109,080円 という計算になり目減りは1.5%程度で済みます。またシティバンク銀行に口座を持っているとTC発行手数料は免除され、目減りはさらに小さくなってわずか0.47%です。 シティバンク以外ですと、通信販売業者の「セシール」[3]が銀行より安い手数料でTCを発行してくれます。英ポンドの場合発行手数料は0.5%です。なおTTSは銀行と同じくTTM+4円で計算しているようです。 JTBではJTBカードを持っていると、米ドル、ユーロのTCに限って発行手数料が免除されるのですが、あいにく英ポンドは対象外です。 TCは円建てで組むこともできますが渡航先がイギリスでしたらこれはお勧めしません。イギリスにおける日本円の買取りレートはよくないからです。円建てTCですと1ポンドあたり9~17円程度目減りします。率にすれば4~8%でどう考えても損です。ついでに申し上げると日本円現金の両替レートはさらに悪くて13~19円(6~9%)の目減りがあります。またいずれの場合も、この他に手数料が引かれることがあります。詳細をお知りになりたい場合は[4-8]などをご覧ください。 ●現金 日本で英ポンド現金にするのはTCよりは不利ですが、それでも到着後にいくらかの現金は必要になりますから、50ポンド程度を用意していくのは悪くないでしょう。 銀行での現金両替レートは1ポンド当たりTTMに10~12円加算というのが標準的です。金券ショップでも扱いはありますが10円程度です[9]。民間の両替商では8円というところ[10]がありますから、出発までに時間があるなら利用してもよいでしょう。 現地到着後に現金を両替するのは、上で述べたように日本よりレートが悪くさらに手数料を引かれることもあるので損です。(現地での両替が日本でより有利なら、どこで両替するとそうなるのか私も知りたいと思います) ●国際キャッシュカード シティバンク銀行や新生銀行などのキャッシュカードは、海外の提携ATMでもそのまま引き出せて便利ですが、レート自体は必ずしもよくありません。 シティバンク銀行の場合、利用した外貨額をいったん米ドルに換算(これは銀行間レートに準ずると考えてよい)、その米ドルの額をTTS(米ドルの場合1ドル当たりTTMに1円加算)で日本円に換算し手数料を3%加算した額が日本円普通預金口座から引き落とされます。現在の円-ドルレートですと、だいたい3.9%の目減りがある計算になります。 新生銀行は「VISAインターナショナルが定めるレートに4%の手数料を加算」です。「VISAインターナショナルが定めるレート」は銀行間取引レートにほぼ一致しますので、目減りはそのまま4%という計算になります。 シティバンク銀行の「ワールドキャッシュ」のレートの計算は、上記のシティバンクの通常のキャッシュカードの場合と同じで(約3.9%の目減り)、さらに引出し1回ごとに200円の手数料がかかるのであまりお得ではないです。 スルガ銀行がVISAと提携して発行しているデビットカード[11]は、「VISAインターナショナルが定めるレートに1.63%を加算+引出し1回あたり200円」なので、1回あたりの引出し額が大きければ国際キャッシュカードより有利です。 ●クレジットカード クレジットカードで買い物をした場合ですが、「クレジットカード会社が定めるレートに、海外利用に伴う手数料を加算」で計算されます。「クレジットカード会社が定めるレート」は、銀行間取引レートや公示仲値にほぼ一致すると考えて頂いて結構です。 「海外利用に伴う手数料」ですが、VISAとMasterは1.63%(セゾンVISAとセゾンMasterは1.60%)、JCBが1.60%です。従って目減りは1.6%で、クレジットカードで払えるものはそのまま払ってしまうのが一般に有利です。 クレジットカードでは現地ATMから「キャッシング」することもできます。その場合の弁済額は「クレジットカード会社が定めるレートに、支払日までの利息を加算」です。利率は年利で25~30%くらい、利用から支払日までは25~55日というのが一般的ですから、だいたい2~4%を利息として払う計算になります。これがそのまま目減りに相当します。 既にクレジットカードをお持ちなら、わざわざ国際キャッシュカードを作る必要もなく便利です。ご興味があれば[12,13]をご参考に、ご利用のクレジットカード会社に利用法を問い合わせください。 【結論】 1. クレジットカードで払えるものはそれで払ってしまうのが一番簡単で、レートも概ねよい。目減りは1.6%程度。 2. 多額の現金が必要なら、ポンド建てのトラベラーズチェックにして換金手数料無料の提携金融機関に持ち込んで換金するのがよい。目減りは2.9%が目安だが条件によっては0.5%にまで減らせる。同じトラベラーズチェックでも円建ては、イギリスではやめた方がよい。 3. 1万円程度の当座のポンド現金は日本で両替していくのも一つの手。目減りは5~6%くらい。民間の両替商で4%くらいのところもある。 4. 現地でポンド現金が不足した時や小額だけポンド現金が欲しい時は、クレジットカードによるキャッシングも使える。目減りは2~4%。 5. 国際キャッシュカードの目減りは4%。万一のお守りとしての安心感はあるが、これをメインに使うのはあまり得な方法ではない。 [1] みずほ銀行の例 http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/information/market/cash.html [2] シティバンク銀行 http://www.citibank.co.jp [3] 通信販売業者「セシール」 http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/ [4] RBS銀行レート http://www.rbs.co.uk/personal_finances/travel_and_international_payments/Exchange_Rates/default.asp [5] RBS銀行手数料 http://www.rbs.co.uk/personal_finances/travel_and_international_payments/travel_money/commission.htm [6] Travelexレート http://www.travelex.co.uk/personal/converter.asp [7] 郵便局レート http://www.postoffice.co.uk/portal/po/foreignexchange?type=sell&pageId=fex_main&catId=19300210 [8] 郵便局規約 http://www.postoffice.co.uk/portal/po/content1?catId=19300210&mediaId=19600187 [9] http://gaika.e-daikoku.com/ [10] http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm [11] スルガVISAデビットカード http://www.surugabank.co.jp/my/debit/index.html [12] http://www.nicos.co.jp/hp_trvl/overseas/os_cash.html [13] http://www.dccard.co.jp/useful/money/o_atm.shtml
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- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
>タクシーや地下鉄その他もろもろ普段生活するときのこまごまとした出費はやはり現金になるんですかね? 地下鉄は窓口ならばカードが使えます。タクシーはカードOKです。こまごまとした出費も殆どカードで払えますよ。コンビニもオーライです。成田で1万円をスターリングに交換するだけでOKですよ。あとはキャッシュが必要になればATMで簡単に24時間いつでも手に入りますよ。
お礼
そうなんですね!それじゃぁ現金はほんとにあまり余分に持つ必要もないんですね。貴重な情報ありがとうございました!
- blacklabel
- ベストアンサー率12% (124/1033)
トラベラーズチェックが使える店では、大抵クレジットカード使えます。 トラベラーズチェックは、タクシーや地下鉄では使えないからあっても意味が無いです。 現金とカードがあれば充分です。
お礼
そうなんですか!参考になりました。 ありがとうございます。
- matilda
- ベストアンサー率32% (3069/9404)
こんばんは。 T/Cを購入する際に、通常1%の手数料が必要となりますが、この手数料を優遇してくれるところがありますよ。 誰でも利用できるところだと、セシールトラベルで購入する方法があります。
お礼
こんばんは。 手数料優遇はありがたいですね。 ぜひ参考にさせていただきます!ありがとうございました。
都内、または近県にお住まいでしょうか? 新宿や池袋、神田方面に来る用事があれば、コインショップ(所謂、格安チケット屋です)だと銀行より若干は有利なようです。 一般の銀行はレートは、ほぼ横並びじゃないかな? 買い物関係ならクレジットカードが便利だけど、普段生活するような店は現金になりますよね。
お礼
みなさんありがとうごさいます! クレジットカードとワールドキャッシュは手配済みなんですが、やはり行く際に少しの現金とトラベラーズチェックは必要じゃないかと思って両替をする予定です。それにしても10万円は少し余裕を持ちすぎなのかな・・・(汗) レートは横並びなんですね。 あと、買い物はクレジットでいいとして、タクシーや地下鉄その他もろもろ普段生活するときのこまごまとした出費はやはり現金になるんですかね?トラベラーズチェックも役に立つのかなとちょっと疑問なんですが・・・ 質問ばかりですみません…。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
イギリスならそんなに大量のお金を両替する必要は全くありませんよ。殆どの商店やレストラン、大学の支払いに至るまでみんなクレジットカードで決済できるので少額の現金があればいいのです。これはクレジットカードがあればADで簡単に現金を引き出せますから、日本の口座にどかっと預金して行くだけでいいのです。 どうしてもということなら、イギリスの銀行止めの送金をしておき、それを現地で受け取ればいいのです。イギリスの銀行は絶対にリライアブルですから心配は全く要りません。私は千ポンド以上をこの方式で送金したのですが、実はそれを後悔しました。 ただし、ポンド立ての口座があると、小切手を切れるのです。この小切手は個人やタクシーでも受け取りますからオールマイティなんですね。
- blacklabel
- ベストアンサー率12% (124/1033)
10万円程度なら、手数料はどこでも大して変わりません。 それより、交換するときの為替レートで安いときに買うのが良いかも。 現金の場合、帰国時に再両替すると、また手数料取られるのでなるべく少ない方が良いです。 一番良いのは、クレジットカードですね。 現金は、屋台や露天などのカードが使えない店で使う程度が良いかなと。
- harun1
- ベストアンサー率60% (927/1535)
為替レートはどこで両替しても大きな差はありません。 どこでするかではなく、何にするかです。 日本国内で両替をすると、トラベラーズチェックなら銀行間レート(新聞などに載っているレート)+1%ですが、現金に両替する場合はレートが極端に悪くなり、銀行によっても差があります。(中間レート+10~15円) 日本円の現金からイギリスポンド現金に両替する場合は現地での両替をお薦めします。 できればすべてトラベラーズチェックにするか、国際キャッシュカード(郵貯などのシティバンク提携が一番レートがよい)またはクレジットカードの利用をお薦めします。
- kozo_door
- ベストアンサー率7% (7/88)
国際キャッシュカード(新生銀行などのインターナショナルキャッシュサービス)を使うのが一番良いのでは? 新生の場合,VISAインターナショナルが定めるレートに4%です。 引き出しの際の手数料はかかりません。 銀行側が独自に手数料を設定している場合は,引き出し額に加算されます。 あとは,成田で両替するなら トラベレックス かな。
お礼
ありがとうございます!!お詳しいですね、すごく助かりました!! クレジットカードが一番使えるんですねー。 それにしてもやはり情報や知識がないのは恐ろしいことなんですね! 教えていただいたことを大いに参考にさせていただいて渡航したいと思います。