どんな感じがするものでしょうね・・・?ときどきどんな気持ちなんだろうと想像します。イエネコに限らず、犬・馬も尻尾に触られるのをいやがりますよね。もっとも馬の場合は条件反射で尾を振っているだけかもしれませんし、個体差もあるようです。尻尾を捕まれて引きずられると無力になるため、たいていの動物は触られるのもいやなんじゃないかと思います。
痛覚の通っている生き物も多いし、クッションとなるような脂肪や肉がほとんどないため踏まれるとダイレクトに感覚が伝わるのでしょうね。
ところで、日本ネコの場合は尻尾が短いのは全部が全部、人間の虐待や壊疽によるものとは限りません。それは遺伝です。なぜかはわかりませんが、縄文時代以降尻尾の短いネコが生まれるようになりました。昔の日本人は選択繁殖なんてことは知りませんでしたが、尻尾の短いネコを可愛がったために(尾が短いと化けないと言って尻尾の長いネコを捨てたという話も)種として定着したのだと思われます。 また、この尻尾の尾の遺伝異常が強いと、尻尾が長い状態で生まれても骨が折りたたまれたように曲がりくねっているために狸の尻尾のように見え、結果尻尾が中途半端に短く「見える」こともあります。どちらも先天的なものです。
最近また外国種のネコとの混血が進んだため、尻尾の短いネコは逆に減りつつあります。ご覧になった「尻尾の異常に短いネコ」は、たいてい雉模様や白に雉の入った模様をしていたり、虎毛だったり、いわゆる昔ながらの「どらネコ」のような外見をしていたりしませんか?灰色っぽかったり白・黒以外で一色の毛色を持つ、外国種のネコとの混血とはっきりわかるネコの多くは長い尻尾をしているはずです。
もうずいぶん前に一度斜め読みしただけなので、詳しくは覚えておりませんが、この尻尾の長短のネコの遺伝子を全国的に調査した研究がありました。もしkamame_sさんがより詳しく知りたいのなら探してみてくださいね。