地元の者ではないので想像です。
歴史的仮名遣いが関係しているのではないでしょうか。
たとえば、百人一首の字札を思い浮かべていただければよく分かるのですが、歴史的仮名遣いに濁点はありません。拗音や撥音の小さい「ょ」や「っ」も大きい字のままです。
つまり、各務村は仮名で「かかみ」と表記しても、「カガミ」と発音していたでしょう。
ところが、戦後の教育を受けて歴史的仮名遣いを知らない役場の職員が、「カカミ」を正式な読みとしてしまったのでしないでしょうか。
ついでに、「・・・原」は「・・・はら」と書いて「・・・ワラ」でしょう。
「カガミワラ」と読むのがもっとも自然な発音であり、昔の人はそう読んでいたといって差し支えないでしょう。
となりの滋賀県にある米原ですが、JRの駅名は「マイバラ」、高速道路は「マイハラ」(ジャンクション) の違いがあります。
自治体名は、昨年までは「マイハラ」町でしたが、合併により「マイバラ」市に改められました。かつての過ちを今ようやく改めたのですね。
私の近くでも昨年まで、上志比村というのがあり、地元民は「カミシイ」村としか言わなかったのですが、NHKは律儀に「カミシヒ」村と読んでいました。舌をかみそうですね。
#2さんも触れられているとおり、戦後になって定められた自治体名や道路公団の呼び名より、明治・大正期から受け継ぐ鉄道の駅名のほうが、より民意を反映していると思います。
お礼
ありがとうございます。 「かかみがはら」と「かがみがはら」だと 「かがみがはら」の方が発音しやすいですね。