ブラックバス以上に害をなす魚
外来魚や遺伝子破壊の問題について昔から疑問があります。
ブラックバスは昔から有害な外来魚であるとされていますが
私はこれに異論があります。
もちろんブラックバス自体も大きな問題であると思いますが
これよりも過激に生態系を崩している魚がいるのでは無いでしょうか?
もっとも生態系を崩している魚種はソウギョです。
ソウギョは水草を根こそぎ食べます。
アクアリウムに詳しい方なら簡単に判ると思いますが
水草は土壌を、フィルター以上に綺麗に保ち、また小魚の住処になります。
以前見た水草が沢山生えた池では異臭は全くせず、非常に清浄な水が満たされていました。
また、水草が繁茂していることで小魚や稚魚の生存の確率が高くなり狭いスペースでも魚は累代することが出来る。
ところがソウギョはこの貴重なスペースを奪ってしまいます。
ソウギョはコイ科という理由だけで放流されています。これは大きな問題だと思います。
連魚やアオウオそしてコイの放流も同様の問題があります。アオウオやコイは貝を好んで食べてしまいます。貝類も自然のフィルターの役割を持つことはもちろんですが、さらに日本在来のタナゴの産卵に大きな役割を持っています。これを過剰に放流すれば直ちに問題が出る。
コクレンはエビ類などの動物プランクトンを悪食しハクレンは植物プランクトンをくって動物プランクトンの生存権を破壊します。
また、ヘラブナの放流も大きな問題です。
ヘラブナは植物食傾向が強いとはいえ雑食です。在来のフナとの餌の取り合いが起りますし、稚魚の成長速度の違いから在来フナが稚魚のうちに食われます。釣り目的の放流は種の保全という観点からみればバス放流と同罪でしょう。
我々はブラックバスやアメリカナマズといったフィッシュイーターの害に目がいきがちですが、根本的な問題はそんな表層的なものでは無いと思います。
自然界に存在する餌の量は人が手を加えない限り一定であり、魚はそれを分配しているだけだからです。
よく考えてみればブラックバスが登場する以前から、日本にはシーバスやマス類やボラ類が遡上しフィッシュイーターは存在していました。ブラックバスが害を与えるのはそういった魚たちから餌を奪うことであり、日本固有のコイ科の魚に害を与えているとは言えないと思います。
コイ科に害を与えているのはコイ科の外来魚なのです。
なぜ、そのような当たり前のことが政府にも国民にも理解されず
生態系を無視した放流が行われるのでしょうか?
また、私などより有識な学者が公機関で働いているはずなのに
なぜ、「バスが生態系を崩している」という短絡的な論理が優先され
根本的な原因は改善されようとしないのでしょうか?
それがとても謎です。
お礼
あ!ありがとうございます!。 オオマリコケムシです! ちょっと記憶が曖昧になってまして 写真を見て思い出しましたが表面はパイナップルの ような模様がありました!。 中は中心から放射状に成長した感じの 離断面がありました。 ここ数年の疑問が解けました。 皆様ありがとうございました。