イタリアやスペインのようなわかりやすい日本でもよく知られている料理がなく、ひとことで説明できないからではないでしょうか。
また日本でのフランス料理は高くて量がほんのちょっとしかなくて、お上品で繊細な味付けですが、フランスの地方料理はもっと素材そのものをガツンと食べるかんじです。
地方都市の小さなホテル兼レストランに泊まって食べると、とても食べがいのあるそんな料理が味わえると思います。
食通の町としてはLyon、マスタードで有名なDijonなどがよく知られていますが、ミネラルウォーターのVolvicの産地でもあるオーベルニュ地方とかアルベールヴィルオリンピックの開かれたオートサヴォワと隣のサヴォワ(AnnecyやGrenobleなど)地方、ドイツ国境のアルザス地方などそれぞれ地方ごとに料理も違いますね。
上に上げた中ではオートサヴォワはどこで何を食べてもデリカテッセンのお惣菜もいちばん満足しました。
ちなみにパリのそこそこ高い店がいちばんピンとこないんじゃないでしょうか。
パリではひたすら中華ベトナム料理やモロッコ料理など日本では食べられないエスニック料理を食べるので、そういえばフランス料理はあまり食べないです。
日本人のイメージする高級フランス料理というのなら、トロワグロがあるロワンヌとかポール・ボキューズなどのリヨン周辺に行って一食2万円(もっと?)とか払うとおいしいものが食べられるんじゃないでしょうか。